Inspiron 13は、13.3インチワイドノートでなのでやや小型のジャンルになりますが、キーボードはフルサイズ。キーピッチは19mmあり、操作性は一般的な15インチクラスノートと変わりありません。
キーボード本体は、縁ぎりぎりまで確保されています。パームレストはプラスチック素材で非光沢。「安っぽさはありませんが、高級感もない」といったところ。
一般的なノートでは常識となっていますが、力が均等に行き渡るパンタグラフ機構となっています。
【パンタグラフ機構とは】
パンタグラフのキーボードを分解してみます。DELLパソコンで試したいところですが、一度解体すると元に戻せなくなる場合があるので、代わりに廃棄用の他社製を分解します。
写真にあるように、パンタグラフ式なら支柱構造になっているため、キーを押す角度が多少ずれても均等に圧力が加わる特長があります。そのためしっかりした押し心地を感じるわけです。ノートパソコンでは一般的で、薄型に設計できることも特長です。
タッチパッドは、パームレストを凹ませた一体型ではなく、別パーツを組み合わせた構造。DELLのタッチパッドは輪郭がぼんやりしたのが多いですが、このモデルはくっきりしてます。
ボタンはやや縦長で、指の太い人には押しやすい。押した感覚もしっかりしています。
キーボード中央の上に、電源ボタンを配置。
電源ボタンは大きめで押しやすい。
電源ボタン右側にあるタッチセンサー式のメディアコントロールボタン。
再生、停止、一時停止、スキップ、バック、消音、音量調整は、このタッチセンサー式のメディアコントロールボタン(マルチメディアボタン)で行えます。
ちなみに、音量調整はボタンを連打しなくても、指を接触している時間に応じて徐々に変化します。キーボード左上にはゴシック体でInspironのロゴがあります。
Inspiron 13はお買い得か
低価格が売りですが、目を見張るほどの低価格ではありませんし、ほとんどのモデルはコスト重視でカスタマイズすれば低価格に抑えることができます。
このモデルの存在意義がいまいちわかりません。モバイルとしても持ち運びに特化しているわけでもなく、自宅専用に使うにしても、画面が13.3インチワイドで小さめです。
若干、コストがアップしますが、同じ13.3インチワイドならXPS M1330のほうがいいのではないでしょうか。単体のグラフィックを搭載すれば高性能を堪能できますし、スペックを落とせば、それなりにコストダウンもできます。
XPS M1330
13.3インチワイド液晶。Core 2 Duoプロセッサー搭載可能。このクラスで最も薄くて軽量のコンパクトボディ。アート性にこだわったエレガントなデザイン。マグネシウム合金で高い剛性。アルミ製のパームレストなど高級感があります。HDMI端子など次世代端子も装備。また、モバイルでありながら、高度なカスタマイズが可能です。
▲XPS M1330。Inspiron 13にはないお得感があります。
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