アルミ製ケースとスチール製ケース
自作ユーザーのなかで、アルミケースと言えば高級パーツのひとつ。
ソルダムのアルミケースを購入したいと思った人も多々いるはず。
また、デルのXPS M1330のパームレスト部分はアルミでした。そしてパソ兄さんの自作PCは、前面のみアルミという中途半端なケースです。
しかし、一般的なパソコンはスチール製です。
ショップのPCケース売り場に行くと「放熱性に優れたアルミ採用」などとキャッチコピーを見かけます。ずいぶん、スチール製より優れていることをアピールしていると感じます。
確かに放熱のため、ファンレスのグラフィックカードやチップセットにはアルミ製ヒートシンクが付いていますよね。
アルミが放熱素材であることは実証済みですが「はたして、アルミケースはどれだけ放熱に貢献できるのか」と疑問に感じました。
そこで、いつもの如く、パソコン雑誌を読みあさって調べてみました。
結論をいうと、ほとんど放熱に貢献しないそうです。実用性と言うよりも質感や軽さに利点があるとのことです。
放熱の効果があるのは面接触しているときだけなので、PCケース内で冷却ファンの対流が発生している状態では面接触ではありません。
したがって、スチール製もアルミ製も放熱には関係ないそうです。
ショップのキャッチコピーは、ちょっと「騙し」ですよね。
あっ、「放熱性に優れたアルミ採用」ってことはアルミ自体のことであって、別に「放熱性に優れたアルミケース」とは言ってないのか・・。う〜む。
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