地デジでパソコンのメリット
●家電でそろえるより低コスト
パソコン本体のコストは別として、パソコン用の地デジチューナーは15000円以下で購入できるので、家電で地デジテレビと地デジレコーダーを購入するより安くてすみます。さすがにリビング用では家電の方がいいと思いますが、一人暮らしや家電での購入の資金繰り中の方なら、気軽に購入できます。
●ハードディスクの追加が容易
ほとんどのパソコン用地デジチューナーは、外付けなどおよび内蔵HDDの追加が可能です。その点、家電レコーダーはHDDが固定されており、製品によっては別売りの増設用HDDも売られていますが、洒落にならないくらい高いです。
ハイビジョン画質(DPモード)で録画した場合、65時間分で500GBかかるといわれます。 HDDが安価で購入できるパソコンなら、低コストでたっぷり番組録画が可能です。
パソコンなら増設が楽々。
●操作が圧倒的に楽
番組表から観たい番組を選ぶときにマウスがで移動できます。番組検索にはキーボードが使えるのはパソコンならではの便利さです。
一方、家電のレコーダーはカーソル移動で1コマずつ移動させなくてはらなず、番組検索はケータイ電話のメール打ちと同じなので、ストレスが溜まります。
EPG(電子番組表)など移動にはマウスが使え、番組検索にはキーボードが使えるのはパソコンならではの便利さです。
●追加でWチューナーにすることも可能(※モデルによる)
地デジチューナーのモデルにもよりますが、同製品を追加購入することでWチューナーにすることが可能です。そうすれば録画中に裏番組を観ることができます。
●圧倒的に省スペース
外付けチューナーは手のひらサイズですし、デスクトップなら内蔵チューナーカードもあります。新たに地デジテレビや地デジレコーダーを設置するわけではないので、場所をとりません。パソコンとして存在しているだけです。
●画面サイズを調整できる
画面のフルサイズで観るのもよし、好みのサイズに調整することもできます。
●ながら視聴が可能
地デジを観ながら、インターネット。
●故障時のリスクが少ない
家電の地デジレコーダーなら、故障した場合、修理に出すしかないでしょう。
故障原因が単純にHDDの損傷であっても、起動プログラムが入手できないので独自に修理することもできません。
「家電の修理代は手数料で高いですね。私の経験ではHDD交換で25000円と見積もられたことがあります。HDDだけなら8000円もあれば購入できるのに、家電レコーダー固有のプログラムが入手できないだけに辛いです。」
その点、パソコンで地デジはどうでしょう。HDD交換して、リカバリーのOSをインストールして、ドライバー等をインストールするのみです。初心者でない限り、難しい作業ではありません。(ただし、ちゃんとパソコンメーカーの保証を受けたいひとは勝手にいじらないでね。)
パソコンメーカーに修理してもらうにしても、地デジレコーダーというよりパソコンそのものの修理ですから、家電よりリスクが少ないといっていいでしょう。
地デジでパソコンのデメリット
●テレビを観るまでに時間がかかる
かなり大きなデメリットは、テレビを観るまでに時間がかかるということです。Windowsの起動、そしてソフトの起動と、家電テレビより操作の手間がかかります。
朝の忙しい出勤時など時計代わりにテレビをつける人がいますが、そういったゆとりのない時には極めて使いにくいです。ゆとりのあるときに使うセカンドテレビといったほうがいいかもしれません。
ただし、頻繁にテレビを観るなら、パソコンをスリープ状態にしておけばすぐ観られますし、パソコンのスペックを上げれば起動時間の短縮も可能です。
●録画予約の場合、パソコンの電源が切れない
家電のレコーダーならタイマーセットで時間がくれば電源が入りますが、パソコンの場合は電源が切れません。省エネモードで待機している必要があります。あまり先々の予約を入れるには抵抗があります。
●「家族みんなで気軽に使用」には難あり
地デジパソコンではWindowsの個人設定によって録画予約に失敗する場合があります。
というのも、スクリーンセイバー設定、復帰パスワードの解除などが必要だからです。
家電の地デジレコーダーならシンプルなので、あまり共有でトラブルはないと思いますが、家族共有で使っているパソコンの場合、思わぬところで設定をいじられたりする場合もあります。個人的には、地デジパソコンはプライベート使用がおすすめ。
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