Core i3 / i5搭載、Inspiron 15が新登場!
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デルの新製品情報 ≫ 2010年1月18日

Core i3 / i5搭載エントリーノート、Inspiron 15が新登場!

2010年1月に、Core 2 Duoの後継である新デュアルコア「Core i3 / i5」が登場しました。それに伴い、Core i3 / i5搭載エントリーノート、Inspiron 15が新発売されました。
Core i3 / i5は2コアを実装するデュアルコアですが、HTテクノロジーによって4スレッド動作します。つまり、システムからはクアッドコアとして認識されます。もはや、エントリーノートまでが4スレッド動作するなんて、技術の進歩は速いですね。

ちなみに、従来Inspiron 15と呼ばれてきたモデルはCore 2 Duo搭載で、今回の新Inspiron 15とは別ものです。従来のInspiron 15は混乱を避けるため「Inspiron 1545」と改名されています。(新Inspiron 15に新しい名前を付ければ、話が早いと思いますけどね。)

Core i5はターボ・ブースト・テクノロジー搭載

Core i3は対象外ですが、Core i5はターボ・ブースト・テクノロジーというのがあり、必要に応じて動作周波数を自動クロックアップさせます。マルチコアに対応していないシングル・スレッドのソフトでは、動作周波数の高さが速度につながります。まだまだ、シングル・スレッドのソフトは多いので、Core i5を搭載するメリットが大きいです。
例えば、Core i5-430Mは2.26GHzですが、最大2.53GHzまでクロックアップします。

Core i3 / i5はCPU内部にグラフィック機能を搭載

これまでのエントリーノートは、チップセットにオンボードグラフィックとしてグラフィック機能を統合していました。今度のCore i3 / i5を搭載するノートでは、CPU内部にグラフィック機能を内蔵しました。これがHDグラフィックスです。メモリコントローラーやグラフィック・インターフェースをCPUに統合したところも、従来のCore 2 Duo搭載ノートとは異なる構造です。CPUがメモリに直接アクセスできるようになり、高速化されています。

2010年1月に初登場!コード名:Arrandale(アランデール)のCPU
ブランド Core i3 Core i5
プロセッサー・ナンバー 350M 330M 540M 520M 430M 520UM
動作周波数 2.26GHz 2.13 2.53 2.40 2.26 1.06
最大動作周波数
(ターボ・ブースト)
なし
3.06 2.93 2.53 1.86
グラフィック
500MHz
166
HD Graphics with Dynamic Frequency
667MHz
766
500
3次キャッシュメモリ
3MB
実装コア数
2コア
HTテクノロジー
4スレッド
メモリ
デュアルチャンネル
TDP
35W
18W
プロセス
32nm

Inspiron 15が搭載するCore i3 / i5は、インテルのコード名でArrandale(アランデール)と呼ばれるものです。そのラインナップは上記の通り。(Inspiron 15が搭載できるプロセッサーナンバーは、デルサイトでお確かめください。)

Core i3はターボ・ブーストがないのでクロックアップしませんが、Core i5はクロックアップできるので、シングル・スレッドのソフトで強みを見せます。

HD Graphics with Dynamic Frequency
前述したとおり、CPUにグラフィック機能を内蔵しているわけですが、HD Graphics with Dynamic Frequencyという技術があり、ターボ・ブーストのようにグラフィック処理能力も環境に応じてアップします。Core i3では通常500MHzですが667MHzまでアップします。これはデスクトップ用のCore iシリーズには無い機能です。

3次キャッシュメモリを搭載
キャッシュメモリとはCPUが内蔵する高速メモリ。Core 2 Duoでは2次キャッシュまででしたが、Core i3 / i5では3次キャッシュまで搭載されています。

最新、32nmプロセス
~nmプロセスとはCPUの設計で配線幅を表します。数値が低いほど微細で、最新技術となります。Core 2 Duoでは45nmプロセスが最終でしたが、Core i3 / i5では32nmプロセスで更に微細設計。

Inspiron 15の概要

チップセットにインテル HM55 Express採用。 15.6インチワイド光沢液晶(1366x768)搭載。バックライトにWLEDを採用。WLEDは色純度が高いので、液晶画面の発色が良くなります。また軽量で衝撃にも強く、基本的には半永久とも言われるほど長寿命です。

液晶テレビと同じ16:9のアスペクト比で、動画コンテンツでは上下に帯が入ることなく、フル表示できます。本体サイズは「高さ20~32.8 × 幅380 × 奥248mm 」、最小構成の重量が2.47kgです。最薄部で20mmはかなり薄いですね。バッテリー駆動は標準の6セルで4時間。ステレオスピーカ(2Wx2)を搭載しており、SRS Premium Sound対応。

SRS PREMIUM SOUND
SRS PREMIUM SOUNDというのは4つのサウンド技術の構成からなるテクノロジーのようです。 正直、あまり期待できるものではありませんけど。

  • ボーカルや台詞の明瞭感を高める技術
  • 音場を適切な高さまで引き上げる技術
  • サウンドに本来の広がりと深みを与える技術
  • 実際にはスピーカーから出ていない重低音を感じさせる技術

エントリーノートとは思えない豪華さと、テンキー付き!
つや消しメタルのパームレストで、ヘアライン仕上げの豪華デザインです。さらに指紋のつきにくい加工がされています。しかも、通常、17インチノートクラスにならないと付かないテンキーが、Inspiron 15には搭載されています。もはや、低価格のエントリーノートとは言い難い仕様です。

メモリについて
Core 2 Duo時代ではDDR2が主流でしたが、Inspiron 15ではさらに高速規格のDDR3-1066MHzを採用。最大8GBメモリまで搭載可能。

カラーバリエーション
2010年1月時点では、次の5色からカラーバリエーションが選べます。「オブシディアン・ブラック、チェリー・レッド、アイス・ブルー、パッション・パープル、プリティ・ピンク」。

Inspiron 15のインターフェース

7規格対応メモリカードスロット、USB端子3つ、100Base-TX LAN装備。モニタ出力は「アナログのVGA」と「デジタルのHDMI端子」を装備。130万画素Webカメラが標準装備されます。Express Cardスロットは装備しないので、拡張性はありません。

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