CPUを「Core 2 Duoにするか、Core 2 Quadにするか」を決めたら、あとは各スペックの違いでカスタマイズ選択することになります。値段が高いほうが高スペックといえば、それまでですが、それではつまらないので、スペックの見方を把握しておきましょう。
スペックの見方ですが、Core 2 Duoと、Core 2 Quadを混同して比較しないように。コア数が違うので、同じ数値でも意味が違います。あくまでCore 2 Quadのほうが上です。
動作周波数
もっともCPUスペックの比較としてみられる「動作周波数」を解説します。
動作周波数は「クロック数」とも呼ばれます。 単位はGHz(ギガヘルツ)で表されています。1GHzで、1秒間に10億回の命令を処理することができます。だから、この数値が大きいほど処理速度が速いことになります。
2次キャッシュメモリ
キャッシュメモリとは、CPU内部に設置された高速なメモリ(記憶装置)です。
キャッシュメモリが使用頻度の高いデータを記憶しておくことにより、メインメモリへのアクセスを減らすことでデータ処理を高速化しています。CPUは、まず1次キャッシュにアクセス、そこにデータがなかったら2次キャッシュ、それでもなかったら外部のメインメモリへとアクセスします。スペックとして表記されるのは2次キャッシュメモリです。
Core 2 Duoは共有の2次キャッシュメモリが1つ
Core 2 Quadは共有の2次キャッシュメモリが各ダイに1つずつ。
FSB
FSB(フロント・サイド・バス)とは、CPUとチップセットを結ぶバス(回路)のことです。
CPUやメモリを管理しているチップセットとCPUの道みたいなもので、数値の高さは「道幅」と思えば理解が早いです。 この数値が大きいほど「道幅」が広いと言うことです。つまり、それだけ多くのデータが行き交いできるのでパソコンの速度が速くなります。
※Core i7ではFSBではなく、QPIが採用されています。FSBは、Core 2 DuoやCore 2 Quadなどが該当します。
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