VRM(電圧レギュレータモジュール)
マザーボード上で特に電力が消費されるのはCPU周辺です。CPUやメモリなどは一定の電圧で動作することを前提にしていますが、CPUの消費電力は動作の状態により変動します。そこでVRM (Voltage Regulator Module)という電圧レギュレータモジュール(CPU用の電源安定化回路)が設置されます。VRMは電流量が変動しても電圧(Voltage)を一定にする装置(Regulator)です。
VRMは電源ユニットから供給された電圧を「CPUに供給する電圧」に生成する装置です。マザーボードへ供給された+12Vや+5V電流の一部が、VRMによってCPUの駆動電圧へと生成されます。(+1.5Vほどの電圧)。
VRMの装置数をフェーズ数といいます。複数の位相(フェーズ)のマルチフェーズ方式が採用されています。フェーズ数が多いほどコンデンサの負担が減り、安定した電流供給ができます。多フェーズになるほどコストが上がってしまいますので、目安として3~4フェーズあれば標準と言われます。DELLパソコンを多々レビューしましたが、低価格モデルでも6フェーズというのを目にします。ミドルレンジ以上では8フェーズ以上が見られます。オーバークロックを利用してもCPUの安定動作を望むなら、チェックしたほうがいいでしょう。
VRMを構成する部品
PWMコントローラ | PWM(Pulse Width Modulation-パルス幅変調) スイッチングの幅を調整する回路を内蔵する。 |
MOSFET | VRMに使われるスイッチングデバイス。オーバークロック・モデルでは発熱が大きくなるので、MOSFET上にヒートシンクを取り付ける場合がある。 |
コイル | エネルギーを蓄積していて、電源電圧がなくなった場合に放出する。 |
ドライバIC | MOSFETをスイッチングする信号を生成するドライバ。 |
コンデンサ | コイルはコンデンサを組み合わせることでフィルタ回路を形成。そして出力が平滑化され直流出力となる。一般的には高耐久性の固体電解コンデンサを採用する。 |
VRMの装置数をフェーズ数というが、コイル数でカウントされる。
MOSFETの上にヒートシンクが取り付けられている例。オーバークロック対応モデルで見られる。
VRM (Voltage Regulator Module)のポイント
- 消費電力の高いCPUを安定して動作させる。
- フェーズ数が多いほど、安定動作が望めるが、コストと消費電力が増すデメリットがある。
(CPU負荷にあわせて動的に消費電力を制御するマザーボードも存在する)
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報