ハイエンド・ミニタワー!ついに第6世代Core i7(Skylake設計)搭載モデルが登場!
HP ENVY 750-180jpレビュー!水冷式構成にて紹介
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※2015年10月30日レビュー時点。供給状況により仕様変更の場合があるので、詳しくはHPサイトにて要確認。
※写真にある周辺機器は自前のもので、HPで注文したものではない。
ENVY 750-180jpの装備端子をチェックする
中・上級者向けであるハイエンド機のENVY 750シリーズでは、ENVY 750-180jpから第6世代Core i7搭載モデルとなり、インテル Z170 Express チップセットを採用している。(Skylake設計)。ついに新世代メモリ規格「DDR4」に対応 。Windows 10マシンとして登場することになった。マザーの規格が一新したこともあり、パフォーマンスがかなり向上。とくにSSD (PCI Express, M.2接続) が爆速だった。
CPUの冷却として、空冷式ファンと水冷式が選べるようになり、今回のENVY 750-180jpレビューでは水冷式で導入している。ハイエンドとしてはやや少なめであるが、500WのATX電源ユニット搭載している。
アルミのフロントパネルがある前面には端子を装備しておらず、光学ドライブがあるのみ。天井面に「USB3.0端子×2基、USB2.0端子×2基、ヘッドセット端子、SDカードスロット」を配置する。
背面では上部からATX電源、拡張スロット、排気ファン、オンボード端子の順番。今回はグラフィックカードにNVIDIA GeForce GTX 980Ti 6GB (GDDR5)を搭載しており、「デュアルリンク DVI-I ×1基、 HDMI ×1基、 DisplayPort×3基」のモニタ出力端子を実装する。しかも、4画面のマルチディスプレイ対応となっている。また、グラフィックカードに厚みがあるので2スロット分を占有している。
マザー直結のオンボード端子では、オーディオには、アナログオーディオ端子、USB3.0端子×2基と、USB2.0端子×4基、ギガビットイーサーLAN端子を装備している。オンボード端子のモニタ出力に「HDMI端子 × 2基」があるが、グラフィックカード面の端子を使うのでここはキャップで封印されている。
ちなみに、側面にMADE IN TOKYOのシールが貼られている。ENVY 750-180jpは東京生産。
MADE IN TOKYO(東京生産)のメリット 東京都昭島市のHP昭島工場で生産されている製品が、東京生産(MADE IN TOKYO)。HP製品のすべてではないが、多くのモデルが対象でありラベルで判断できる。 組み立てでは徹底したバーコード管理がされている。異なる部品の搭載、または搭載もれがあると、バーコード読み取りでエラーメッセージが表示され、次の工程に進めない。つまり、人為的生産ミスはほぼ無いらしい。 うんちく兄さんは、以前、HP昭島工場を見学してきたぞ。
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内部構造
今回の構成におけるENVY 750-180jpの内部構造。PCケースは同じだが、前モデルENVY 750-080jp(第4世代Core)からテンクロジーが一新しており、Skylake設計になっている。つまり第5世代Coreをスキップしていきなり第6世代Coreへ。MicroATXマザーボードが逆倒立配置されており、CPUが一番下に置かれている。
グラフィックカード、DDR4メモリスロット、CPUの配置の様子。
水冷式CPUクーラーの選択が可能
ENVY 750-180jpから、水冷式CPUクーラーの選択が可能となった。従来通り空冷式もあるが、静音化とさらに安定した冷却を求めるなら水冷式を選ぶといいだろう。好みにもよるだろうが、風切音よりも水流音のほうが心地よい。
CPU周りをみると、VRMが5フェーズだった。この手の機種では平均的な数だろう。また、耐久性のある固体コンデンサが使われている。
NVIDIA GeForce GTX 980Ti 6GB (GDDR5)
グラフィックカードには、NVIDIA GeForce GTX 980Ti を搭載した構成である。
使えるPCI Expressスロットは、PCI Express × 1が1スロット。その後ろにオプションの無線LANカード(IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 4.0)が搭載できる。また、グラフィックカードの下に、M.2 x 2スロットが隠れている。
メモリ
32GB(8GB×4枚) PC4-17000 (2133MHz) メモリを搭載した様子。永らくDDR3メモリの時代が続いたが、ついに新世代メモリ規格「DDR4」に対応 。DDR3のPC3-12800 (1600MHz)よりも1.3倍(理論値)の高速化しているという。
500WのATX電源ユニット搭載
市販と同じATX規格の電源ユニットを搭載しており、総容量500Wを採用している。+12Vは4系統もあり合計のMAXは420W。
消費電力チェック
今回の構成における、ENVY 750-180jpの消費電力をチェックした。待機時(アイドル時)では40Wあたりで、CPUをMAX稼働するCINEBENCH R10のレンダリングでは110Wほどの消費だった。
本格ゲームのベンチマーク中での、消費電力。だいたい250W前後が多く、低い時は200Wあたりでピーク時には300Wあたり。
スペック
インテル Core i7-6700K および、NVIDIA GeForce GTX 980Ti のスペック詳細。
今回、ストレージ構成は、「256GB SSD (PCI Express, M.2接続) + 1TB HDD (SATA, 7200回転) × 2台」だが、PCI Express, M.2接続のSSDがとんでもなく爆速だった。※SSDとHDDの採用製品は画像に記載しておいたが、供給状況で採用されるベンダーは異なると思われる。あくまでこの実機における調査。
レンダリング速度比較
3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮され、レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできる。なお、搭載GPU(グラフィックス)の影響はほとんどない。 レンダリング 処理時間⇒ 26秒 比較参考データ(過去レビューのデスクトップPC)
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本格ゲームのベンチマークテスト
2009年に登場した対戦型格闘ゲーム(PC版)。3D描写だがゲーム操作は2D。登場当時はそれなりにスペックが要求されたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっている。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしている。このゲームはCPUの影響もわりと受けるため、GPUとCPUの総合パフォーマンスでチェックした方がいい。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 657.63RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 1280×720 ウィンドウ表示 AVERAGE FPS 631.24RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 ※比較参考データ 1280×720 ウィンドウ表示(当時において、ミドルレンジ以上のGPUを搭載したデスクトップPC)
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Windows版が2013年9月に発売した「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」のベンチマークテスト。登場するキャラクター達が活躍するストーリーが再生される。本格ゲームとしては、比較的ライトな負荷。 1920×1080 / 最高品質 / ウィンドウ 【すごく快適 / スコア:18870】 |
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2013年3月にPC版が発売。最大2560×1600もの高解像度が設定可能なゲーム。PC版では家庭ゲーム機用よりも大量の敵が登場する「ザ・マーセナリーズ アンリミテッド」を収録。テストではグラフィック設定をデフォルトのままで行っている。 1920×1080 フルスクリーン表示 SCORE = 20073 |
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2009年にPC版が登場したRPG。RPGなのでアクションゲームほどリアルタイムの処理にシビアではないが、最大70体による集団バトルが展開するなど、RPGにしては高負荷なゲーム。DirectX 10で実施。 1920×1080 フルスクリーン表示 AVERAGE FPS 362.28 |
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2013年8月に正式サービス開始したオンラインゲームMMORPG。不評だった旧版ファイナルファンタジーXIVを根本的に開発しなおし、大幅な変更が加えられた新バージョン。 1920×1080 最高品質 フルスクリーンモード SCORE = 19593 |
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2015年6月発売。 新マップ、新ジョブ、新種族などが追加された新バージョン 。ベンチマークはDX11でチェック。 1920×1080 最高品質 フルスクリーンモード SCORE = 15015 |
ベンチマーク結果から、フルHD(1920 × 1080)の高品質設定で遊べるゲームが多いと思われる。ENVY 750-180jpのレビューは以上。詳しくはHPサイトにて!キャンペーンを活用してお得に購入しよう。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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