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Inspiron 15の液晶モニタをチェック
Inspiron 15の大きな特徴のひとつとして、液晶モニタのアスペクト比が液晶テレビと同じ16:9になったことです。アスペクト比とは液晶画面の「横と縦の比率」です。これまでパソコン用モニタでは16:10、液晶テレビでは16:9が通常でしたが、2008年後半あたりからパソコンにも液晶テレビと同じ16:9を採用してくるようになりました。
では、16:10であるInspiron 1525を並べて比較してみましょう。
▲左 16:10のInspiron1525 / 右 16:9のInspiron 15
前機種のInspiron1525と比べると、アスペクト比が変わり、画面が横長になりました。
従来のデスクトップ用液晶モニタと、液晶テレビを比較してみるとこんな感じです。
ところで、16:9のメリットは?
液晶テレビとアスペクト比をあわせると、どんなメリットがあるのか?
地デジ放送などは16:9なので、Inspiron 15なら上下に黒い帯が入らずにフル表示されます。液晶テレビを外部モニタとして接続すれば、比率が同じなので歪まずに表示されるメリットもあります。
Inspiron 1520(生産終了機)で地デジを観る
このように16:10のパソコンで地デジテレビを観ると、上下に黒帯が入ります。
Inspiron 15は16:9なので、黒い帯はなく画面いっぱいにフル表示できます。正直、それ以外のメリットはありません。
16:9のデスクトップ用モニタなら、ノートパソコンよりかはメリットがあります。家電のレコーダーとつなげて液晶テレビ代わりになる、ゲーム機をつないでテレビの代用にするなどの使い方があります。アスペクト比がテレビと同じなので、画像が歪みません。
ところが、ノートパソコンは外部モニタとして使えませんから、地デジを観ないならあまり意味がありません。16:9への移行はどうやら、ユーザーの要望というより、液晶パネルメーカーからの要望が強かったといいます。テレビと同じ比率にすれば製造コストが下げられるとのことです。
Inspiron 15の解像度
Inspiron 15の画面サイズ15.6インチワイド、モニタ解像度は1366×768で標準的です。
Office 2007では1024×768以上が推奨解像度になっているので、ビジネス使用には充分な作業領域です。
液晶モニタと同じアスペクト比になって、地デジパソコンにも対応できるオンボードグラフィックになったところで、解像度がフルHD画質対応で無いところにややアンバランスを感じます。光沢液晶なのでメリハリのある画質ですが、背景の映りこみがやや気になるところ。これはどのメーカーも同じことが言えます。
※フルHDとは
地デジ放送は1440×1080、BS/CSデジタル放送は1920×1080で放送されるため、これらの高画質をフルに再現するにはフルHD(1080p)と呼ばれる解像度が必要です。 これから液晶モニタを購入する方で、フルHD画質を必須とするなら、1920×1080以上の解像度を選びます。 ただし、低解像度でも視聴する分には問題ありません。 またすべての地デジ放送がフルHD画質で放送されているわけでもありません。 ちなみに個人的見解では、32インチ以下のモニタでは「フルHDの画質が分かるような分からないような」という感じです。
写真に写っているので解説しておきますが、DELLパソコンにはDELLドックというランチャー機能があります。これで、よく使うアプリケーション・ソフトを簡単に呼び出せます。
まあ、Mac OS Xにあるドック機能をパクったようなものです。
自作ユーザーでも、こういったDELL特有の便利ツールほしさにDELLパソコンを購入する人もいるくらいです。
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