米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアした堅牢ボディ。12.5インチ薄型モバイルノート
HP EliteBook 725 G3 レビュー
AMDの新世代APU、AMD A8 Pro-8600Bを搭載した12.5インチ・ビジネスモバイルノートのEliteBook 725 G3をレビューする。「18.9mm」という薄さでありながら、米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアする耐久性型のモバイルノートである。※法人向けモデル。
モニタ出力にDisplay Port 端子、VGAを装備。また、USB3.0端子×2基、次世代のUSB Type-C端子、スマートカードリーダ、ギガビットイーサーLAN端子など、モバイルノートにしては装備インターフェースが豊富である。別売りの専用ドッキングステーションで、さらにEliteBook 725 G3の機能を拡張することもできる。
ACアダプタでは取り回しのいい電源ケーブル採用、ブラインドタッチの快適さを追求したキーボードなど従来機よりも快適性を向上させている。またポイントスティックやデュアル・クリックボタンを搭載している。レビューしたEliteBook 725 G3の構成は以下のとおり。M.2(SATA接続)のSSDを搭載しており、起動が早い。
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※2016年3月10日時点のレビュー。EliteBook 725 G3本機の現状レポートなので、購入された場合との一致性は保証していない。 構成やカスタマイズ性、採用ベンターは供給状況により異なる。
米軍調達基準をクリアした、EliteBook 725 G3のデザイン
EliteBook 725 G3は、米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアする耐久性を持つ。MIL-STD-810Gテストは、落下、振動、車両輸送、衝撃、粉じん、湿度、高度、高温、低温、温度変化の内容となっている。HPサイトによると、115,000時間に及ぶ厳しい品質テストをクリアしており
EliteBook 725 G3の天板。記載がないので確証はないが、質感やひんやりした手触りからアルミ天板かと思われる。ヒンジは2箇所。中央にミラー調のhpロゴを配置。
EliteBook 725 G3のサイズと質量
LAN端子やVGA端子を装備しておりながら「18.9mm」という薄さ。かさばらず持ち運びやすいサイズとなっている。このEliteBook 725 G3実機においては、重量が1.257kg(hpの公称では1.26kgで、ほぼ一致)。ACアダプタ(電源ケーブル込)では245gだった。
12.5インチワイド・ディスプレイ
12.5インチワイド非光沢ディスプレイを搭載。15インチ以下で一般的な解像度、1366 × 768を搭載している。非光沢ディスプレイなので、映り込みはほとんどなく、長時間のビジネス向け。ディスプレイベゼルの上部にWebカメラとデュアルマイク、下部にhpロゴのプリントがある。
コストパフォーマンスのノートでよく採用されるTNパネルだと思われるが、思ったより許容範囲の視野角が広く感じた。もちろん、IPSパネルとは比べ物にならないが。
ここらの角度になると視野角はNGレベル。上からだと青く飛ぶし、下からは色度変移が顕著に表れる。極端な角度から視聴しないのであれば問題はない。
Bang & Olufsenのロゴ。バング&オルフセンとはデンマークの老舗オーディオメーカーおよびブランド。Bang & Olufsenのサウンドシステムを採用している。「ノイズキャンセル機能」を搭載しており、Web会議等で聞き取りやすい環境を提供するとのこと。
左右側面~オープン時
ディスプレイを開いたときの、本体部分の薄さ。ディスプレイは最大でここまで開く。
右側面のインターフェース
右側面の装備端子。USB Type-C端子、Display Port 端子、ヘッドセット端子、USB3.0端子×1基、ギガビットイーサーLAN端子、SDカードスロット(SD/SDHC/SDXC)、拡張コネクタ、電源コネクタを配置している。なお、筐体上にSIMスロットが配置されているが、日本販売モデルでは利用できない。
裏側をみないと分かりにくいが、SDカードスロットはかなり下方にあり、USB3.0端子の真下にある。抜き差しには扱いづらい配置となっている。基本的にはEliteBook 725 G3の右側を浮かせてから取り扱うことになるだろう。LAN端子はコネクタ接続時にリーチが拡張されるギミックになっている。
左側面のインターフェース
左側面の装備端子。「セキュリティロック・スロット、排気口、VGA、USB3.0端子×1基(PowerShare対応:PC起動なしでUSB充電用に使える)、スマートカードリーダ」を配置。裏側を見ないとわかりにくいが、排気口のスリットは2箇所配置されている。
前面
前面では「ワイヤレス、電源、HDDライト~」などのインジケータライトを4つ配置。
底面
底面では後方に通気口。動作音は静かな方だが、耳を当てるとジジジジッとかすかにノイズ音が聞こえる。また動作によってノイズ音が顕著に聞こえるが、搭載パーツによる個体差も考えられる。バッテリは内蔵タイプで、駆動時間は、「Mobilemark 2014時:最大約8.5時間、JEITA測定法時(Ver2.0):約5.4時間」と公称されている。
ACアダプタ~取り回しのいい電源ケーブル採用
45WのACアダプタを付属。コネクタ先がL字型で、接続時に幅をとらない形態となっている。電源ケーブルは日本国内の家電でおなじみの2pinのケーブルとなっており、取り回しいい太さとなっている。(ほとんどのノート製品では、アース付きの太いケーブルとなっている)。
EliteBook 725 G3のキーボード
EliteBook 725 G3では、12.5インチノートでも、ブラインドタッチの快適さを追求したキーボードという。また、快適性を向上するために、多くの時間をかけてユーザーテストを実施したという。使用頻度の多い、BackSpaceキーやENTERが小さくないところに、それが現れている。中央にポイントスティックを配置している。なお、防滴加工がされている。
「ファンクションキーの印字はもう少し大きい方がいいのでは」と思う。地のベースを含むキーボードパーツの配置のため、「F6、%、&」キーあたりのたわみが少々気になる。
キーピッチ:18.7×18.7mm、キーストローク:1.5-1.7mm。キートップはほぼフラット。カーソルキーは小さいが、独立配置なのでそこそこ扱いやすくなっている。
EliteBook 725 G3のキーストロークは、一般的なモバイルノート同様の浅さであるが、押下の時に確かな反発があり、打った心地はそこそこ良い。パンタグラフ機構がしっかりしているという感じ。また微々たるほどだが、若干重めに設定している印象もある。タイピング時の静寂性の向上させたようだが、これは若干重めにした産物かと思われる。
キータッチ(ホームポジションの様子)。キーボードの左上側に電源ボタンを配置。起動時はマークが点灯する。
タッチパッドと操作の様子。クリックボタンが上下にデュアル配置されており、どうやらHPビジネスモデル特有の仕様のようだ。これは個人向けでは見られない。奥のクリックボタンはポイントスティックと合わせて片手で扱える距離間となっている。
EliteBook 725 G3 ベンチマークテスト ※AMD A8 Pro-8600B
AMD A8 Pro-8600BのAPUを搭載しており、GPUのRadeon R6 グラフィックスが統合されている。4コア実装の4スレッド動作で、TDP15W。インテルのCore m5シリーズほどの低消費電力ではないが、スタンダードノートとしては、低消費電力タイプ。
グラフィックパフォーマンスとして、ストリートファイター4のベンチマークテストを実施。1280×720 ウィンドウ表示では、56.66 FPSまで奮闘しRank B。快適の60fpsまでもう少しというところだった。内蔵グラフィックでは、第4世代インテルCoreシリーズのインテル HD グラフィックス 4600に近い印象。もちろん、ビジネス用途のグラフィックでは十分過ぎる性能だ。
CINEBENCH R15にてレンダリング
CPU性能の指標となるCINEBENCH R15のレンダリングでは、スコアが183。当方の過去レビュー情報に基づく比較では、Core m5-6Y57に対抗できる性能だと判断できる。※Core m5-6Y57は、インテルのSkylake設計で2in1ノート向けのCPU。
満充電、輝度最大時における消費電力を測ってみた。今回のEliteBook 725 G3実機では、アイドル時で9W。CINEBENCH R15のレンダリング時で32W、ストリートファイター4のベンチマークテスト中では41Wあたりだった。過去のレビューから判断するに、高負荷時ではCore m5-6Y57のほうがワットパフォーマンス(少ない電力でも効率のよい処理能力)が優れている印象。
ストレージ・ベンチマークテスト
このEliteBook 725 G3実機では、サンディスク製SD7SN6Sの256GB SSDを搭載しており、M.2規格のSATA接続となっている。これのパフォーマンスは上記の通りで、シーケンスではリードもライトも450MB/sあたり。起動が速い。
詳しくはHPサイトにて!
AMD A8 Pro-8600Bを搭載した12.5インチ・ビジネスモバイルノート。18.9mmという薄さでありながら、米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリア。Display Port 端子、VGAを装備。、USB3.0端子×2基、次世代のUSB Type-C端子など、モバイルノートにしては装備インターフェースが豊富。ACアダプタでは取り回しのいい電源ケーブル採用、ブラインドタッチの快適さを追求したキーボード。ポイントスティックやデュアル・クリックボタンを搭載している。M.2(SATA接続)のSSDを搭載しており、起動が早い。 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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