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Studio XPSをレポート
▲ インテルCore i7搭載のStudio XPS
当サイトをご覧になられた方がStudio XPSを購入しました。そこでちょっとしたご縁があり、その写真をいただきました。
Studio XPSは、インテルCore i7を搭載したモデル。2009年2月時点では、DELLが64bit OSしかサポートしていません。以前、DELL・リアル・サイトのスタッフに「32bitは対応してくれないのですか?」と聞いたら、「32bitならCore 2 Quadで充分でしょ。Core i7が無駄になるだけですよ。」なんてことを言ってました。
このStudio XPSのユーザーさんは、64bit OSだったStudio XPSに、個人で購入した32bit版のVistaをインストールして使用されているそうです。
当然、マザーボードのドライバーは64bit版しかサポートしていませんから、不具合が生じます。LANが使えなくて困ったそうですが、LANカードを搭載することで対処できたようです。ちなみにDELLサイトからダウンロードした他もモデルのドライバーでは、はじかれるようです。次世代の64bitでは対応ソフトが少ないので、まだ実用的ではないですよね。DELLには32bitも対応してくれるように願うばかりです。
Studio XPSのユーザーさんは、DELLのモニタを2台使用し、デュアルモニタ環境になっています。「Premiere Elements、Singer Song Writer、あと今年から始めたFXなどをやっていますが 比較的ストレスなくサクサク動いてくれてます。」とコメントをいただきました。
ちなみにStudio XPSの外観は、Core 2 Quad搭載モデルのStudio Desktopと見分けがつきません。おそらく同じPCケースを採用していると推測できます。
▲こちらの写真はStudio Desktop。ピアノブラックを基調としたカラーリング。
Studio XPSが搭載しているCore i7とは
「Core i7」は4つのコアをひとまとめ(1ダイ)にした、ある意味、真のクアッドコアです。
Core 2 Quadの後継となる存在ですが、構造自体が異なるため互換性がありません。そのためマザーボードやメモリなど、これにあわせたパーツが必要です。(DELLパソコンを購入するなら意識する必要はありません。)
Core i7のソケットはLGA1366で、LGA775のCore 2 DuoやCore 2 Quadとはサイズも構造も大きく異なり、チップセットを結ぶFSB(システムバス)は廃止されました。代わりにQPIというシステムでチップセットと結んでいます。
また、従来と異なりメモリーコントローラーをチップセットに内蔵せず、CPUに内蔵させたことでより高速転送を可能にしました。Core 2 DuoやCore 2 Quadには無い3次キャッシュメモリを実装しています。
「う〜ん、意味がよく分からん」という方は、Core 2 DuoやCore 2 Quad搭載パソコンとは大きく異なる構造と理解いただければと思います。Core i7の大きな特徴として、以下の通りです。
ハイパー・スレッディング テクノロジーで、8スレッドが可能
物理的には4つのコアですが、ハイパー・スレッディング・テクノロジーにより擬似8コアで処理することが可能です。OSからは8コアとして認識されます。
ターボ・ブースト テクノロジー
通常、4つのコア(マルチコア)に電源供給がされていますが、マルチコアに対応していないソフトなどで高負荷を要求されたときに、一部のコアの電源供給を断ち、残りのコアに電源をまわします。いわゆる自動オーバークロック機能。
3次キャッシュメモリを搭載
これまで2次キャッシュメモリを共有する構造が主流でしたが、各コアごとに2次キャッシュメモリを配し、新たに3次キャッシュメモリを共有化。キャッシュメモリが増えることで、メインメモリへのアクセスが減り、ますますの高速化。
メモリコントローラーをCPUに統合
グラフィックカードやメモリを管理していたチップセットから、メモリ コントローラーを除き、メモリ コントローラーをCPUに統合しました。よってCPUがダイレクトにメモリへアクセス可能になり高速化。
FSBに代わり、より高速なQPIを採用
CPUとチップセットをつなぐ経路にQPI(QuickPath Interconnect)を採用することでデータ転送が高速化。従来のFSBはなくなりました。
メモリはDDR3を搭載
Core i7を搭載するパソコンにはDDR3のメモリが必須となります。現在主流のDDR2には対応しません。また、同じ仕様のメモリを3枚搭載することで高速化される「トリプルチャンネル」に対応します。
Studio XPSの背面
USB端子が計8つ(背面4つ)、IEEE1394が計2つ(背面1つ)、e-SATA、光デジタル音声出力、高速ネットワークのギガビットイーサーLAN、7.1ch対応のオーディオ出力を持ちます。
背面に「Studio XPS 435mt」の文字が見えます。「435 mini tower」ってことでしょうか。XPS 430の後継機に当たるのでしょう。(雰囲気は全然違いますが。)
前述の通り、32bit化にしたためマザーボードのドライバー(64bit)がインストールできず、LAN機能はLANカードで対処。(サウンド機能とかはどうなったんでしょう?)
グラフィックカードは、DELLでカスタマイズしたなら、たぶん「ATI Radeon HD 4850 512MB (DVIx2/TV-out付)」と思われます。
LANはギガビットイーサーを搭載したようです。
Studio XPSの内部
貴重な内部写真も頂きました。熱の影響を受けやすいCPU周りには、耐久性のある固体電解コンデンサが採用されています。それにしても随分、ごっついCPUクーラーが装着されています。おそらく、これもDELL独自のCPUクーラーでしょう。
電源ユニットは360Wあるので、まずまずの容量です。(できれば400Wあれば、なお良かったですが。)
ハードディスクと光学ドライブを各2台まで搭載できる拡張性があります。それでいてミドルタワーほど大きくなくて、コンパクトに設置できるサイズです。
スペックは
Windows エクスペリエンス インデックスの基本スコアは、5.9。
2009年2月時点では5.9が最大値になります。基本スコアは各項目での最低スコアを表すので、つまりオールMAXの5.9ってことです。
グラフィックカードは、たぶん「ATI Radeon(TM) HD 4850 512MB (DVIx2/TV-out付)」と推測。CPUはCore i7 940を搭載しています。
メモリは6GB搭載していますが、32bit化にしたので、使用できるのは3GBほどしかありません。これが64bitなら6GBのトリプル・チャンネルとして動作します。
いくらメモリを搭載しても、3GBほどしか使用できないのが、32bit OSのデメリット。
64bitにすれば4GB以上のメモリも扱えますが、対応ソフトが少ないのがデメリット。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
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