納得パソコン購入術!パソ兄さんは、DELL(デル)購入ガイド

納得パソコン購入術!パソ兄さんはDELLパソコンを中心としたレビューサイトです。今回は大手家電メーカーであるPanasonicのパソコンを調査します。

SX/NXシリーズ調査!レッツノート15周年記念イベント

2012年1月25日に、Panasonic「レッツノート15周年記念スペシャルイベント」に参加してきました。いつもDELL漬け状態でしたので、たまには他社も研究してみます。

このイベントは、ファンズファンズ・ライブドアブログ・コラブロ・マイレッツ倶楽部・レッツノートFacebookより応募した方が招待されており、パソ兄さんのようなレビューアとは違った客層が多く見られました。メインにチェックしたのがレッツノートSX/NXシリーズで、タッチ&トライでレポートします。

その前に、ITジャーナリスト津田大介氏と小山龍介氏のトークショーが開催されたので、その様子を少し紹介します。

スペシャルセミナー

小山龍介氏によるスペシャルセミナー「アイデアをカタチにするスキル」をテーマにしたトークショーでした。存じ上げておりませんでしたが、小山龍介氏は広告プロデューサーであり、「HACK」シリーズの著書でも有名だそうです。


イベントの様子は収録され、後日Facebookの製品ページで公開されます。またUstreamで生配信されていました。 リアルタイムでツイートが巨大スクリーンに映し出される演出が興味をそそります。内容としては「レッツノートでリアルタイムの配信を」と関連付けたいのでしょうが、レビューアとしてはほとんど関連しているようには感じられませんでした。他社のPCでもできることですからね。


直接レッツノートに関わる情報は、後半の極一部でした。開発担当者の設計に関するコメントや苦労話などの後、レッツノートの加圧耐久性を実証するパフォーマンスが行われました。大人の男性2人が立て続けに乗っかり、その後起動を確認。
SSD搭載機なので、最短9秒起動を証明していました。モバイラーは早く起動できることを待ち望んでいた、というコメントも。

12.1インチ・モバイルノート、SX1のタッチ&トライ

レッツノートSX1をチェック。レッツノートの特長とも言えるボンネット構造の天板がリニューアル。


従来機のボンネットと違い、凹凸の少ない天板に改良。天板全体の薄型化がされています。リブの角度をアーチ型にすることで、素材を変えることなく、強度を落とすこと無く、軽量化しています。耐100kg級のタフ設計。(ただし、非動作時)
モバイルメインを考慮したタフ設計なので、100Kgf加圧振動試験や76cm落下試験が実施されています。

主要部分にはフローティング構造が採用されており、衝撃を吸収して本体を保護する技術が取り込まれています。フローティング構造とは、天板等のキャビネットにある程度の柔軟性を持たせ、圧力などのエネルギーを受け流すシステムです。単に固くて頑丈に、というわけではないんですね。

高解像度ディスプレイ

12.1インチ画面でありながら、1600×900の高解像度LEDディスプレイ。
上部のベゼルにHD720P画質Webカメラ内蔵。


パームレストなどは従来の樹脂素材から変更となり、堅牢性を誇るマグネシウム合金になっています。

光学ドライブ


SX1にはシェルドライブであるDVDスーパーマルチドライブを搭載。パナソニック独自開発の軽量ドライブ(46g)です。ドライブパーツとしての搭載ではなく、パソコンとの一体化なので強度も高いです。


同デザインモデルであるNX1ではシェルドライブを搭載していません。いわばSX1の光学ドライブ非搭載モデルです。

キーボードとタッチパッド


横キーピッチ19mm、縦16mmでキーストローク2mmのキー。


見やすいとされるユニバーサルフォントをレーザー印刷しており、耐久性があります。
凸になっている部分をみるとリーフ型になっており、キーの左上と右下のエッジが大きく丸みを帯びています。この形状で指に引っかかりにくく、軽快なキー入力が可能。


Fnキーは左右にあり、2つ装備。片手でも操作できる独自配列。


レットノート独自のホイールパッドも健在。

インターフェース等


厚さ25.4mmでまずまずの薄型。前モデルCF-S10 2011年モデルと比べて70%ほどの薄さになっています。ディスプレイを閉じていると、フラットではなく、筐体が噛みあう状態で閉じられていることが分かります。こうやって液晶を抱え込むことで落下時の液晶破損からガード。(76cmからの落下テストを実施しているようです。)


こちらの面では、セキュリティケーブルスロット、通気口、HDMI、VGA、USB3.0端子×2を装備。USB充電設定ユーティリティがあり、Windowsを起動していなくてもUSB経由の充電ができます。レットノートを持ち運んでいるだけで、スマートフォンのバッテリーチャージャにもなります。(最大1.5Aの電流出力)


LAN端子、USB2.0、SDメモリカードスロット、電源コネクタを装備。



前面には、電源ランプ、バッテリランプ、ワイヤレススイッチ、オーディオ端子を装備。


背面はバッテリー装着部のみで、端子はなし。こちらは軽量バッテリーパックS。SXスタンダード(SSD)モデルなら約8時間駆動。重量1.12kg。


背面に突き出すバッテリーは、標準バッテリーパックL。SXスタンダード(SSD)モデルなら約16時間駆動。重量1.33kg。


底面。

スペック


SX1 / NX1はSandyBridge設計で、第2世代Core i5 / i7を搭載。据え置きのエントリーノートと同じパフォーマンスと考えていいです。グラフィックはインテルHDグラフィックス3000。高精細コンテンツに対応できるグラフィックパフォーマンスです。
ビジネス用ではCPUパフォーマンスがメインとなりますが、例えばCore i5-2450Mで、7.0という高いスコアを持ちます。十分な性能です。


タッチ&トライなので、実用のなかでのデメリットを発見しにくいのですが、セールスポイントだけを見てもクオリティの高さを感じることができます。ただ、DELLのリピートユーザーからすると、価格の高さが非常にネックです。パーツ構成だけで価格比較をするとDELLの格安を再認識させられます。

パソ兄さんの場合はレビューサイト運営という立場上、頻繁に買い換えをするので、レッツノートの購入を考えたことはありません。しかし、ビジネスメインで使っており、頻繁な機種変は無理というユーザーもいることでしょう。満員電車でPCが潰れてしまっては困る、可能な限り頑丈なノートを求めるなら、高価でもレッツノートを検討してみる余地はあると思います。パナソニック・レッツノートは一貫して国内生産。CPUやHDDはサプライヤからの部品調達ですが、マザーボードや光学ドライブは自社の独自設計であるため、その分のコストアップはしかたがありません。

購入ポイントはレッツノートSX1の独自設計が決定打となります。そこで次は、分解展示されていたパーツを見ていきましょう。次は、レットノートSX1の分解パーツ展示

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