静音ファンレス、低消費電力、超低価格の11.6インチ・モバイルノート!
HP Stream 11-y000 レビュー
3万円前後の予算から購入できる超低価格の、お手軽11.6インチモバイルノート。非光沢画面で見やすい。ストレージはフラッシュメモリ型のeMMCなので振動に強く、軽量(約1.13kg)。低消費電力&ファンレス構造で静か。 第4世代のAtomにあたるAirmont設計(Braswell)なので処理性能は低く、高負荷なエンコード作業などには向かない。用途はネットやビジネス、2Dコンテンツがメインとなる。 ストレージ容量は32GBとかなり少ないので、不足分はクラウドやMicroSDカード、外付けHDDなどで容量をカバーする使い方となる。OneDrive 100GBが2年間無料で使える! |
※掲載情報は2016年10月レビュー時点。採用パーツの構成やベンダーに関しては、供給状況により仕様変更の場合がある。この実機に基づくレポートであり、購入された場合との一致性は保証していない。詳しくは上記HPサイトでご確認を。
Stream 11-y000 シリーズの概要とテクノロジ
シリーズを通してPCケースのデザインは同じだが、カスタマイズ更新したり、新たなテクノロジーを採用して後継機のリニューアルモデルが登場する。各モデルの概要をチェックしてみよう。
Stream 11-y000 シリーズ(2016年秋~)
第4世代のAtomにあたるAirmont マイクロアーキテクチャ(Braswell)を採用している。搭載CPUは、Celeron N3050。
2016年においてかなりの最下層グレードあり、ネットやビジネス用、または娯楽では高精細2D動画くらいまでは対応できる性能。ただし、セキュリティソフトなどバックグラウンドで動作があると、若干操作性にもっさり感がでる。
ストレージは32GB eMMCであり、容量が少ない。使用環境によっては、オンラインストレージか、microSDカードで容量不足をカバーする必要がある。販売では2GBメモリか、4GBメモリの2モデルとなる。オンボードメモリなので、換装や増設は不可。
Celeron N3050 + 32GB eMMCという低消費電力構成であり、公称のバッテリー駆動時間は、約10時間45分 とロングライフ
アーキテクチャ | Airmont設計(コード名:Braswell) |
ディスプレイ | 11.6インチワイド非光沢・ディスプレイ (1366 × 768) |
CPU |
|
グラフィック |
|
メモリ |
|
ストレージ |
|
装備する主要端子 | HDMI 出力端子 × 1、USB3.0 × 1、USB2.0 × 1、microSDカードスロット |
サイズ(公称値) | 幅 300 mm × 奥行 205mm × 厚み18.5~20.0mm / 【質量】 約1.13 kg |
備考 |
|
※カスタマイズは2016年10月調査時点。供給状況により異なる場合がある。
パーツの組み合わせはモデルによって制限されている。
静音ファンレスボディで、ポップなカラーデザイン
Stream 11-y000は、ディスプレイ、底面、ゴム足に至るまで 「アクアブルー」で統一されたポップなカラーで、どちらかというと女性好みにデザインされている。質感はポリカーボネート(工業プラスチック)ベースのため、これといった高級感を持たせる要素はない。これは価格からして折り込み済みだろう。
Stream 11-y000の天板ではストライプを立体的に仕上げたデザインとなっており、指紋がつきにくい。また見る角度によって陰影による風合いが楽しめる。中央のhpロゴはブラックのクローム調になっている。
11.6インチ非光沢ディスプレイ
Stream 11-y000は11.6インチ画面に1366 × 768解像度搭載。15インチクラスまでの一般的な表示領域で、ドットバイドット表示でもさほど細かすぎる印象はない(レビューの写真を参考に)。非光沢画面なので、映り込みなどの煩わしさはなく、比較的長時間利用でも目に優しい。
ディスプレイベゼルの上部には、低解像度であるが30万画素Webカメラと、ステレオマイクを内蔵している。下部はシルバーカラーのhpロゴを配置。
低価格モデルなので、当然、安価なTNパネルだと思われる。一応、視野角をチェックしてみた。
左右からだと、写真にあるようなそこそこの角度でも支障のないレベル。想定内だが、やはり上下からだと色度変移は激しく視聴には向かない。
ヒンジは横長1本の構造、ディスプレイはここまで開く。通常の使い方なら十分な可動範囲だろう。
Stream 11-y000は、静音ファンレス構造のボディ
軽量だし、かなりの低価格モデルであるため、気兼ねなくガンガン屋外に持ち出せるモバイルノート。サイズは「幅 300 mm × 奥行 205mm × 厚み18.5~20.0mm」。最厚部でも2センチしかないので、バッグに収納しやすい。この通り排気口のスリットはなく、ファンレスなので、図書館のような静かな場所でも周囲を気にせず使える。
質量の公称では 約1.13 kgだが、この手元のStream 11-y000実機を測ると1.125kgでほぼ公称値通り。ACアダプタ(電源ケーブル込)での重量は296g。
45WのACアダプタが付属。プラグ先はL字型なので幅を取らない。電源ケーブルはアース付きの太いケーブルであり、取り回しは良くない。ただ、コンセントプラグだけの「ウォールマウントプラグ」も付属するので、ケーブルの長さに問題なければ活用するといいだろう。
側面インターフェース
前面の底面にかけての傾斜部分にステレオスピーカを搭載している。机に反響して発するサウンドとなっている。サウンドチューニングにはdts Studio Soundが採用されている。過度の期待はできないが、この筐体から発するサウンドとしては概ね納得できるだろう。
背面はヒンジのみで、端子等はない。
左側面では「セキュリティロック・スロット、USB2.0、ヘッドセット端子、電源ライト」を配置している。
右側面では「HDMI端子、USB3.0端子、MicroSDカードスロット、電源コネクタおよびバッテリライト」を配置している。
通常サイズのSDカードが使えないのがデメリットだが、MicroSDは高価ではないのでStream 11-y000用に新調してもいいだろう。光学ドライブは非搭載である。インターフェースは控えめの装備であるが、ネットブックの後釜的なノートと思えば、妥当なところだろう。
Stream 11-y000のキーボードとその周辺
手をおいた様子。手の大きいユーザーだとパームレストからはみ出す。11.6インチノートなので、モバイルメインか、セカンドノートになるだろう。キーボードではアイソレーションタイプを採用している。
非光沢ベースの落ち着いた印象。電源ボタンはLED点灯しないので、このへんは低コスト生産の低価格ノートという印象。タッチパッドは一体型。
パームレストには、まるでアルミのエッチング加工のような僅かな凹凸が施してあり、味気ないポリカーボネート(工業プラスチック)の材質だが、緩和するべくアクセントを入れている。これを、デジタルスレッドラインと言うようだ。
11.6インチノートの筐体なので、小さいキーなどがあるが、主要キーではキーピッチ:18.7mmをキープ、ストローク:1.5mmを確保している。まずまずの底打ち感はある。半角全角キーやバックスペースのキーが小さく気になるが、端にあるので操作としてはなんとかなる。
ファンクションキーでは、キーのサイズよりも印字の小ささが気になる。カーソルキーでは上下キーが小さい。とくに指の太いユーザーでは上のキーがやや扱いづらい。指先でちょんと押す癖をつけなくてはならない。
ベンチマークテスト(Celeron N3050搭載)
|
今回レビューした、Stream 11-y000の構成は上記の通り。4GBメモリ搭載モデルの方だ。
Celeron N3050スペック
Celeron N3050は2コア実装、2スレッド。Celeron N3050の設計はネットブックで培ってきたAtom系であり、第4世代に当たる。Airmont設計(コード名:Braswell)であり、2016年現在では最下クラスのCPUと言える。低価格や、ファンレス構造が可能な低発熱のメリットがあるが、処理能力としてはあまり高くない。バックグラウンドでセキュリティソフトなどが動作すると、やはり速度の低下を感じることもある。ゆえにエンコード作業などの動画編集やゲームなどには向かない。ネットやビジネスソフト、2Dコンテンツメインのノートである。内蔵グラフィックには、インテル HD グラフィックスを統合している。
CINEBENCH R15のレンダリング
2015~2016年あたりにチェックしたCINEBENCH R15のレンダリングスコア。Celeron N3050は一番下の「67」
レンダリングのような高負荷作業に向かないことはいうまでもない。
高精細2Dコンテンツなら問題なし
Celeron N3050搭載のStream 11-y000に処理できる高負荷レベルは、高精細2Dコンテンツあたりだろう。
BD以上の負荷がある「Pioneer Visual Material 」の再生を実行。読み込み時では100%の使用率となるが、安定するとだいたい50%くらいで処理ができており、滑らかな再生ができている。ただし、この状態でのマルチスレッド(複数作業)は厳しくなってくる。また、4GBメモリ搭載時で50%近くのメモリ使用率なので、2GBメモリ搭載モデルではアウトだろう。
こうした娯楽も考えている場合は、メモリ容量に留意したほうがいい。(ただ、Stream 11-y000のディスプレイは1366 × 768なので、高解像度コンテンツを利用する意味はないだろうけど。)
メモ:転送レートについて
通常のBDタイトルの再生は「等速36Mbps」、最大では「40Mbps」で制限。
テストしたPioneer Visual Material の再生は、「平均50Mbps」、最大「70Mbps/VBR」。
さすがに、かなりの低消費電力
消費電力ではアイドル時(待機時)で6W程度しかない。CINEBENCH R15のレンダリング中では速度は遅いが11W程度の消費で済んでいる。※測定は満充電、ディスプレイ輝度最大で行っている。
eMMCのパフォーマンス
Stream 11-y000のストレージではeMMCを採用している。eMMCとはNANDフラッシュメモリと制御回路をまとめたもので、メモリカード規格であるMMCがインターフェースとなっている。eMMCはSSDよりも転送速度が遅いが、消費電力は低くかなりの小型。スマートフォンでもよく採用されるストレージである。
このStream 11-y000ではハイニックス製のeMMCが搭載されていた。パフォーマンスはこの通り。
2016年に当方が収集したストレージテータと比較する。同じフラッシュメモリであってもM.2 SSDと比べると、だいぶ見劣りはするが、2.5インチHDDと比べると、速度に関しては優勢だと思われる。シーケンシャルの書き込み速度は遅いが、32GBの容量にガンガン保存することはないだろう。リードの速度では2.5インチHDDを超えており、HDDよりはアプリやOSの起動が速い。
※2016年の当方レビューPCから収集したストレージパフォーマンス情報。
Stream 11-y000のレビューは以上。
詳しくはHPサイトにて
第4世代のAtomにあたるAirmont設計(Braswell)なので処理性能は低く、高負荷なエンコード作業などには向かない。用途はネットやビジネス、2Dコンテンツがメインとなる。 ストレージ容量は32GBとかなり少ないので、不足分はクラウドやMicroSDカード、外付けHDDなどで容量をカバーする使い方となる。OneDrive 100GBが2年間無料で使える! |
3万円前後の予算から購入できる超低価格の、お手軽11.6インチモバイルノート。非光沢画面で見やすい。ストレージはフラッシュメモリ型のeMMCなので振動に強く、軽量(約1.13kg)。低消費電力&ファンレス構造で静か。
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報