納得パソコン購入術!パソ兄さんは、DELL(デル)購入ガイド DELL Studio XPS 13 レビュー
Hybrid SLIで2つのグラフィックを組み合わせることができる、ハイパフォーマンスの13.3インチモバイルノート。素材にもこだわりあり!
 

DELLのモバイルノート、Studio XPS 13 レビュー

Studio XPS 13のレビュー内容

Studio XPS 13動画ギャラリー

2007〜2009年初めごろまで人気だったDELLの高性能モバイルノートに「XPS M1330」というのがありましたが、その待望の後継機種「Studio XPS 13」が登場しました。
今回はそのStudio XPS 13をじっくりレビューします。細部のレビューはこの後に続くページで紹介しますが、とりあえずStudio XPS 13の注目ポイントにスポットをあててみましょう。

Studio XPS 13パソコン購入ガイド
なお、DELL Studio XPS 13はすでに販売終了です。

13.3インチワイドノート、Studio XPS 13の概要!

デュアルコアのCore 2 Duo搭載可能モデルですが、Core 2 Duoは2006年に登場してから随分経つので「目新しくない」と思うかもしれません。「デュアルコアとは2つの頭脳で〜」という解説を聞き飽きた人もいるでしょう。すでに低価格ノートでも当たり前のように搭載していますし、デスクトップではクアッドコア・マシンが購入しやすくなっているので、なおさらです。

しかし、同じCore 2 Duoでも、最新45nmという設計上の微細化によるスペックアップやCore 2 Duo 「Pシリーズ」のように従来の「Tシリーズ」よりも省エネなタイプが登場しています。ですから、初期のCore 2 Duoとは違うことを理解しておきましょう。

次世代メモリDDR3を採用!
Studio XPS 13のメモリは、次世代規格のDDR3-SDRAMを採用。 DDR3は、理論上DDR2の2倍のデータ転送速度を持ち、より一層の省エネ&低発熱となっています。CPUがデータを必要とする前にメモリから先読みして取り出す機能(プリフェッチ機能)を備えています。OSは32bit版だけでなく、64bit版のサポートも始めたので4GBを超える大容量メモリ搭載も可能になりました。ただし、64bit版はソフトウェアの対応のこともあり、なかなか容易には選択できません。

Studio XPS 13の画像
13.3インチワイド画面で、解像度は1280×800と一般的な表示領域です。(このレビューしているStudio XPS 13の構成で解説しています。)

モバイルノートで13.3インチワイド画面というのはやや大きめですが、しかし、「自宅使用がメインであれば小さ過ぎず、また携帯しても大きすぎず」と思えばバランスがいいです。一般的なパソコン雑誌に近い面積なので、携帯バッグに入れて持ち運べます。

Studio XPS 13のイチオシ・ポイント!Hybrid SLI対応

Studio XPS 13は、DELL製品としては希少なNVIDIA製のチップセットを搭載したモデルで、オンボードグラフィックと単体のグラフィックを連動させるHybrid SLI対応しています。

オンボードグラフィックと、単体のグラフィックとは
まず、Hybrid SLIの解説の前に、オンボードグラフィックと単体のグラフィックの意味が分からないと理解できないので、簡単に説明しておきます。
オンボードグラフィックとは、チップセットに内蔵された統合型のグラフィック機能のことです。単体のグラフィックチップ(GPU)を必要としないため、パソコンメーカーは低コストで生産できます。実際、低価格帯のノートのほとんどがオンボードグラフィック仕様です。
一方、単体のグラフィックチップ(GPU)を搭載するとコストは高くなりますが、オンボードグラフィックよりさらに高負荷グラフィック処理が可能です。またグラフィック専門に使われるビデオメモリも搭載されるため、システムのパフォーマンスがよくなります。
ゲームPCを目的とするなら事実上、必須です。

「Hybrid SLI」の特長
単体のグラフィックチップ(GPU)を搭載した場合、通常のパソコンではオンボードグラフィックが不要になります。そのためオンボードグラフィックが無駄になったり、上位機種では初めからオンボードグラフィックがないチップセットを採用しています。

ところがこのStudio XPS 13が対応しているHybrid SLI テクノロジーは、単体のグラフィックチップ(GPU)を搭載した場合、オンボードグラフィックを無駄にすることなく、2つのグラフィック機能を連動させます。もちろん、消費電力も上がってしまいますが、ユーザーの使用環境に合わせてオンボードグラフィックのみにも切り替えられます。

今回のレビュー機はオンボードグラフィック仕様
Hybrid SLIも試してみたかったのですが、今回のレビュー機はオンボードグラフィック(NVIDIA GeForce 9400M G)仕様となっています。

オンボードグラフィック(NVIDIA GeForce 9400M G)とは
NVIDIA GeForce 9400M Gは、2007〜2008年頃の主流だったオンボードグラフィック(インテル GMA X3100)と比べるとずっと高性能です。
従来のように「オンボードグラフィックではWindows Vistaの動作がせいぜいで、インターネット使用がメイン」と呼ばれた時代とは違います。

NVIDIA GeForce 9400M Gの特長
NVIDIA GeForce 9400M Gは、DirectX 10に対応した3Dグラフィックス機能、動画再生支援機能、高画質化機能を持ち、ブルーレイディスクや地デジ放送の再生といったHDコンテンツ再生に充分な性能を誇ります。
また、NVIDIA CUDAという技術が採用されています。NVIDIA CUDAはいわゆる「GPGPU技術」です。
GPGPU(General Purpose GPU)技術とは、グラフィックの頭脳であるGPUに、CPUが行う一般的な計算も行わせる技術。
とはいっても計算にはいろいろな種類があり、CPUが担う一部の計算となります。この場合、とくにGPUが得意とするのが物理シミュレーションや人工頭脳のような計算です。

「Hybrid SLI」をお勧めしたい
オンボードグラフィック(NVIDIA GeForce 9400M G)でも充分なエンターテインメント・モバイルですが、やはりStudio XPS 13を購入するなら単体のグラフィックを搭載してHybrid SLI仕様にすることをお勧めします。
いきなり、テクノロジーの解説から始めたので退屈しちゃった人もいるでしょう。次のページから外観や機能の概要をレビューします。

次のレビュー記事は≫ Studio XPS 13のデザイン

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お勧めのモバイルノート、DELL Studio XPS 13

13.3インチワイド光沢液晶を搭載。Core 2 DuoプロセッサーのPシリーズを搭載すればさらに省エネのモバイルノートとなります。
NVIDIA製のチップセットとGPUの組み合わせで「Hybrid SLI」が可能で、モバイルノートでありながら強力なグラフィックパフォーマンスを誇ります。 Webカメラ搭載でビデオチャットだけでなく、顔認証ソフトウェアによってセキュリティ管理が出来ます。
今となっては高画質でないDVD映像でも、高画質にアップコンバージョンし再生する機能を持ち、マルチメディアやエンタテインメントに最適なノート。ビジネス用からエンタメまで幅広く活用できます。

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