チップセットも注目してみよう!
パソコンパーツの知識が充分ついて、デルのカスタマイズで迷うことがなくなったら初心者卒業です。
そこでパソコン購入に余裕がでてきたら、最後に気になる知識は「チップセット」でしょう。チップセットはパソコンの基板となるマザーボードに半田付けされているので、カスタマイズで選べるのもではありません。モデルごとに決められているものです。
チップセットとは
チップセットというのは、いくつかありますが注目されるのは通称「ノースブリッジ」と呼ばれるものです。ノースブリッジはCPUやメモリ、グラフィックチップ(グラフィックカード)など高速転送のパーツを管理しています。そのため、ノースブリッジの種類によって搭載できるCPUやメモリの規格などが決定されます。
つまり、あるCPUやメモリが物理的に搭載できたとしても、このチップセットが対応していないとパソコン自体が動作しないことになります。そのため、基本的に「新モデル発売=チップセットの変更」と考えてもいいです。
また、チップセットによっては内蔵グラフィック機能を持つモデルがあり、グラフィックカードを必要としないので、低コストで購入できるメリットがあります。よく「オンボード・グラフィック」と呼ばれるものが、それに当たります。
逆に、内蔵グラフィックを持たないチップセットなら、グラフィックカードが必須になります。大概、ハイスペックパソコンはグラフィックカードを搭載するので、内蔵グラフィックを持たないチップセットになります。
Core i7ではチップセットの仕様が変わった
新型CPUのCore i7が登場して、インテル仕様のパソコン構成が変わったといわれます。それは従来、チップセットがメモリコントローラーによってメモリを管理していましたが、Core i7自体にメモリコントローラーを内蔵したこと指しています。
チップセット外観の一例
ノースブリッジ
CPUやメモリなど最も高速にデータが行き交いするパーツを制御するチップ(MCH)
サウスブリッジ
そのほか比較的低速なパーツを制御するチップ(ICH)
※チップセットは、コンピューターの頭脳であるCPUと他パーツの橋渡しをしているため、その名の通り「ブリッジ」と名付けられています。チップセット自体は小型のチップですが、熱を分散させて冷却するために、ヒートシンクと呼ばれる放熱板が取り付けられています。(写真参照)
チップセットのメーカー
チップセットといえばほとんどインテル製が注目されますが、ほかにもAMD製、NVIDIA製、VIA製があります。
チップセットから分かること
デルサイトにてモデルごとの仕様詳細をみると、チップセットが公表されている場合があります。チップセットを知ることで、そのモデルの搭載可能なパーツを知ることができます。現時点でデルのカスタマイズでサポートされていなくても、「将来的にはサポートされるのではないか。」と予想できたり、自己責任にて独自にパーツを取り付けたりすることも可能です。(独自カスタマイズは100%成功するものではありません。)
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