左側面の端子の解説をします。
1.電源アダプタを接続
▲電源アダプタを使用しているところ。バッテリーを装着していなくても、電源アダプタを差し込んでいれば、パソコンを使うことができます。
▲一般的なノートの電源アダプタより小型なのが印象的。消費電力が少ないことが伺えます。
2.VGA端子
ノートパソコンから外部の液晶モニタへ出力できます。画面サイズの小さいノートでも大画面で表示することが可能になります。アナログ接続になるため信号の経由は「デジタル信号→アナログ変換→デジタル信号」となり、もとのデジタル信号のままの出力になりません。デジタル接続のDVIやHDMI、Display Portよりも画質が劣ります。
3.LAN端子
インターネット接続、PC同士をネットワーク接続するポートです。このモデルは「100BASE-TX」で、Fast Ethernetと呼ばれる有線LANです。通信速度が100Mbps(1秒間に12.5MB)で、カテゴリ5というLANケーブルが必要です。
4.USB端子
▲USBメモリーキーを使用してみる
外付けドライブやマウス、プリンターなど多くの周辺機器とつなぐことのできる端子です。単純にUSBと呼ばれていますが規格はUSB2.0で、480Mbps(1秒間に60MBの転送速度)と高速。。旧規格であるUSB1.1と互換性を持ちます。
パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。
当然速度を出すには、つなぐ周辺機器がUSB2.0仕様でなければなりませんが、今売られている物はほとんどUSB2.0仕様です。昔のUSB1.1仕様の周辺機器をつなげたら速度はUSB1.1のままです。
5.HDMI端子
▲HDMIケーブルで液晶テレビと接続。最近のテレビはパソコン用の液晶モニタと違いがなくなってきました。
デジタル端子の「DVI」をベースに設計された規格。ノートパソコンから外部の液晶モニタへデジタル出力できます。1本のケーブルで映像・音声・著作権保護の制御信号を転送することができます。最近、HDMI端子搭載のPCが増えてきましたが、HDMIが本領発揮するのは、ブルーレイ・ドライブを搭載したパソコンでしょう。
6.IEEE1394 端子
ビデオカメラとの接続は、このIEEE1394であることが多く、パソコンとつなぐなら必要になる端子です。オーディオ業界で呼ばれる「DV端子」、Apple社が呼ぶ「Firewire」、ソニーが呼ぶ「i.Link」はこのIEEE1394と同じです。
転送速度は400Mbps(1秒間に50MB)で、数値上ではUSB2.0よりも若干遅くなります。しかし、USB2.0とは違いCPUに負担をかけずに転送できるため、実効速度は同じくらいです。
パソコンの電源が入ったまま、ケーブルを抜き差しできる「ホットプラグ」に対応しています。
搭載しているのは4ピンのIEEE1394。6ピンと互換性がありますが、この端子からの電源の供給はできません。
|