2013年以降のALIENWARE 17型向けキーボードパーツ調査
DELL ALIENWARE シリーズ 17型ノートのゲーミング キーボード
ALIENWAREシリーズの17型モデルで採用されたゲーミングキーボードのレポート。これまでの傾向をみると、テンキーの上には必ずマクロキーを配置している。キーボードの一番左側に配置されるマクロキーの列は、製品によって有無がある。エリアごとに配色できるRGB-LEDのバックライト・キーボード(イルミネーション)はすべてのモデルで実装。歴代を通してマクロキーには「謎のエイリアン文字」が印字されているが、読めなくても操作に支障はない。※17型のAlienwareノートでも15型向けのキーボードを搭載している例があり、それは「DELL ALIENWARE シリーズ 15型ノートのゲーミング キーボード」で確認されたし。
一般的にはゲーミング機にアイソレーションキーボードは好まれていないので避ける傾向にあるが、2019年にはALIENWARE M17(R1)にて17型初と思われる採用例がある。。また、単体GPUをALIENWARE独自で切り替える I/D GFXキーは、2016年のALIENWARE 17(R4)が最後であり、それ以降は確認していない(2020年時点)。
ALIENWARE特有のメディアキーに関して
ALIENWAREノートで、ファンクションキーと兼用になっている「メディアキー」について、事前にまとめて説明しておく。
Alienware Graphics Amplifier の切替ボタン ※機種により有無がある |
オプションの別売りである外付けGPU、ALIENWARE Graphics Amplifierを接続すれば、さらなるパフォーマンスアップが期待できる。ALIENWARE Graphics Amplifierでグラフィックカードを換装し、GPUが交換できないノートのデメリットを払拭できるので、未来の高負荷ゲームにスペックを対応させていくことができる。※機種により有無がある。特に古いモデルでは対応していない。
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ALIEN FX | LEDイルミネーションのオンオフ・ボタン。統合ユーティリティソフト「Alienware Command Center」の一部モードであるALIEN FXは、バックライト・キーボードおよびLEDイルミネーションの設定機能。キーにあるALIEN FXは、そのLED点灯のオンオフ・ボタンとなっている。 |
I/D GFX ※機種により有無がある ※今のところ2016年が最後 (2020年時点) |
ALIENWARE独自のグラフィック切り替えボタン。常に単体GPUを使う「Performance Mode」へ切り替えられる。I/D GFXとは、integrated(統合型・内蔵グラフィックス)とdiscrete(単体グラフィックス)の略字であるが、適切な表現ではない。片方(Power-saving Mode)は内蔵グラフィックに切り替えるというより、GPUメーカーの切り替えソフト(例えばNVIDIA Optimus)任せとなるため単体GPUを使うこともある。※機種により有無がある |
ALIENWARE AREA-51M 【2019年 CoffeeLake-Refresh~デスクトップ向け第9世代Core】
2019年3月論評(2019年2月1日発売)のALIENWARE AREA-51M。デスクトップ向けのプラットフォームである、CoffeeLake- Refresh設計を採用した17型ゲーミングノート。Core i9-9900Kなどが搭載可能。左端にマクロキーが5つ、テンキーの上には4つ配置されている。2.2 mmほどの深いキーストロークは、今となっては希少なスペック。
ファンクションキーと兼用になっているメディアキー。LEDイルミネーションのオンオフ・ボタンである「ALIEN FX」はF12と兼用。Alienware Graphics Amplifierの切替ボタンがF1キーと兼用になっている。
【パーツ詳細はリンク先にて→ALIENWARE AREA-51Mで採用されているキーボードパーツ】
ALIENWARE 17(R5) 【2018年 CoffeeLake(H/HKシリーズ)モデル 第8世代Core】
2018年7月論評(2018年4月24日発売)のALIENWARE 17(R5)。CoffeeLake設計の17型ゲーミングノートで、Core i9-8950HKなどが搭載可能だった。前モデル(R2~R4)とキーボードの型は同じ。一番左の列にマクロキー列、テンキーの上にあるものと合わせ、計9つのマクロキーを装備する。マクロキーには1~9まで番号が振られている。
ファンクションキーと兼用になっているメディアキー。ALIENWARE 17(R4)で一度復活した「I/D GFX」キーがR5でまた消滅した。(F7キーが無地になっている)。まとめると、「R1,R4あり、R2,R3,R5なし」。ALIENWARE 17(R2)の時期に登場した、ALIENWARE専用外付けGPU 「Alienware Graphics Amplifier」の切替ボタンがF1キーと兼用になっている。
【パーツ詳細はリンク先にて→ALIENWARE 17(R5)で採用されているキーボードパーツ】
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ALIENWARE 17(R4) 【2016年 KabyLakeモデル 第7世代Core】
2016年12月論評(2016年9月)のALIENWARE 17(R4)。KabyLake設計の17型ゲーミングノートで、後方互換により前世代(Skylake)のプロセッサも搭載搭載可能だった。KabyLakeではCore i7-7700HQ 、SkylakeではCore i7-6820HKなどが搭載可能だった。
前モデル(R2)(R3)とキーボードの型は同じ。一番左の列にマクロキー列、テンキーの上にあるものと合わせ、計9つのマクロキーを装備する。マクロキーには1~9まで番号が振られている。
ファンクションキーと兼用になっているメディアキー。過去ALIENWARE 17(R1)にはあったが、R2、R3で一旦消滅していたI/D GFXキー(F7キーと兼用)が復活している。ALIENWARE 17(R2)の時期に登場した、外付けGPU 「Alienware Graphics Amplifier」の切替ボタンがF1キーと兼用になっている。ALIEN FXはF12と兼用。
17.3インチ・ハイパフォーマンス・ゲームノート。ディスプレイはIPSパネル採用で広視野角。長時間プレイでも目の疲労が少ない非光沢。オプションでTobiiのアイトラッキング(眼球運動計測器)が搭載できる。天板にはマグネシウム合金を採用した堅牢性と高級感。底面にサブウーファーを内蔵。光学ドライブ非搭載。デュアルファンを内蔵しており、多めの排気口を配置したエアーフロー。 USB Type-C端子も装備。ネットワークコントローラーにKiller E2400を採用。テンキー付きキーボードを搭載しており、9個のマクロキーを搭載(そのうち5つは3通りのプロファイル切り替えができる)。バックライト・キーボードなど12箇所のイルミネーションゾーンに、20色からLEDカラーが設定でき、自分好みのカラー演出ができる。 NVMe SSDやHDDとのデュアル・ストレージ構成が可能。外付けGPUのAlienware Graphics Amplifierにも対応。 ※注: レビュー機は互換で前世代(Skylake)のプロセッサ搭載第6世代 Core i7-6820HK + GeForce GTX 1070 の構成 |
ALIENWARE 17(R3) 【2015年後期 Skylakeモデル 第6世代Core】
2015年12月論評(2015年9月)のALIENWARE 17(R3)。Skylake設計の17型ゲーミングノートで、Core i7-6820HK などが搭載可能だった。見たところ前モデル(R2)とまったく同じキーボードを搭載している。 ファンクションキーの兼用仕様も変わっていない。
最高峰スペックの17.3インチゲームノート。非光沢ディスプレイで、広視野角のIPSかIGZOが選べる。アルミ天板、カーボンファイバー素材を多く含んだ強靭なボディ。デュアルファンと銅製ヒートパイプを採用した強力な冷却機能。テンキー付きキーボードを搭載。9つのマクロキーを装備。最新端子のUSB Type-Cを装備。なお、光学ドライブは非搭載。デュアル・ストレージ構成やNVMe SSD搭載可能。イルミネーション機能があり、20色から選び、各10箇所の照明ゾーンに割り当て可能。サブウーハー内蔵。Klipsch スピーカとシステムにCreative Sound Core3D-EX を搭載。ネットワーク・コントローラにはKillerシリーズを採用。 レビュー機はCore i7-6820HK + GeForce GTX 980Mの構成 |
ALIENWARE 17(R2) 【2015年前期 Haswellモデル 第4世代Core】
2015年7月論評(2015年1月発売)のALIENWARE 17(R2)。Haswell設計の17型ゲーミングノートで、Core i7-4980HQなどが搭載可能だった。前モデル(R1)のキーボードと似たデザインだが、一番左の列にマクロキー列が追加され、テンキーの上にあるものと合わせ、計9つのマクロキーを装備する。マクロキーには1~9まで番号が振られている。
ファンクションキーと兼用のメディアキーにおいても、前モデルから仕様変更がみられる。前モデル(R1)にあったI/D GFXのキーがなくなった。この頃登場したと思われるALIENWARE専用外付けGPU 「Alienware Graphics Amplifier」の切替ボタンがF1キーと兼用になっている。※Alienware Graphics Amplifierは別売り
最高峰スペックを誇るALIENWARE シリーズの17.3インチノート(IPSパネル採用)。第4世代Core i7のHシリーズを搭載する。単体GPUには、GeForce GTX 970M 、GTX 980Mがサポートされている。アルマイト加工のアルミ天板、シリコンコーティングのパームレスト。サブウーファ付きKlipsch スピーカ搭載。ネットワーク・コントローラにはKiller。9つのマクロキーを装備。イルミネーション機能搭載。ALIENWARE Graphics Amplifierがあり、接続すればさらなるパフォーマンスアップが期待できる。 光学ドライブは非搭載。 レビュー機はCore i7-4980HQ + GeForce GTX 980Mの構成 |
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ALIENWARE Graphics Amplifierレビューも参考に。 | 外付けGPUであるALIENWARE Graphics Amplifierを接続すれば、さらなるパフォーマンスアップが期待できるわけだが、3.5kgほどあり、サイズも大きいため持ち運びには向かない。GPUが交換できないノートのデメリットを払拭し、グラフィックカードを換装すれば、未来の高負荷ゲームにスペックを対応させていくことができる。しかし、サイズ、価格、設置性、汎用性を考慮すると、「いっその事、デスクトップ・ゲーム機にしたほうがいいのではないか?」と、いろいろ葛藤がありそう。 2015年に調査した時の
ALIENWARE 17(R1) 【2013年 Haswellモデル 第4世代Core】
2014年5月論評(2013年6月発売)のALIENWARE 17(R1)。Haswell設計の17型ゲーミングノートで、Core i7-4710MQなどが搭載可能だった。テンキーの上には4つのマクロキーを配置。
ファンクションキーはメディアキーと兼用になっている。ALIEN FXはF12と兼用。ALIENWARE 17(R1)のHDMIでは出力・入力の両方が可能なので、F9に「HDMI IN」のボタンがある。F5キーはI/D GFXと兼用。
2013年6月発売。第4世代Core i7を搭載し、構成次第ではオーバークロックも可能。調査時ではGeForce GTX 860MやGTX 880Mを搭載できる最強ゲーミングノート。ノートでありながらRAID対応などストレージ構成が豊富。17.3インチにフルHD解像度 (1920 × 1080)搭載。イルミネーション機能として、10箇所のゾーンに20色から選べるカラーを割り当てる事ができる。 サブウーファ内蔵の2.1chスピーカ構成。 レビュー機はCore i7-4710MQ + GeForce GTX 860Mの構成 |
Alienware M17x 2009年~Coreマイクロアーキテクチャ(Penryn)モデル
2009年6月論評のAlienware M17x。英字キーボード版。キートップの縁取りラインがALIENWAREのシンボル的なデザインだったようだ。この頃にすでにI/D GFXキーが存在しているが、まだOptimusテクノロジーはなかった時代なので、私が知っている仕様とは異なっているのだろう。
17インチワイド液晶のゲーミング・ノートAlienware M17x。個性的なデザインとアルマイト加工の高級感。そして妥協のない最強グラフィック性能!無敵のモンスター・ノート!レビュー機はCore 2 Extreme Q9300 + GeForce GTX 280Mの構成 |
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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