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1台での8役!5つの加圧調理と、3つの無加圧調理をこなす
Shop Japan 電気圧力なべ!クッキングプロ レビュー
- クッキングプロ(形式 SC-30SA-J03)の概要とデザイン
- クッキングプロで調理実践~肉じゃが、炊飯
Shop Japanの電気圧力なべ、クッキングプロ(形式 SC-30SA-J03 / 2019年モデル)をレビュー紹介する。材料を入れてボタンを押すだけで、加圧の「基本加圧調理、炊飯、無水調理、蒸し、温め直し」、そして無加圧の「煮込み、炒め、スロー調理」をこなす。1台での8役の電気圧力なべである。揚げ物以外、ほとんどの基本調理が可能!ガス調理との並行調理や、学生や単身赴任の一人暮らし向けにマルチ調理器として使える。数多ある電気圧力なべの中でも格安販売されているモデルで、これが「どれくらいのことができるのか?」を、当レビューの主旨にしたい。
ちなみに、 2015年11月~2019年6月までのシリーズ累計出荷数では、全世界90万台突破したという。「スロー調理」と「炒め機能」は前モデルから追加された新機能だという。
気になったらチェック! :2020年1月時点でのレビューとなる。仕様に変更があった場合はご容赦を。
ショップジャパンのサイトによれば、「2018年度電気圧力鍋 市場売上金額No.1」とある。※電気圧力鍋国内市場2018年度メーカー出荷金額ベース シリーズ製品合算値(株)矢野経済研究所調べ(2019年9月時点)より
基本情報とまとめ
電気圧力なべのクッキングプロを使うに当たり、最優先情報と思われるのは、「圧力調理(加圧)の時間」を全体の調理時間と勘違いしないことだ。加圧調理の時間ばかりがピンポイントにされて、ものすごい調理時短と間違える。加圧調理の前に「予熱時間」、加圧後の「自然減圧の時間」が加わるため、トータル調理時間は思うほど短くはない。タイマー表示も加圧時間だけなので、なおさら勘違いしやすい。※なお、圧力の状態は「圧力表示ピン」で確認できる
予熱と減圧の時間はケース・バイ・ケースなので、結果的にトータルの調理時間を言及できない。とくに予熱の場合、水の代わりにお湯を使うとか、食材は冷えたままでなく常温にしておけば、予熱時間を短縮できる。
加圧調理後、フタを開けるためには自然減圧を待たねばならない。「圧力表示ピン」が下がるのを待つわけだが、これも完了するタイミングが予測できない。そこでマニュアルによれば、加圧完了後、10分以上経過していれば手動で減圧して時間短縮しても構わないとしている。やむを得ないときの対応として。
以上のことを事前に理解しておけば、クッキングプロという製品の理解は早い。当サイトでは、デジタル表示される設定時間内の圧力のことを、「加圧」という表現にしている。
クッキングプロの仕様
- インバータ(50/60Hz)、消費電力700W、内部圧力:30-50kPa
- 寸法:幅 285mm ×奥行き 273mm × 高さ 295mm
- 質量:約3.6kg
※当方の測量では3.402g(フタのみ926g、鍋のみ358g) ※公称は付属品を入れてか? - 鍋の調理容量 2.4リットル ※満水容量では3.2リットル ※炊飯釜としては5合炊き
- 通販番組によれば、電気代がカレー6人分調理で約8円(27円/KWhで計算)
メリット
- ガス式のような火力調整は不要。吹きこぼれや焦げ付きがないので安心。基本ほったらかしOK。
- 蒸気の吹き出る音がほとんどなく非常に静か。 ※無加圧や強制減圧のときは除く。
- タイマー調整で、調理を開始したい時間をセットできる。
- 加圧なので短時間で味を染み込ませられる。炊飯では事前の浸水が不要!
- 基本的な加圧調理、炊飯、無水調理、蒸し、温め直し、煮込み、炒め、スロー調理ができるので(1台8役なので)、調理器具をあまり持たない単身赴任や学生の一人暮らしにも良い。
- 1台8役なので、複数の調理器具で場所を取ることがない。
- 自炊のできるコテージに泊まった時など、レジャーに便利。(コンセントがあれば)
- ガス調理をしながら並行して電気圧力鍋を使い、調理時間を短縮。
実際使ってみて感じたデメリット
- 初回は指南となるレシピが必須:
料理にあわせてメニューボタンを押し、時間を確認してスタートするだけの簡単操作であるが、いかんせん、何分に設定すればいいのか分からない。初期設定の時間も基準が不明。つまりレシピが必須となる。 - 加圧調理だけの時間表示は必要なのか??
LED表示される時間およびカウントは、加圧調理の時間だけであり、予熱と減圧の時間が読めない。つまりトータルの調理時間が分からない。タイマーを使うときも調理完了時間がわからない(食べられる時間が分からない) - 揚げ物はできない。(おそらく、家庭用電気圧力鍋では禁止されているのでは??)
- カレーやシチューのルーを入れた状態での加圧調理はできない(圧力鍋の共通事項か?) ※調理完了時間に関しては経験を積んで各々がデータを取れば解決する。使い始めのデリットとしておく。
コントロールパネル
クッキングプロのコントロールパネル。調理ボタンがシンプルに配置されている。
加圧調理ではメニューボタンでジャンルを選び、各メニューごとの調理時間(初期設定)が表示されるので、必要に合わせて時間設定ボタンで調節する。無加圧調理では、約72℃の低温で煮込む「スロー調理」、フタを開けたまま調理する「煮込み・炒め」がある。
タイマーボタンでは調理開始時間を設定できる。最大12時間後までで、10分単位で設定できる。なお、調理完了時間ではないので要注意。温め直し(1分)、煮込み炒め(3分)の機能にはタイマーは使えない。※そもそも使う必要性もない。
メニューボタン(加圧調理)
シチュー/スープ、ごはん、魚・野菜、肉・豆・・・・などの5項目の加圧調理。各メニューで「初期設定の調理時間」が決められているが、最小1分から1分単位で変更が可能(長押しすると早く動く)。そして最大時間は各メニューごとに決められている。これらは加圧調理なのでバルブは「圧力」の位置にしておく。
バルブの「圧力」=蒸気密閉
このLED表示される設定時間は「加圧時間」のみである。加圧調理のカウントが始まるまでの「予熱時間」、 加圧後の「減圧時間」が含まれていない。予熱と減圧の状況は圧力表示ピンでアナログ的に判断するため、結局、トータルの調理時間が把握できない。つまり、加圧時間がカウントされていくことに大した重要性はない。トータルの調理時間に関しては、一度トライして自分自身でデータを取るしかない。
取説には、以下のように「初期設定の加圧時間」、「設定可能な最大時間」が開示されている。しかし結局のところ、「どれくらいの量の場合、どれくらいの時間が必要なのか」・・・コントロールパネルとにらめっこしていても分からない。コツをつかむまで、しばらくは付属のレシピ集を見ながらの調理になるだろう。
ボタン (全5項目) |
料理のジャンル | メニュー例 | 初期設定の 加圧時間 |
設定可能 (最大) |
シチュー/スープ | 煮込み料理 | カレー、おでん、ポトフ | 5 分 | 120 分 |
ごはん | 米料理 | 赤飯、おかゆ、ピラフ | 6 分 | 40 分 |
魚・野菜 | 魚料理、蒸し料理 | さばの味噌煮、温野菜 | 20 分 | 60 分 |
肉・豆 | 肉・豆料理 | 豚の角煮、 ローストビーフ、黒豆 |
15 分 | 60 分 |
パスタ | パスタ料理 | スパゲティ、ペンネ | 1 分 | 15 分 |
保温
加圧調理完了後は、ピッピッピッ・・と5回鳴る。 調理完了後に保温モードへ切り替わる(保温ランプが点灯)。最大3時間の保温だがボタンでキャンセルも可能。
加圧時間目安
取説には料理のレシピ以外に、食材ごとの加圧時間目安が書かれている。ここに0分というのがあり、何かと思ったが、予熱のみで火が通るという意味だった。なお、「季節よって食材の水分量が違うのであくまで目安」と言っている。
加圧調理のポイント
- 無水調理のコツとして、水分の多い野菜(トマト、玉ねぎ、セロリ、ナスなど)を使う。
葉物野菜は洗った後に水気を切らない。 - 熱の入り方が揃うように、食材のカットを均一にする
- 加圧で素材から水分が出やすくなるので、「水は少なめ、調味料は濃い目」がいい
- 水の代わりにお湯、食材は冷えておらず常温にしておけば、加圧調理前の予熱時間を短縮できる
ごはん
「ごはん」では、初期設定の加圧時間が6分になっている。これは2合のときの目安であり、3~5合では時間設定が必要になる。加圧時間の目安は以下の通り。ちなみに、加圧なので米の浸水が不要。鍋が傷つくので、米研ぎではこの圧力鍋を使わないように2合 | 3合 | 4合 | 5合 |
6分 | 8分 | 10分 | 12分 |
2合なら初期設定のまま | 3~5合だと、手動で時間設定が必要 |
蒸す(魚・野菜ボタン)
別売りの蒸しプレートを使い、鍋のMIN線まで水を入れ、魚・野菜ボタンを押す。初期設定は20分だが、何を基準にしているのかは不明。初期設定時間 | 手動設定および目安 |
20分 | キャベツ1/2→3分、かぼちゃ1/4→1分、 じゃがいも6個→4分、とうもろこし→2分、 |
温め直し
メニューボタンからジャンルを選び、温め直しボタンを押す。「1分間の加圧」して温め直すことができる。バルブは「圧力」の位置で。
無加圧調理
無加圧調理ではフタを開けての調理、または蓋をした場合はバルブを「排出」位置にした状態での調理となる。無加圧調理といっても、平たく言えば普通のIH調理器みたいなもの。
スロー調理(無加圧)
約72℃の低温で煮込む調理。加圧ではないので、バルブを「排出」の位置に切り替えておく。水分が減っていく調理になるので適宜に確認が必要。時間に関しては以下の通り。初期設定時間 | 手動設定 |
30分 | 30分単位ごとの設定が可能。最大12時間。 |
煮込み・炒め(無加圧)
フタを開けた状態での調理となる。煮込むか炒めるかの調理。調理時間は3分で固定されており、完了時は9回の電子音が鳴る。(動作中は左2桁のゼロがぐるぐる回っている)。それ以上続けたい場合は、キャンセルボタンを押してから「煮込み・炒めボタン」で再開する。若干不便な気がするが、誤って押した場合に鍋を保護するための対策なのだろう。
クッキングプロ使用上の注意事項~まとめ
- 鍋が傷つくので(コーティングが剥げるので)、金属の調理器具を使わない。鍋の中で米を研がない。硬い食材の取り扱いにも注意。
- フタは確実に閉めること。
- 本体の内側に食材が紛れると故障や火災の原因になるので要注意。
- 炊きあがったご飯は、早めに別容器へ移すこと(鍋に固くこびりつく)。
- 皮付き肉は調理前に穴を開けておくこと(加圧で皮が膨張し危険)。
- 具材と水の総量で、MIN線とMAX線を守る。
- 揚げ物禁止、重曹など発泡するもの禁止。
- カレーやシチューのルウなど粘り気の強いものを入れて加圧調理しない(具材のみ加圧すること)。
- 加圧中(圧力表示ピンが上がっている状態)では、いじると熱い蒸気がでるため、バルブや圧力表示ピンに触れない、覗き込まない、フタを開けない。※通常の加圧調理では蒸気はほとんど出ない。バルブの手動開放時のみ出る。
クッキングプロ製品梱包と付属品
まず梱包の様子。今回はシルバーのモデル。新色レッドのカラーバリエーションは2019年11月8日に販売開始されたらしい。
コントロールパネルなど光沢面に貼られている保護シートを剥がす。
電源コードは15A/125V仕様で、電気ポットによくあるマグネットプラグのタイプ。
長さは1.2mほど。
フタを開けると包装された鍋があり、その中にシャモジ・計量カップ・お手入れ用ピンが入っている。
シャモジは結構コンパクトサイズ。長さだけで言えばレンゲくらい。フラットではなく湾曲しているので、当方ではすし飯を作る時、酢の微調整とかに活用している。
ちなみに、シャモジと計量カップの材質は「ポリプロピレン」で、耐熱温度は100℃となっている。
要点だけをまとめた「かんたん使い方ガイド」と、圧力表示ピンについて重要事項が書かれたペラ。
冒頭で説明したことが書かれている。セールスコピーやレシピでは加圧調理中の時間しか言及されておらず、予熱と減圧の時間が加算されていない。このペラで書かれていることは、トータルの調理時間はもっと掛かるということ。減圧(圧力表示ピンの下がり)をもう待てないと思ったら、「加圧調理完了後10分経過でOK」と言っている。その場合、バルブを開いて排出する。
取り扱い説明書とレシピが一冊でまとめられている。左開きが取説、右開きがレシピ集。
取り扱い説明書とレシピは、このような調子で掲載されている。レシピに載っている料理は、「豚の角煮、肉じゃが、いわしのまるごと甘露煮、無水カレー、おでん、黒豆煮、あさりとキャベツのスープペンネ、茶碗蒸し、ぜんざい」
以上が標準の梱包内容。なお、オプション販売されている「専用シリコン落し蓋、専用蒸しプレート、おまかせレシピ100(クッキング本)」は、後に紹介する。
ステンレス外装のデザインと、その構造
クッキングプロの正面デザイン。15mmほど隆起したコントロールパネル。
周囲はステンレスの外装となっている。
鍋の取っ手がある左右側面。
鍋のフタをツイストして開閉、ロックする機構。シールでその位置を示しているが、実際の調理では必ずしもこれが見える位置にいるとは限らないので、不便でわかりにくい。
しばらく使ってみたところ、位置合わせは「つゆ受けのある突起部」を目印にするようになった。
背面では「つゆ受けのある突起部」がある。
つゆ受け。調理中にポタポタ垂れるのかと思ったが違かった。フタの開閉時に落ちるツユを集めるものなので、そう頻繁に掃除するものではなかった。
その下にはクッキングプロの仕様ラベル。形式はSC-30SA-J03。50/60Hzのインバーター仕様なので日本全国で使える。定格消費電力は700W、内部圧力:30-50kPa。日本規格Sマークを取得しており安全性認証済み。
容量3.2リットルとあるが、それは鍋の満水容量を指す。鍋のMAX線までの容量(食材が入る容量最大)を調べたら2.4リットルであった。
個人的にはつゆ受けの突起部をフタ開閉およびロックの目印にしている。フタ側の突起がつゆ受けにあるときはロック解除されているとき。フタをツイストして、フタの突起がつゆ受けから離れるとフタはロックされている。
底面
底面に通気口がある。
意外と構造はシンプルで基板も小さい。ファンとかは内蔵されていないので、風切り音はないしホコリを吸うこともない。
フタ
圧力切り替えバルブと、圧力表示ピンを載せたフタ。フタだけの重量は926gであった。
圧力切り替えバルブの隣に、赤色の圧力表示ピンがある。
バルブでは長い方のツマミを持って、「圧力」と「排出」の切り替えを行う。表示がレリーフ状で同化しているので、高齢者はちょっと見えづらいかもしれない。(旧モデルはもっと分かりにくかったので、その点、改善されてはいるようだ)
「圧力」では蒸気を密閉して加圧調理を行う。「排出」では蒸気を逃がす状態でスロー調理(無加圧)を行う。また加圧調理後の減圧時間を待てないとき、強制排出に使う(蒸気に注意)。
バルブは洋裁のスナップボタンみたいな機構ではめられている。無論、加圧中に鷲掴みでバルブを引き抜くなど、大火傷するので厳禁である。ちなみに、周囲にガードがあるのは鷲掴みしづらくしているのかもしれない。
圧力表示ピン。未使用時、または加圧調理のカウントが始まるまでの「予熱中」はピンが下がっている。加圧調理後、内部で圧力が残っている間はピンが上がっている。ピンが上がっているときはフタを開けてはいけない。
通常の加圧調理ではピンが自然に下がるまで(減圧まで)待つが、やむを得ない場合や待てない場合は、バルブを「排出」にして強制減圧することも可能。マニュアルでは、加圧完了後(LED表示がEnd)10分以上経過していればOKとしている。強制減圧では熱い蒸気が出て危険なので、取り扱い説明書をよく読むように。
マニュアルでは、予熱中の目安時間を10~30分としている。減圧時間は10~30分。つまり、調理時間は、「予熱時間 + 加圧時間 + 減圧時間」なので、各々で調理時間のデータを取らなければならない。
蓋の裏側を見ると、端に「ふたロック用」のラッチが付いている。
そしてアルミ製の内ぶたが付いている。
内ぶたの表と裏。つまみが付いているほうが表(つまり外側)。取説によれば、内ぶたを変形させてしまうと「圧力がかからなくなる」という。
シリコンの内ぶたパッキン。内ぶた中央の軸受部分にもパッキンが装着されている。
内ぶたを外したときのフタ裏側。
バルブのノズル。カスが詰まると蒸気が排出できなくなるので、付属の「お手入れ用ピン」で掃除する。
お手入れ用ピンと、そのブラシ面。
鍋~炊飯釜としては5合炊きサイズ
鍋の満水容量では3.2リットルだが、調理できる最大容量は 2.4リットル。
内径18センチほど、ドーム状なので底の方は14センチくらいになる。炊飯釜としては5合炊き。
鍋、内蓋、内蓋パッキンでは「食器洗浄機の使用が可能」と書かれている。
本体の内側に食材が紛れると故障や火災の原因になるので要注意!
IH炊飯器と同じ構造。
あったら便利な、クッキングプロの別売りオプション
オプション販売されている「専用蒸しプレート、専用シリコン落し蓋、おまかせレシピ100(クッキング本)」を紹介する。
専用蒸しプレート
専用蒸しプレートの材質はステンレス。内径は15センチほど。
鍋のコーティングを傷つけないか心配であったが、スタンドの先端は丸みを帯びている。叩きつけなければ大丈夫そうだが、念の為、キャベツの葉とか下に敷いたら安心かも。
専用蒸しプレートを鍋底に設置した様子。水は「MiN線より上、プレートよりも下」というのがポイント。
つまみがないので取り出しはどうなのか・・と思ったが、手を差し込めるくらいのスペースはある。
専用シリコン落し蓋
耐熱性に優れた「専用シリコン落し蓋」。耐熱温度210℃、耐冷温度-20℃とある。直径は165mmほど。アク取りや調理器具の滑り止め、キャップオープナー(瓶の蓋を開けるための滑り止め)にも使える。
波状に並んだ突起がアクをキャッチする。菜箸を通し持ち上げるための穴も開けられている。
通し穴で王冠およびKINGという文字が描かれている。イギリスの電気圧力鍋「プレッシャーキングプロ」(Pressure King Pro)がベースだからか?
落し蓋およびアク取りでは、波状の突起面を下にする(料理に触れる面)。実際アク取りをしてみたが、ちょっと取れる量が微妙な感じ。自分はお玉で「がっつりすくい取る派」である。
アクの多く出るアラ汁で実験。これだけアクの出る料理ではごっそり取れるが、専用シリコン落し蓋を洗う手間を考えると、はたして便利というべきなのかわからなくなる。
調理器具の滑り止め、およびキャップオープナーとして使ったときの様子。
おまかせレシピ100(クッキング本)
豊富なメニューが掲載された、おまかせレシピ100(クッキング本)。100品以上掲載されているうえ、クッキングプロ本機の操作手順もわかりやすくまとめてある。現状、クッキングプロのデメリットとして、レシピがないと何分の加圧時間が必要か分からない。そのため、最初から失敗したくない慎重派ユーザーならこのレシピ本が必須といえる。
先述したが、取説と兼用となっているレシピ集に載っている料理は、「豚の角煮、肉じゃが、いわしのまるごと甘露煮、無水カレー、おでん、黒豆煮、あさりとキャベツのスープペンネ、茶碗蒸し、ぜんざい」しかない。
気になったらチェック! :Shop Japan 電気圧力なべ!「クッキングプロ」 レビュー項目
- クッキングプロ(形式 SC-30SA-J03)の概要とデザイン
- クッキングプロで調理実践~肉じゃが、炊飯