DELLノートパソコンの、汎用キーボード
DELLノートパソコンに搭載されているキーボードは「自社の汎用パーツ」であり、自社のノートPCで多々流用される。そのため、キー配列とキーピッチの情報は「キーボード単体に特化したコンテンツ」に分けた。同型であればカラーやオプションなどバリエーションも含めて総括した情報になっている。情報収集の元になっているノート製品は別として、単にキーボード部分だけを参考にしてもらいたい。
Vostro 5515などで採用されている、同型キーボード(テンキー付き)
左端キーから右端キーまでの幅が330mm。同条件の他社ノートやDELLの他モデルでは340mm前後あるので、少々短めといったところ。ベースとしては15型ノート向けで、「テンキー付きのキーボード」となっている。テンキーの上には電卓機能キーが付いており、ダイレクトに電卓操作が可能。
キーの色にはブラックやグレーなどバリエーションがあるが、どれが採用されるかはPCによる。 また、オプション機能の存在があり、ユーザーの選択や特定の構成により機能が追加される(オプションの追加は各ノート製品のサポートによる)。そのオプションであるバックライト・キーボードは、F5キーに印字されるバックライト・マークの有無で判断できる。また電源ボタンでは指紋認証リーダーを統合することができ、ボタンの形状が変わる。製品購入の際は、オプションの有無を臨機応変に判断していただきたい。また、オプションが実質的に標準搭載の場合もあるが、当方では判定できない。
レビュー・リスト: Vostro 5515などで採用されている、同型キーボード(テンキー付き)
【 同型 ブラック (オプションなし) 】 ※ここでキー配列を解説、その他のサンプルでは省略
【 同型 ブラック(オプション機能 : バックライト / 指紋認証リーダー統合の電源ボタン) 】 ※キー配列の解説は省略
【 同型 グレー(オプション機能 : バックライト) 】 ※キー配列の解説は省略
【 同型 グレー(オプション機能 : バックライト / 指紋認証リーダー統合の電源ボタン) 】 ※キー配列の解説は省略
キーストロークと、押下圧について
搭載しているキーボードが共通であれば、どのノート製品も “ キーストロークと押下圧の値は共通 ” だと思われたが、調査していくと異なることが判明した。そのため、キーストロークと押下圧については、各ノート製品レビューのページで言及する。このページでは「キー配列、キーピッチ、キートップ」の紹介とする。
このキーボードの基本構造
このキーボードは、地盤がパームレスト部分と一体型のタイプ。「キー部分のくり抜き型」である。キーボードエリアが少し窪地または低地になって、くり抜かれた穴からキートップが頭を出している構造。つまりキーボードの地盤は、そのままパームレスト全体の一部(1プレート)となっている。関連コンテンツ 【キーボードの地盤について】
アイソレーション・キーボード採用
アイソレーション・キーボードを採用している。アイソレーションとは「分離、独立、絶縁」という意味である。キー同士の間隔が広く取られているので、キーが浮石のように独立している。この構造は誤接触が軽減されるため、爪の長いユーザーでも扱いやすい。そしてキーボードの内側にホコリが入りにくいメリットもある。ただし、ゲームユーザーには好まれていないタイプである。現在では主流となっており、当方のレビューを通してみると、2011年を境に急増した。
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同型 ブラック (オプションなし) ※ここでキー配列を解説、その他のサンプルでは省略
※被写体は15.6インチノート、 Vostro 5515 / 5510(2021年9月/10月でレビュー)。キーの色は「カーボン」と呼ばれ、やや浅めのブラック・カラーとなっている。サンプルはオプション機能なし。つまり、バックライトなし、指紋認識リーダー統合の電源ボタンなしの状態。
特異的なのはキーボード枠に電源ボタンを収めたところ。一番右上に電源ボタンがあり、これは筐体に電源ボタン用の加工をしなくても済むためのコストダウン化だろう。主に15型ノート向けの設計と思われるが、その幅にテンキーを載せているため、一部窮屈な配置が見られる。テンキーとの境目もさほどハッキリした間隔がなく、均等幅にかなり近い。
ファンクションキー(F1 ~ F12)と、「マルチメディア・設定キー」が兼用になっている。デフォルトでは印字が大きい方(マルチメディア・設定キー)が優先設定となっているため、優先になっていない方(ファンクションキー)は、キーボード左下側にある「Fnキー」と同時押しにより使える。また、「Fn + Esc」を押すと、その優先キーを切り替えることもできる。※厳密には「優先キーを切り替える」ではなく、Fn + Esc(南京錠マーク)を押してマルチメディア機能を無効にするという動作。ただ、優先キーを切り替えるという意識のほうが扱いやすい。BIOSのセットアップでファンクションキーの動作を変更することも可能。
F1~F4までは音量調整や再生/停止といった「メディア・コントロールキー」、F6とF7はディスプレイ輝度調整、F8は外部ディスプレイとの切り替え、ほかは印字の通りの兼用となっている。ファンクションキーの数字印字はかなり小さいのでやや見えにくい。このサンプルではバックライト・キーボード機能がないのでF5は無地になっている。バックライト機能がある場合、マークが印字されている。
キーボード右側に注目。BackSpace、Enter、右shift、スペースキーはその横のキーと完全に隣接しており、キートップの段差で間隔を開けている。これはプレートの穴開けが英字キーボードと一致していることから、加工をグローバルで共通化させてコストダウンを図っていると思われる。 使用頻度の高いBackSpaceキーが小さくなってしまうところにデメリットを感じる。Enterキーも大きいとは言えない。 テンキーとの境目となる間隔が短いので、視覚的にも線引しにくくなっている。
カーソルキーは段差配置になっていないが、右カーソルと左カーソルは大きいので扱いやすい。ただし、上カーソルは縦のリーチが短かく、ほかのキーに囲まれているため扱いにくい。指先を立てて押す必要があるが、キー幅が大きめなので扱いにくさを軽減する工夫はされている。下カーソルは端にあるため上カーソルよりは扱いやすい。
キーボード左側に注目。テンキーを載せてしまった弊害か、半角/全角キーがやや小さい。ただし一番左側にあり、他のキーに触れてしまう誤操作はなさそうだ。
これはノーマルの電源ボタンで、電源マークの印字のみでLEDの点灯は無し。「指紋認識リーダー統合 電源ボタン」はオプションとなる。
メインキーの押下状態。
ファンクションキーの押下状態。
Enterキーの押下状態。
カーソルキーのアップ。
半角全角キーは小さいが、端にあるのが幸い。
15型に載せている以上、テンキーはやや幅狭い。
キートップはほぼフラットで湾曲は皆無。指先にフィットする感じはなく、指先を滑らすようなタイピングに向く。
全般的に斜め横からみたキートップの形状。
同型 ブラック (オプションなし)のレポートは以上。
同型ブラック(オプション機能 : バックライト / 指紋認証リーダー統合の電源ボタン)
次は冒頭で紹介したキーボードの同型で、キーの色が「カーボン」と呼ばれている浅いブラック。サンプルではオプション機能の「バックライト・キーボード」を実装。指紋認証リーダー統合の電源ボタンを搭載している。キー配列については冒頭で解説しており重複するので省略。
被写体は16インチノート、Inspiron 16 Plus(7610)。2022年1月レビュー
ファンクションキー列。このサンプルではオプションのバックライト・キーボードを搭載しているので、F5キーに「バックライト」のマークが印字されている。
ファンクションキー(F1 ~ F12)と、「マルチメディア・設定キー」が兼用になっている。デフォルトでは印字が大きい方(マルチメディア・設定キー)が優先設定となっているため、優先になっていない方(ファンクションキー)は、キーボード左下側にある「Fnキー」と同時押しにより使える。また、「Fn + Esc」を押すと、その優先キーを切り替えることもできる。※厳密には「優先キーを切り替える」ではなく、Fn + Esc(南京錠マーク)を押してマルチメディア機能を無効にするという動作。ただ、優先キーを切り替えるという意識のほうが扱いやすい。BIOSのセットアップでファンクションキーの動作を変更することも可能。
F1~F4までは音量調整や再生/停止といった「メディア・コントロールキー」、F5はバックライト機能のオン・オフと2段階の調光、F6とF7はディスプレイ輝度調整、F8は外部ディスプレイとの切り替え、ほかは印字の通りの兼用となっている。ファンクションキーの数字印字はかなり小さいのでやや見えにくい。
キーボード右側の拡大。
キーボード左側の拡大。
指紋認証リーダー統合の電源ボタン。フラットだが周囲は段差のあるエッジになっている。
※キーボード・バックライトでは、F5キーを押すごとに、次のような順で挙動していく。設定キーが優先にされていない場合は、Fn + F5の同時押しで可能。消灯時からスタートして、F5キー押下 1回目でライト機能ON(輝度最大)、2回目で調光(輝度弱)、3回目で消灯時に戻る・・・の繰り返し。なお、点灯時に暫く操作をしていないと自動で消灯するが、どこでもいいのでまたキーに触れると再び点灯する。
この被写体(Inspiron 16 Plus(7610))でも、バックライトの様子を撮影。
筐体のシルエットを入れると、こんな感じ。
同型ブラック(オプション機能 : バックライト / 指紋認証リーダー統合の電源ボタン)のレポートは以上。
同型 グレー(オプション機能 : バックライト)
次は冒頭で紹介したキーボードの同型で、キーの色がグレーのタイプ。サンプルではオプション機能の「バックライト・キーボード」を実装。ノーマル電源ボタンだが、オプションで指紋認識リーダー統合タイプもある。キー配列については冒頭で解説しており重複するので省略。
被写体は15.6インチノート、Inspiron 15(5515)。2021年10月レビュー。キーボードの色は「タイタン グレー」と呼ばれている。
ファンクションキー列。このサンプルではオプションのバックライト・キーボードを搭載しているので、F5キーに「バックライト」のマークが印字されている。
ファンクションキー(F1 ~ F12)と、「マルチメディア・設定キー」が兼用になっている。デフォルトでは印字が大きい方(マルチメディア・設定キー)が優先設定となっているため、優先になっていない方(ファンクションキー)は、キーボード左下側にある「Fnキー」と同時押しにより使える。また、「Fn + Esc」を押すと、その優先キーを切り替えることもできる。※厳密には「優先キーを切り替える」ではなく、Fn + Esc(南京錠マーク)を押してマルチメディア機能を無効にするという動作。ただ、優先キーを切り替えるという意識のほうが扱いやすい。BIOSのセットアップでファンクションキーの動作を変更することも可能。
F1~F4までは音量調整や再生/停止といった「メディア・コントロールキー」、F5はバックライト機能のオン・オフと2段階の調光、F6とF7はディスプレイ輝度調整、F8は外部ディスプレイとの切り替え、ほかは印字の通りの兼用となっている。ファンクションキーの数字印字はかなり小さいのでやや見えにくい。
キーボード右側の拡大。
左側の拡大写真。
テンキーの上に、電卓機能のボタンが3つ、そして右端にノーマルの電源ボタンを配置。オプションで「指紋認証リーダー統合 電源ボタン」が存在する。
メインキーの押下。
Enterキー。
BackSpaceキー。
カーソルキー。
半角全角キー。
テンキーのところ。
キートップ形状。フラットで湾曲は皆無。指先にフィットする感じはなく、指先を滑らすようなタイピングに向く。
※キーボード・バックライトでは、F5キーを押すごとに、次のような順で挙動していく。設定キーが優先にされていない場合は、Fn + F5の同時押しで可能。消灯時からスタートして、F5キー押下 1回目でライト機能ON(輝度最大)、2回目で調光(輝度弱)、3回目で消灯時に戻る・・・の繰り返し。なお、点灯時に暫く操作をしていないと自動で消灯するが、どこでもいいのでまたキーに触れると再び点灯する。
キーボードの印字が見えないくらい薄暗い環境では、バックライトが役に立つ。
電源ボタンとスペースキーは点灯しない。 点灯でかすれているような箇所は無しで良好。
点灯時のテンキー側、すなわち右側の拡大。
点灯時、左側の拡大。
同型 グレー(オプション機能 : バックライト)のレポートは以上。
同型グレー(オプション機能 : バックライト / 指紋認証リーダー統合の電源ボタン)
次は冒頭で紹介したキーボードの同型で、キーの色がグレー。サンプルではオプション機能の「バックライト・キーボード」を実装。指紋認証リーダー統合の電源ボタンを搭載している。
キー配列については冒頭で解説しており重複するので省略。同型ブラック(オプション機能 : バックライト / 指紋認証リーダー統合の電源ボタン)の色違い。被写体は15.6インチノート、Inspiron 15 Plus(7510)。2022年1月レビュー
指紋認証リーダー統合の電源ボタン。フラットだが周囲は段差のあるエッジになっている。
右側。
左側。
バックライト・キーボード点灯時。
同型 グレー(オプション機能 : バックライト / 指紋認証リーダー統合の電源ボタン)のレポートは以上。
このキーボードの、キーピッチを測る
5mm方眼定規を当ててざっくり測量したところ、メインキーの横幅は約15mmで、キーピッチは標準とも言える約19mm。少し小さくなるファンクションキーの横幅は約14mmで、キーピッチは約17.5mm。このキーピッチならば誤接触はほぼないだろう。
Enterキーとその隣接キー(む)とのキーピッチは約15mmと狭く、縦に長い面積でカバーしている様子。テンキーの横幅は約12.5mm、キーピッチ約16mm。
BackSpaceとその隣接キー(¥)のキーピッチは狭く約13mmくらい。半角全角キーが小さいが隣接キーとのキーピッチは17mmほど。
カーソルキーは全体幅が約57mm。左右カーソルキーは大きく、メインキーと同じサイズ。上下カーソルキーは縦の長さがその半分だが、幅が広めで20mmほどある。
ギャラリー!この型のキーボード搭載例(DELLノート製品)
では最後に、これら同型キーボードを採用している、DELLノート製品の写真で締めくくる。
15.6インチノートへの搭載例(ブラック色のキーボード)
15.6インチノート、Vostro 5510での搭載例。キーの色は「カーボン」と呼ばれ、やや浅めのブラック・カラーとなっている。ノーマルの電源ボタン搭載で、オプション扱いのバックライト・キーボード機能を実装していない例(F5にバックライト・マーク無し)。
ホームポジションの様子。テンキー付きなのでやや左寄りのポジションとなる。
引きの様子。手のサイズと比較。
15.6インチノートへの搭載例(グレー色のキーボード)
15.6インチノート、Inspiron 15(5515)での搭載例。キーボードの色はタイタン・グレーと呼ばれている。ノーマルの電源ボタン搭載で、オプション扱いのバックライト機能を搭載している((F5にバックライト・マークあり)。
ホームポジションでは、テンキー付きなのでやや左寄り位置になる。
引きのアングルより。
16インチノートへの搭載例(ブラックのキーボード)
16インチノート、Inspiron 16 Plus(7610)での搭載例。指紋認証リーダー統合の電源ボタンを搭載。バックライト機能を搭載しているので、F5にバックライト・マークあり。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
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