ネットブックの流れを組む14インチノート!Airmont マイクロアーキテクチャ採用のエントリーモデル
HP 14-ac000 エントリーモデル レビュー
HP 14-ac000 シリーズのうち、エントリーモデル(HP 14-ac005TU)をレビューします。このエントリーモデルでは第4世代のAtom系であるAirmont マイクロアーキテクチャが採用されています。一方、スタンダードモデルでは第4世代CoreシリーズのHaswellマイクロアーキテクチャ設計なので、根本的なテクノロジーが違います。
筐体が共通でも内部設計は別物ということですので、購入の際は「エントリーモデル」と「スタンダードモデル」を区別しておかなくてはなりません。見た目が同じでも中身は別物です。
HP 14-ac000 エントリーモデル | HP 14-ac000 スタンダードモデル | ||
HP 14-ac005TU | HP 14-ac006TU | HP 14-ac007TU | HP 14-ac008TU |
インテル® Celeron® プロセッサー N3050 | インテル® Core™ i3-4005U プロセッサー | ||
インテル®HDグラフィックス | インテル®HDグラフィックス4400 | ||
Airmont マイクロアーキテクチャ(第4世代のAtom) | Haswellマイクロアーキテクチャ(第4世代Core) |
レビュー実機ではHP 14-ac000 エントリーモデルなので、Airmont マイクロアーキテクチャ設計。搭載CPUはCeleron N3050で、Celeronブランドですが、設計自体はネットブックで培ってきたAtomの第4世代です。Celeron N3050は開発コード名ではBraswell(ブラスウェル)と呼ばれるものでBay Trailの後継製品にあたります。
プロセスルールがついに14nmと超微細な新テクノロジーですが、ロースペックの位置づけです。ウイルススキャンなどバックグラウンドで動作されると、若干操作に影響を感じます。
ネットや動画視聴、ビジネス用途であればこのエントリーモデルで十分ですが、編集作業とかするのであれば、上位のスタンダードモデル(Haswellマイクロアーキテクチャ設計のCore™ i3-4005U プロセッサー搭載)を選びましょう。
|
※2015年7月時点のレビューになります。仕様変更やカスタマイズの違いがあるため、詳しくはHPサイトをご覧ください。
HP 14-ac000の天板デザイン
ホワイトシルバーの天板デザイン。ダイヤモンドカットの立体パターンが施してあり、指紋が付きにくくなっています。先端には少し突起があってディスプレイを開くときに指を引っ掛けやすい構造になっています。
45W ACアダプタと電源ケーブル。
実機の重量は2039g、ACアダプタ&電源ケーブルを含むと2318gでした。公称値の約1.94kgとは100gほどの誤差。バッテリー駆動では8時間が公称値となっています。
左側に15.6インチエントリーノートのHP 15-af000を置いてみた様子。
14インチ光沢ディスプレイと視野角
14インチ画面にスタンダードな解像度を搭載(1366×768)。個体差はあるのかもしれませんが、若干青みかかった白の発光です。適切な色表現は別として、白の純度が低いため比較的眩しくない印象を受けます。光沢パネルなので、背景映り込みには若干注意が必要ですが、ちょっとした角度の視野角は良好です。
ディスプレイベゼルにHP TrueVision HD Webcam (約92万画素)を内蔵。
上下からの視野は色度変移が激しい。低価格帯ノートでは定番のTNパネルっぽいですね。まず、こんな角度から使うユーザーはいないでしょうけど。
装備インターフェース!外部モニタ出力用にHDMIとVGA端子を持つ
前面の左隅にSDカードスロットを配置。かなり底面寄りにスピーカを配置。
左側面に、電源コネクタ、排気口、VGA端子、100BASE-LAN端子、HDMI端子、USB3.0×1、USB2.0×1、 ヘッドセット端子。
外部モニタ出力用にHDMIとVGA端子を持つので、新旧モニタに対応できます。またギガビットイーサーLANではないので、家庭内サーバーを使っているユーザーには向きません。
電源ライト、バッテリライト、USB2.0端子×1基、光学ドライブを配置。
背面には端子の配置はありません。ヒンジが2箇所。
パームレストとキーボード
パームレストには交差したヘアライン処理風のプリントが施してあります。HP Imprint 技術によって高耐久性のあるプリント転写です。ギラついていない程よい光沢になっています。
クリックボタンが独立設置なので、手応えのあるクリック感です。
電源ボタン。
概ねキーピッチ19mmのフルサイズキーボード。ただし、「Enterキーが2列目の配置、上下カーソルキーが小さい、BackSpace、半角全角キーが小さめ」という点では、変則的であり慣れが必要になります。キーストロークはやや浅め。
HP 14-ac000 エントリーモデル実機におけるパフォーマンス
|
HDDパフォーマンス
供給状況によって搭載されるサプライヤーは異なりますが、今回のHGST製500GB HDDのパフォーマンスをチェック。最近のHDDはだいたいこんなものでしょう。
2D高精細コンテンツ再生チェック
BDを超える2D高精細コンテンツ:Pioneer Visual Material の再生してみました。通常のBDタイトルの場合は最大Rate 40Mbpsで制限されていますが、この動画は「平均Rate 50Mbps、最大70Mbps/VBR」という通常のBDタイトルを超える転送レートの動画コンテンツです。 使用率50%なので滑らかな再生ができていますが、余裕とまでは行かないですね。2Dコンテンツがメイン使用であれば、充分な性能です。
高負荷時のパフォーマンスチェック
CINEBENCH R10 ベンチマークテストと、ストリートファイター4 ベンチマークテストで、性能チェックします。
|
5分02秒 |
11.05 |
|
|
2分52秒 | 23.49 |
Celeron プロセッサー N3050は、Bay Trailの後継となるBraswellで「22nm ⇒14nm 、TDP7.5W⇒6W」と主だった進展があるものの処理能力は控えめ。2コア実装2スレッドというのもやや心もとないです。ただ、このCPUは1W消費電力あたりのパフォーマンスアップに注力したものだと思われます。ネットや文書作成がメインのユーザー向けですが、バッテリーの持ちがよくなったことに注目できます。
DELL Latitude 15 3000 シリーズ(3550) ※姉妹サイトから情報ピックアップ |
|
2分35秒 | 43.73 |
2015年8月13日調査 |
|
1分17秒 | 49.05 |
比較参考として、Core i3-4005UやCore i5-5200U を搭載したスタンダードなノートでは、これくらいの性能となります。Celeron プロセッサー N3050とはかなりの性能差があることが分かります。
HP 14-ac000 エントリーモデル 購入ポイント
HP 14-ac000 エントリーモデル はネットブックの流れを組んできたAtom系のCPU搭載製品。しかし、第4世代Atomともなると高精細2Dコンテンツに耐えうる性能です。ただし、セキュリティソフト等の常駐や、あれこれと起動したままの使い方になるとモッサリしてきます。サブPCならいいとして、メインPCとして買い換えるならもう少しサクサク動作してくれる「インテル Core i3-4005U プロセッサー搭載のスタンダードモデル」がオススメです。
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報
レビュー項目
- HP 14-acXXXシリーズ レビューTOP
- HP 14-ac000 エントリーモデル (Celeron N3050 搭載・Airmont 設計のタイプ)