HP Pavilion Mini 300-100jp（130jp、150jp）レビュー

Pavilion Mini 300-100jpをレビューするが、ラインナップに「300-130jp スタンダードモデル」と「 300-150jp パフォーマンスモデル」がある。この 2つは微妙に構成が違う。

Mini 300-100jp
（2015年夏モデル）
レビューした構成

HP Pavilion Mini 300-130jp スタンダードモデル（2015年夏モデル）

Windows 8.1 Update （64bit）
インテル Core i3-5005U (2.00GHz, 3MB)
4GB (4GBx1) PC3L-12800 (1600MHz)
インテル HD グラフィックス 5500
500GB HDD (SATA, 7200回転)

HP Pavilion Mini 300-150jp パフォーマンスモデル（2015年夏モデル）

Windows 8.1 Update （64bit）
インテル Core i5-5200U (2.20GHz-2.70GHz, 3MB)
8GB (8GBx1) PC3L-12800 (1600MHz)
インテル HD グラフィックス 5500
1TB HDD (SATA, 7200回転)

※掲載情報はレビュー時点。供給状況により仕様変更の場合があるので、詳しくはHPサイトにて

Pavilion Mini 300-100jpのときの付属品

45WのACアダプタなど、Pavilion Mini 300-100jpのときに付属していたもの。一般的にはオプションであるワイヤレスキーボードが標準付属しているようだ。付属品に関しては、販売時期により変更される場合があるので、あしからず。

Pavilion Mini 300-100jpシリーズの内部構造

底面から分解 Pavilion Mini 300-100jpを天地逆の状態（裏面）から筐体カバーが簡単に外せる。ユーザーの分解は保証対象外なので、自作経験がない方はいじらないことをお勧めしておく。

内部構造分解時は底面が上になる。上部に2.5インチストレージ・マウンタが取り付けられている。

ミニパソコンの中身ストレージマウンタを外すとマザーボードが見え、メモリスロットやM.2 (SATA) スロット、M.2 (PCI Express) スロットが確認できる。

PC3L-12800 (1600MHz)メモリ・スロット(SO-DIMM)を2基装備。その横にM.2 (SATA) Type2242 / KeyB x1スロットがあるが、HPの構成にはM.2のSSDはない。そして、M.2 (PCI Express) Type1630 / KeyE スロットに無線LANカードを装着した状態となっている。

Pavilion Mini 300-130jp スタンダードモデルの消費電力チェック

HP Pavilion Mini 300-130jp スタンダードモデルでは、アイドル時5Wほど。BDを超える高精細コンテンツ再生時で11Wあたり。CPU最大駆動のCINEBENCH R10　ベンチマークテストでは15Wほど。ストリートファイター4やドラクエ10では22～24Wあたり。

Pavilion Mini 300-150jp パフォーマンスモデルの消費電力

消費電力チェック HP Pavilion Mini 300-150jp パフォーマンスモデルだと少し高めのようだが、微々たる差か誤差のレベル。

Pavilion Mini 300-100jpのベンチマーク比較

Pavilion Mini 300-100jpにおけるベンチマーク比較。大きくは Core i3-5005Uと Core i5-5200Uの違いを確認する。CPU単独でみると、体感速度を感じ取れにくい差だと思われる。ただし、Pavilion Mini 300-150jp パフォーマンスモデルのほうはメモリ容量が倍の8GBあるため、メモリを食う処理の場合は優勢となる。

Pavilion Mini 300-130jpと、
Pavilion Mini 300-150jp の
各構成と結果

HP Pavilion Mini 300-130jp スタンダードモデル（2015年夏モデル）

Windows 8.1 Update （64bit）
インテル Core i3-5005U (2.00GHz, 3MB)
4GB (4GBx1) PC3L-12800 (1600MHz)
インテル HD グラフィックス 5500
500GB HDD (SATA, 7200回転)

HP Pavilion Mini 300-150jp パフォーマンスモデル（2015年夏モデル）

Windows 8.1 Update （64bit）
インテル Core i5-5200U (2.20GHz-2.70GHz, 3MB)
8GB (8GBx1) PC3L-12800 (1600MHz)
インテル HD グラフィックス 5500
1TB HDD (SATA, 7200回転)

CINEBENCH R10 ベンチマークテスト

3DソフトのCinema 4Dをベースとしたベンチマークソフト。クロック数の高さだけでなくマルチコアの能力も発揮され、レンダリングの処理時間で主にCPUのパフォーマンスをチェックできる。なお、搭載GPU（グラフィックス）の影響はほとんどない。

Pavilion Mini 300-130jpにて、レンダリング

処理時間：1分37秒

Pavilion Mini 300-150jpにて、レンダリング

処理時間：1分23秒

ストリートファイター4 ベンチマークテスト

2009年に登場した対戦型格闘ゲーム（PC版）。3D描写だがゲーム操作は2D。登場当時はそれなりにスペックが要求されたが、現在、本格ゲームとしてはかなりライトな負荷になっている。ベンチマークテストでは、グラフィック設定をデフォルトのままで、ディスプレイ垂直同期をOFFにしている。このゲームはCPUの影響もわりと受けるため、GPUとCPUの総合パフォーマンスでチェックした方がいい。

Pavilion Mini 300-130jp　1280×720 ウィンドウ表示

AVERAGE FPS　 50.05

Pavilion Mini 300-150jp　1280×720 ウィンドウ表示

AVERAGE FPS　43.57

BD以上の2D高精細コンテンツ：Pioneer Visual Material の再生

「平均50Mbps、最大70Mbps/VBR」という通常のBDタイトルを超える転送レートの動画コンテンツ。（※通常のBDタイトルの場合は等速36Mbps、最大Rate 40Mbpsで制限。）これがスムーズに再生できれば、2D高精細コンテンツに十分対応できると判断できる。読み込みが完了して安定したときに、処理時のCPU使用率を確かめている。

Pavilion Mini 300-130jp

【CPU使用率　6％あたり】
【メモリ使用率　44％あたり】

Pavilion Mini 300-150jp

【CPU使用率　6％あたり】
【メモリ使用率　23％あたり】

Pavilion Mini 300-100jpのレビューは以上。詳しくはHP公式サイトにてチェック！