Core 2 Duoの後継CPUがついに登場!今回はCore i3-530を搭載したInspiron 580を購入ガイドレビューします。
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ついに、ローエンド機もNehalemマイクロアーキテクチャの時代へ突入
Core 2 Duoマシンの時代が2006年後半に始まり、2010年に至るまで長らく続いてきましたが、ついに次世代マシンの登場です。Core 2 Duoマシンに採用されてきたプラットフォーム「Core マイクロアーキテクチャ」は終焉に向かい、Nehalemマイクロアーキテクチャの時代へ突入です。つまり、Core iシリーズのCPUが主役となります!
Core 2 Duoの後継CPUである「Core i3」が2010年1月に登場し、ようやくローエンド・クラスのCore iシリーズがお出ましです。このCore i3はインテル HDグラフィックスというグラフィック機能を内蔵しており、グラフィックカードなしでもHDコンテンツが扱える性能を持ちます。ブルーレイ映画鑑賞や地デジパソコンに使う場合でも、グラフィックカードは必須ではありません。つまり、かなり低予算で高精細コンテンツが楽しめます。この度、その最新ローエンドマシンがどのくらいのレベルまで達したのか知るべく、Inspiron 580を発売早々の最小構成で購入しました。
今回購入したInspiron 580の構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Core i3-530 (2.93GHz, 4MB L3キャッシュ) |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ |
グラフィック | インテル HDグラフィックス(733MHz) (Graphics Media Accelerator HD) |
HDD | 320GB SATA HDD(7200回転) |
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア | |
プロセッサ | 6.9 |
メモリ | 5.9 |
グラフィックス | 4.8 |
ゲーム用 グラフィックス |
5.2 |
プライマリ ハードディスク |
5.9 |
以上、購入当時で最小構成スペックですが、どれくらいの性能があるのかチェック。 Windowsエクスペリエンス・インデックスで4.0以上あればWindows 7のすべての機能を快適に動作できます。それにしてもCore i3はプロセッサスコアが6.9もあり、シリーズ最下位とは思えないほどスコアが高いです。グラフィックスのスコアではCore 2 Duoマシン時代の感覚で見ると、ローエンドクラスのグラフィックカードを搭載しているのかと勘違いするくらいのスコアです。前述したとおり、グラフィックカードは搭載していません。Core i3が内蔵するHDグラフィックスの性能です。
DELL、「インテル仕様エントリー機」初の4スレッド・マシン
Core i3はCore 2 Duoと同じく2コアのデュアルコアですが、HTテクノロジーによって4スレッド動作が可能です。Windows タスクマネージャーを見ると、CPUのブロックが4つになっています。つまり、システムは4コアとして認識します。
Inspiron 580はCore i3の上位であるCore i5-700シリーズも搭載できますので、擬似4コアでなく本物の4コア「クアッドコア」搭載も可能です。しかも、Core i5-700シリーズはターボ・ブースト・テクノロジーがあるので、必要に応じてクロックアップします。つまり、マルチコアに対応していないソフトでも高速処理が可能となります。Core i3はターボ・ブーストが省かれているため、クロックアップしませんが、もともとのクロック数が結構高いので、充分魅力です。
なお、Core iシリーズは、内訳が非常に把握しずらい構成になっており、Core i5でもクアッドコアとデュアルコアが存在します。これについては後ほど解説します。
デバイスマネージャーにおいても、4コア認識しています。
CINEBENCH R10にて、パフォーマンスをチェック。4スレッド動作するCore i3/i5なら4箇所からの同時レンダリングが可能です。当方のCore 2 Duo E8400マシンでは、2分31秒かかった作業が、今回のInspiron 580では1分40秒と圧倒的な性能差を見せ付けました。2スレッドと4スレッドの違いと、64bit Windowsと64bitソフトの組み合わせが起因していると思われます。
シングルスレッド環境では、クロック数の高さがモノをいうので、Core 2 Duo E8400(3.00GHz)とCore i3(2.93GHz)の大きな差は感じられませんでした。なお、Core i5-750なら2.66GHzから3.20GHzまでクロックアップするので、また結果が違うと思われます。
グラフィックカードなしで、地デジパソコンにも対応!
Inspiron 580の前機種「Inspiron 545」では、グラフィックカードを搭載しないと、地デジパソコンにはスペック不足でした。グラフィックカードを搭載しないInspiron 545では、チップセット内蔵のGMA 3100がオンボード・グラフィックとして使われますが、HDコンテンツには役立たずです。
Inspiron 580ではCore i3にグラフィックを内蔵しているわけですが、そのインテル HD グラフィックスがなかなかの性能です。バッファローの「ストリームテスト for 地デジ」で地デジ対応度をチェックしたところ、最高画質(DP)においてもこま落ちなしで、フレーム描画割合99.97%を記録。CPUの負担も17%で済んでいます。グラフィックカードなしでHDコンテンツを楽しめるというのは本当ですね。
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出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
次は、Inspiron 580の拡張性とインターフェース概要
パッケージ構成と価格はDELLサイトにて⇒Inspiron 580は販売終了
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