デルのスリムデスクトップ、Inspiron 545sが新発売!
2007年6月に発売されロングセラーが続いてきたInspiron 530sですが、ついに2009年4月24日にその後継機が発売されました。同様に拡張型であるInspiron 530の後継機も発売されました。この2機種は基本ベースが同じですが、まず、Inspiron 530sの後継機「Inspiron 545s」について紹介したいと思います。
新製品「Inspiron 545s」と言いたいところですが、外見は変わってもハード技術面ではまったく目新しくなく、前機種であるInspiron 530sとほとんど同じです。構成等、分かりうる情報から分析するとおそらく「マザーボードや電源等もInspiron 530sと何も変わっていないのではないか」と推測できます。
同じくチップセットがインテルG33 Expressなので、チップセット内蔵のオンボードグラフィックはGMA 3100です。このオンボードグラフィックは、Vistaの操作でも場合によってはモタツキ感のあるグラフィック性能で、インターネットやビジネス、DVD鑑賞ぐらいには問題ありませんが、地デジやブルーレイなどのHDコンテンツでは厳しい性能です。
とはいっても、グラフィックカードを搭載すればオンボードグラフィックは必要なくなります。最近のグラフィックカードは低価格のものでもHDコンテンツに充分な性能を持つので、もっとパソコンを活用したい方やストレスなく使いたいなら、グラフィックカードを搭載しておきましょう。
「ハード面がInspiron 530sとほとんど変わらないなら、古い機種と変わらないのでは?」という心配はいりません。確かに前機種Inspiron 530sは2007年6月に発売されていますが、CPUやグラフィックカードの技術アップに伴い、カスタマイズ内容が更新されてきました。ですから後期のInspiron 530sは、発売当初とはある意味別物なんです。
ですから、Inspiron 545sは後期Inspiron 530sからのバトンタッチと考えればいいです。
最近のメイン機種のトレンドについて
ここ最近、多くのユーザーに支持される低価格のメイン機種は一般家庭用に充分な性能を持ちます。低価格なグラフィックカードの性能でも、ブルーレイ鑑賞や地デジパソコンとして使えます。家庭レベルでの動画編集などもこなせます。
そういうわけで高負荷な3Dゲームをやらない限りは、パソコンに対してあまり高性能化が求められなくなりました。
パソコンのトレンドとしては高性能化よりも、「性能はそこそこでも省エネ、超コンパクト化」がみられます。ミニノートがブームになっていることからも、そのことが伺えます。
ですから、性能面でInspiron 545sが前機種Inspiron 530sと大してかわらないといっても、買い控えをする必要はないと思います。
Inspiron 545sの特徴
![inspiron545sデル販売終了製品](../../z_im/imagelot/z_dell_noimage.gif)
Inspiron 545sと、前機種Inspiron 530sの共通面
デュアルコアのOore 2 Duoが搭載可能。
置く場所に困らないスリムな省スペース型。しかも横にも縦にも置ける柔軟性。
搭載できるのはエントリー向けのグラフィックカード(HDコンテンツには充分)。
250Wの電源、USB端子は計6つ、
PCI-Express×16が1スロット、PCI-Express×1が1スロット、PCIが2スロット。
LAN端子はギガビットイーサーではなく、100Base-TX。
搭載メモリの規格も変わらずDDR2。
ちなみに、最小構成重量がかなり軽量化されています。
Inspiron 545sはInspiron 530sの衣替えに近いですが、デルがサポートする内容に変化があります。
ついにデスクトップパソコンにもカラーバリエーション
デルは最近、カラーバリエーションにも力を入れているようで、ついにメイン機種にも選べるカラーをそろえました。
「ブラック、ホワイト、レッド、パープル、グリーン、ブルー、オレンジ、ピンク」の8色カラーバリエーション。部屋の雰囲気に合わせてコーディネートできるので、ますます女性にも購入しやすくなりましたね。
64bit OSに対応、および4GB以上のメモリ搭載が可能に
Inspiron 530sでは32bit版OSのみでしたが、inspiron 545sでは32bitおよび64bitにもカスタマイズ対応しました。64bitにすることで4GB、6GB、8GBの大容量メモリの搭載が可能です。(32bitでは認識できるのは3GB弱までです。)
ただし、64bitOSは従来の32bitソフトでは不具合を生じる場合もあるので、使用環境をしっかり把握しておかなければなりません。
最大750GB HDDやブルーレイディスクドライブが搭載可能。
Windows Vista Business SP1 32ビット正規版のダウングレードによる (Windows XP Professional SP3 日本語版)の搭載が可能。
【詳しくはデルサイトへ⇒ Inspiron545s終了】
デルのミニタワー、Inspiron 545が新発売!
上記で紹介したInspiron 545sと同時発売のInspiron 545を紹介します。
Inspiron 545は、スリム型Inspiron 545sに拡張性を持たせたミニタワー型です。
ハード技術面や選べるカラーバリエーション、64bitOS対応など、Inspiron 545sと特長は同じです。違うのはその拡張性。
横置きができる構造にはなっていない。縦置きのみ。
光学ドライブ、HDDが各2台まで搭載可能。
電源がInspiron 545sよりも50W多い、300W搭載。
Inspiron 545sよりも上のグレードのグラフィックカードが搭載できる。
PCI-Express×1が2スロットある。(PCI-Express×16が1スロット、PCI-Express×1が2スロット、PCIが2スロット。)
以上のことは前機種Inspiron 530のときと同様です。ただ、最小構成重量がかなり軽量化されています。
デスクトップパソコンにもカラーバリエーション
「ブラック、ホワイト、レッド、パープル、グリーン、ブルー、オレンジ、ピンク」から選べる8色カラーバリエーション。
64bit OSに対応、および4GB以上のメモリ搭載が可能に
32bitOSおよび64bitOSのカスタマイズに対応。64bitにすることで4GB、6GB、8GBの大容量メモリの搭載が可能です。(32bitでは認識できるのは3GB弱までです。)
ただし、64bitOSは従来の32bitソフトでは不具合を生じる場合もあるので、使用環境をしっかり把握しておかなければなりません。
HDDを2台搭載し、最大2TB HDD搭載可能。ブルーレイディスクドライブが搭載可能。
Windows Vista Business SP1 32ビット正規版のダウングレードによる (Windows XP Professional SP3 日本語版)の搭載が可能電源出力は300W。動画編集やブルーレイディスクを多用する環境でも、ニーズに応えられるスペックを持ちます。
豊富な端子を標準装備しており、IEEE1394、HDMI端子、ギガビットイーサーLAN、光デジタル音声出力などを標準装備しているので、次世代エンタテインメント使用に充分備えてあります。
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