DELL 15型ノートのキーボード（テンキー無し） ※14型への流用あり
XPS 15z（L511z）などで採用のキーボード 【2011年ごろ】
15.6インチノート XPS 15z（L511z）のキーボード。（2011年7月論評 / 同年5月発売）。Sandy Bridge・第2世代Coreプロセッサの時代。ただ、15型ノートにしてはキーボードが小さく、もともと13型メインで用意されていたものかもしれない。このころのDELLとしては、Enterキーが2列目でない15.6インチノートは珍しい。
キーのサイズが小さく、比較的に間隔が広く空けられたアイソレーションキーボード。通常、右下あたりにあるアプリケーションキー（マウスの右クリックと同様の挙動をするキー）は省かれている。気になる点として、Enterキーの左隣4つのキーが小さい。BackSpaceや￥のキーも小さいのに難色を示す。カーソルキーは小さいが、他のキーを隣接させない独立配置になっている。またカーソルキーは「Home、Page Up / Down、End」と兼用のキーになっている。
ファンクションキーが兼用になっており、F1～F6が各メディアキー、F7～F12はコンテンツ操作のメディアコントロール・ボタンが兼用になっている。セカンダリのキーはFnキーと同時押しで機能する。なお、F6キーはバックライトキーボードの操作に使う。※兼用キーはFnキーと同時押しで機能する。
このキーボードの基本構造
このモデルは、地盤がパームレスト部分と一体型のタイプ。「キー部分のくり抜き型」である。キーボードエリアが少し窪地または低地になって、くり抜かれた穴からキートップが頭を出している構造。つまりキーボードの地盤は、そのままパームレスト全体の一部（1プレート）となっている。（補足：キーボードの地盤について）
アイソレーション・キーボード採用
このモデルは「アイソレーション・キーボード」を採用している。アイソレーションとは「分離、独立、絶縁」という意味である。キー同士の間隔が広く取られているので、キーが浮石のように独立している。この構造は誤接触が軽減されるため、爪の長いユーザーでも扱いやすい。そしてキーボードの内側にホコリが入りにくいメリットもある。ただし、ゲームユーザーには好まれていないタイプである。現在では主流となっており、当方のレビューを通してみると、2011年を境に急増した。
どう見ても15型ノート向けのキーボードではなく、中央にこじんまりとしている。そして左右にあるスピーカの面積が広い。キートップは少しばかり窪んだ形状になっている。
バックライトキー（F6兼用）をを押していくごとに、オンオフおよび、2段階の調光可能。
14型ノートでの採用例～XPS 14z（L412z）
2011年12月論評の14インチノート XPS 14z（L412z）でも同じキーボードを搭載している。15型にはバランスの悪いキーボードサイズだが、14型ならわりと馴染んでいる。14型でも左右にスピーカを内蔵できるスペースはある。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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