RadeonでHDMI接続すると黒枠がでる

自分でグラフィックカードを購入してメーカー製パソコンに搭載するユーザーもいると思います。「AMD（ATI） Radeonシリーズを搭載し、HDMI接続したら黒枠が出た」というなら、以下の作業で解決しましょう。

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AMD（ATI） Radeonの、HDMI接続時に起こる黒枠現象

AMD（ATI） Radeonのグラフィックカードを搭載して、HDMI端子でモニタと接続したら黒枠が出る現象があります。どうやってもフル画面で表示されないので、困ったユーザーもいるのでは？・・実はこれはRadeonシリーズの「ある初期設定」が原因です。

接続しているモニタの解像度に合わせているのに、画面が中央に寄った状態で黒枠に囲まれてしまいます。上記写真ではフルHD（1920×1080）モニタですが、HDMI接続にするとこのように黒枠が出てしまいます。正当であるドット・バイ・ドットの表示ではないので多少にじみも発生しています。このため、Radeonを搭載したときはHDMI接続は避けてDVI接続にしていました。

今回はその解説方法を紹介します。作業は簡単、ドライバ・ユーティリティソフトであるCatalyst Control Centerにてスケーリングのオーバースキャンを0％にするだけです。

今回の搭載グラフィックカードはRadeon HD 4650です。HDMI端子でモニタと接続しています。

Radeonシリーズのユーティリティソフトである「Catalyst Control Center」を起動。
2011年2月時点での最新版をダウンロードしています。ついでにRadeon HD 4650のドライバも最新にしておきました。Catalyst Control Centerが見当たらない場合は、AMDサイトにてダウンロードしてください。（バージョンによって操作画面は異なります。）

スケーリング設定の項目を探してください。この場合は、Scaling Optionsです。

アンダースキャンとオーバースキャンの比率が設定できます。つまり画面枠の設定です。初期設定ですでに15％あり、これが黒枠の正体でした。これを0％にすれば黒枠は消えます。

液晶テレビでは、ドット・バイ・ドット表示だと映像がわずかに画面からはみ出してしまうことがあり、オーバースキャン機能によって画像全体を枠に収めているようです。つまりHDMI接続をしている以上、「テレビに接続している」と決めつけているのでしょう。
ずいぶん、早とちりな事をしてくれますね。

オーバースキャンを0％にしたら、この通りにフル画面表示。黒枠は消えました。
メーカーパソコンのRadeon仕様では、組立て工員が手動で設定しているのかもしれませんね。（あくまで推測）。自分でRadeonを搭載し、HDMI接続する時にはスケーリングを調整しましょう。

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