SandyBridgeのビジネスノート!DELL Vostro 3550レビュー。非光沢15.6インチ液晶ノート。法人だけでなく個人ユーザーも購入できるので検討あれ。今回のレビューではAMD Radeon HD 6630Mを搭載して、AMD Switchable Graphicsテクノロジーも紹介します。
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非光沢液晶の15.6インチ・ビジネスノート、Vostro 3550
2011年3月に発売したDELLのVostro 3550をレビューします。15.6インチワイド非光沢液晶を搭載。低価格で購入できる「スタンダード・ビジネスノート」ってところです。
プラットフォームはHM67 Expressチップセットを採用した、Sandy Bridge設計です。
現在、DELL個人向けモデルでは非光沢画面のノートが皆無となっており、映像娯楽向けの光沢液晶がほとんどです。そのため、長時間向かい合うビジネスメイン・ユーザーは非光沢画面のVostroシリーズが適しています。また、個人向けモデルではほとんど姿を消した34 mm ExpressCard スロットを搭載していますので、ノートの拡張性にも優れます。そしてUSB3.0端子装備なので、高速バックアップも可能です。
Vostro 3550は法人モデルですが、実は個人が注文しても購入できます。購入では、法人名を個人名で注文するだけです。ただし、法人モデルはPCリサイクル料は含まれません。処分の時は個人向け製品と違って料金がかかるのでご注意ださい。
これからレビューしていくVostro 3550の情報は2011年10月時点および、レビュー実機についてです。写真撮影は9月に行いました。DELLパソコンはカスタマイズPCという特性上、購入時期によって仕様や構成の変更もありえます。ご理解の上、参考になさってください。
今回レビューするVostro 3550実機の構成は以下の通り。
製品画像 | 今回レビューしているDELL Vostro 3550の構成 |
|
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED非光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i7-2620M (2.7GHz, 4MB キャッシュ) ※クロック数最大3.4GHz |
7.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.9 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス 3000 【 グラフィックスのスコアはこちら側 】 ↑ (AMD Switchable Graphicsテクノロジー よる自動切替) ↓ AMD Radeon HD6630M/1GB |
5.7 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.5 | |
プライマリ ハードディスク |
500GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
今回レビューするVostro 3550にはCore i7-2620Mを搭載。Core i7といえば4コアがメジャーですが、こちらは2コアのタイプ。HTテクノロジーで4スレッド動作します。最大3.4GHzなのでかなりの高クロック。
グラフィックにはAMD Radeon HD 6630M/1GB 搭載しています。
AMD Switchable Graphicsテクノロジーが採用されており、普段はインテル HDグラフィックス 3000 で動作しますが、電力に余裕があり、高グラフィック処理が必要なときにはAMD Radeon HD 6630Mが機能します。つまり、「低消費電力か、高度な処理か」自動で切り替わる機能を備えています。
Core i7-2620Mのスペック。
グラフィックをチェック(AMD Radeon HD 6630Mのスペック詳細)
AMD Radeon HD 6630Mのスペック詳細。シェーダー数は480基。
この手のビジネスノートに単体GPUの必要性があるのか懐疑的ですが、高度なグラフィックを多用したプレゼン等があるなら搭載しておいたほうがいいでしょう。
こちらはCPUに統合されている「インテル HDグラフィックス 3000 」のスペック。
省エネモードのときに使用されるグラフィックです。AMD Radeon HD 6630Mよりも能力は落ちますが、地デジやブルーレイなどの高精細コンテンツを軽くこなせる性能です。
一般的なテキストベースのビジネス用では、AMD Radeon HD 6630Mの出番はないかもしれませんね。
AMD Radeonのコントロールセンターを開くと、切り替え可能なグラフィックが確認できます。ハイパフォーマンスなら電力を食いますがAMD Radeon HD 6630Mが稼動します。省電力なら、インテル HDグラフィックス 3000が可能。
AMDのライバルであるGPUメーカー「NVIDIA」では、GeForceシリーズにて同じことをやっています。そちらはOptimusテクノロジーといいます。インテルがHDグラフィックスでGPUの分野に入り込んできたので、共存を持ちかけているのでしょう。
強制的にHDグラフィックスを排除したら、「じゃあ、AMDやNVIDIAのGPUは電気食うからいらない」なんて言われかねないですからね。
CINEBENCH R10にてCPU性能をチェック
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分15秒 スコア⇒11675 |
|
OpenGLベンチマーク | スコア⇒3869 |
今回のVostro 3550では「処理時間⇒1分15秒」でした。かなり早いですね。
一応、比較素材として、いくつかのPCの例をあげておきます。
まずはCore i3-2310M搭載ノートにて、
製品画像 |
|
|
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i3-2310M (2.1GHz, 3MB キャッシュ) ※ターボブーストなし |
6.4 |
メモリ | 2GB (2GBx1) DDR3-SDRAMメモリ | 5.5 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス 3000 | 4.5 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.1 | |
プライマリ ハードディスク |
320GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分56秒 スコア⇒7572 |
|
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒4126 |
Core i3-2310M(2.1GHz)搭載ノートでは、処理時間⇒1分56秒。
製品画像 | Vostro 3750の構成 |
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OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 17.3インチ WLED非光沢液晶(1600 × 600) | |
プロセッサ | インテル Core i5-2520M (2.5GHz, 3MB キャッシュ) ※クロック数最大3.2GHz |
6.9 |
メモリ | 3GB DDR3-SDRAMメモリ | 5.5 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス 3000 | 4.6 |
ゲーム用 グラフィックス |
5.9 | |
プライマリ ハードディスク |
320GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分22秒 スコア⇒10777 |
|
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒5510 |
Core i5-2520M搭載ノートでは処理時間⇒1分22秒。
製品画像 | DELL Studio XPS 16終了(2009年~2010年) |
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OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶(1600x900) | |
プロセッサ | インテル Core 2 Duo P8700 (2.53GHz, 3MB L2キャッシュ) |
6.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 6.1 |
グラフィックス | ATI Mobility RADEON HD 4670 1GB | 6.7 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.7 | |
プライマリ ハードディスク |
500GB SATA HDD(5400回転) | 5.8 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒2分33秒 スコア⇒5758 |
|
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒6321 |
古くなりますが、Core 2 Duo P8700搭載のStudio XPS 16(2009年~2010年)では、処理時間⇒2分33秒。当時の上級モデルでもこんなもんだったんですね。
ちょっと自慢できる高級感!アルミ素材天板
天板はプラスチック(ポリカーボネート)ではなく、アルミ素材。しっかりとした金属質が高級感を醸し出しています。プラの天板よりも指紋が付きにくく、パソ兄さんのお気に入りタイプです。このカラーは、アバディーンシルバー。
ほかにもカラバリがあり、レビュー時点では、「ブリスベンブロンズ、ルーセンスレッド」のラインナップが確認できました。
中央にあるDELLロゴもしっかりした演出です。メッキされたロゴマークが埋め込まれたような構造。
標準は6セルバッテリーですが、今回は9セルバッテリーを搭載したVostro 3550でレビューしています。9セルだとお尻が突き出す形状になります。
ヒンジ(蝶番)は強固なメタルヒンジで、安定したディスプレイの開閉。
ディスプレイを開くと、このようになります。
ディスプレイは最大ここまで開きます。通常の使用ではここまで開く必要はありません。
アルミ素材はディスプレイ側面まで回り込んでいます。
液晶モニタの解像度は1366×768。エントリー向け15.6インチワイドノートに多い解像度です。
1366×768の表示領域は、Yahoo!JapanのTopページを2つ並べられるほどのものではありません。
幅375.4 mm × 厚み30.4 mm~34.8 mm × 奥行260.2 mm。
最小重量: 2.47 kg(6セルバッテリ搭載時) 。持ち運んでも無理のないサイズでしょう。
ディスプレイ上部にWebカメラを内蔵。
Webカメラ起動中はLEDライトで点灯します。Webカメラ左右に、デュアル・マイクとして2つのデジタル・マイクが内蔵してあるので、高品質な音声で拾います。
こちらは65WのACアダプタ。わりとコンパクトなので持ち運びにも困らない。
??今回、AMD Radeon HD 6630Mを搭載しているので、本来、90Wアダプタが付属するはずですが・・・?。今回、知り合いからVostro 3550を借りてきたのですが、どうやら違うDELLノートのACアダプタをよこしやがったようです。(怒!!)
インテル HDグラフィックスで注文した場合は、この65WのACアダプタになります。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
次は、Vostro 3550が装備する端子(インターフェース類)
Vostro 3550のレビューリスト |
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