Core 2 Duoの後継CPUがついに登場!今回はCore i3-530を搭載したInspiron 580を購入ガイドレビューします。
Inspiron 580の拡張性とインターフェース概要
Inspiron 580の拡張性とインターフェース概要をこの1ページでまとめて紹介します。Inspiron 580はコンパクトPCとまではいきませんが、ヘビーユーザーが好むタワー型と比べるとずっと小型で、それなりに設置しやすいミニタワー型です。
また、ローエンド機といっても拡張性がしっかりありますので、中級ユーザーでも満足できる場合があります。HDコンテンツの娯楽パソコンでは最適ですね。ただし、電源が300Wなので中級~上級者では物足りない容量です。搭載できるグラフィックカードもローエンドクラスなので、ハイレベルな3Dゲームには厳しいモデルです。
わりと設置しやすいミニタワー型
自作ユーザーではメジャーなATXミドルケースと比較すると、Inspiron 580はこれだけコンパクト。今やATXミドルケースがでかすぎて邪魔な存在です。
最大2台の光学ドライブ
Inspiron 580では、光学ドライブを最大2台まで搭載できます。今回は1台の搭載ですので、2台目の光学ドライブベイはプレートで塞がっています。
19規格対応カードスロット標準装備
2段続く光学ドライブベイの下には、扉付きの3.5インチベイがあります。かつてDELLのローエンド機では別途有料オプションだった19規格対応カードスロットが、標準搭載!
いやあ、うれしい限りです。今やカードスロットは当たり前のように使用するので、今の時代、これくらいしないとユーザーに嫌われそうですね。
最大2台まで搭載できるHDD
ハードディスク(以下HDD)は、最大2台まで搭載できます。1台はシステム用、2台目はデータ用と分けると安心です。個人的な見解では、システムの入ったHDDは稼動頻度が高いので、故障のリスクが高いと考えます。2台で分散しておくとリスク分散できます。パソ兄さんもそれで救われた経験があり、今回はもともと使っていたパソコンからデータ用HDDを取り外し、Inspiron 580に増設しました。(今回の性能チェックなどのレビューでは、DELLで購入したままで行っています。)
HDMI端子をオンボード装備
映像、音声、著作権信号をまとめてモニタへ出力できるHDMI端子を、オンボード装備しています。これはグラフィックカードを搭載せず、Core i3に内蔵のHDグラフィックスを使う場合に利用します。従来はグラフィックカードがないとVGAのアナログ出力でしたから、HDMIのデジタル出力は大きな飛躍ポイントです。液晶テレビとの接続もいいですね。なお、グラフィックカードを使用するときはここは不要になります。
また、Inspiron 580は上位CPUのCore i5-700シリーズを搭載できますが、こちらはHDグラフィックスを内蔵していないので、グラフィックカードが必要です。
ギガビットイーサーLAN標準装備
家庭内ネットワークでは必須とされる高速ネットワークのギガビットイーサーLAN標準装備しています。これまでのDELL・ローエンド機では100BASE -TXでした。
サーバーなど家庭内LAN構築のユーザーにはうれしい仕様ですね。インターネットにしか使っていないユーザーにはあまり恩恵がありませんけど、今後の将来性があるってことですね。
4つの拡張スロット
拡張スロットでは、PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI が1つ装備。
今回はグラフィックカードを注文していないので、背面はブラケットで塞がれています。ブルーレイや地デジ使用なら、Core i3に内蔵のHDグラフィックスで充分です。
Inspiron 580は上位CPUのCore i5-700シリーズを搭載できますが、こちらはHDグラフィックスを内蔵していないので、グラフィックカードが必要です。
グラフィックカードを搭載するとこのようになります。今回は手持ちのグラフィックカード「Radeon HD 4650」を搭載してみました。HDグラフィックスとRadeon HD 4650の性能差は後のページで紹介します。なお、Inspiron 580は300Wしかないので、補助電源がいるようなグラフィックカードは無理です。また独自カスタマイズは保証が受けられなくなるので、やるならそれなりの覚悟で行ってください。
自作ユーザーにはうれしい、ATX電源仕様
Inspiron 580の電源ユニットは300Wです。+12Vが1系統しかなく、ローエンド仕様であることが伺えます。ハイレベルな3Dゲームには向かない電源ですね。パソコンユーザーの中で本格的なゲームユーザーは極わずかなので、Inspiron 580で充分なユーザーがほとんどだと思われます。
ちなみにInspiron 580の電源ユニットは、自作でおなじみのATX仕様です。電源ユニットのサイズは幅150×高さ86×奥行140mm。
物理的に、高容量で高品質の電源を自分で取り付けることも可能です。電源はパソコンパーツの中でも短命なジャンルなので、この仕様はありがたいです。しかし、失敗して壊したら誰も保証してくれませんよ。
と言いつつも、Core 2 Duo自作パソコンで使っていた400W電源を取り付けてしまいました。本格的なゲーム用には500W以上が理想といいますが、電源ユニットが交換できる以上、独自カスタマイズでゲーム仕様Inspiron 580も可能です。やるなら、1年の保証期間が過ぎてからのほうがいいですね。(自分は買って早々、改造してしまいましたが、まじめなユーザーは真似しないように。)
なお、今回のレビューで性能チェックなどは、すべてDELLの電源ユニットで行っているので、購入のご参考にしてください。ただし、過去の例から、同じ製品でも購入タイミングによって違う電源ユニットメーカーだったりします。
チップセットはH57 Expressを採用。Core 2 Duoマシンでは2つあったチップセットも、新プラットフォームでは、ついに1つになり簡略化。もともとグラフィックス・インターフェースやメモリコントローラーを内蔵していたチップセット(通称ノースブリッジ)は、CPUに内蔵されました。よってCPUが直接、メモリやグラフィックカードにアクセスできるという、シンプルかつ効率化が図られています。
おまけにDELLの付属品もシンプル。今回はオプションで何かを追加していませんが、付属品はこれだけ。キーボードとマウス、薄いマニュアル等、電源ケーブルだけです。
大手日本メーカーにあるような、「はじめてのWindows」とか、キーボードの打ち方などの初心者マニュアルはありません。おまけ便利ソフトもありません。
そのため、「何していいか分からないけど、パソコンを買ってみた」という初めてユーザーはDELLを買うべきではありません。(教えてくれる人が近くにいるなら別ですけど。)
今やパソコンの買い替えユーザーがほとんどですから、頼んでもいない「初めてマニュアルブックやおまけ便利ソフト」でパソコン代金を上乗せされたんじゃ、たまったものではありません。自分でソフトを購入してインストールできるユーザーなら、DELLほどお買い得なメーカーはないと思います。パソコンなんて、各パーツメーカー部品の寄せ集めですし、基盤となるマザーボードだってフォックスコンといった受注生産メーカー製ですから、安く買えるパソコンでいいのです。過剰なサポートやマニュアルは要りません。
付属品から分かるように、DELLの安さはロー・コスト生産であることが伺えます。自分で調べることもしない「何でもかんでもお膳立てユーザー」は、DELL以外の高いパソコンを買いましょう。そういいうのは、パソコン本体以外のコストで高くなっているケースが多いです。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
次は、地デジで、インテル HDグラフィックスの性能を試す!
パッケージ構成と価格はDELLサイトにて⇒Inspiron 580は販売終了
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