DELLパソコンを納得して購入するために、デルユーザーのパソ兄さんが、購入ポイントやカスタマイズ知識を解説します。
まずは、パソコンパーツのトレンドを把握しておこう!

当サイトはリンクフリーですが、当サイトのデザインおよびテキストの無断転載・複製を固く禁じており対処しています。当サイトでは、楽天リンクシェア、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。当サイトをご利用の際は、以下にリンクの免責事項をよくお読みください。
デスクトップ・レビュー
ノートパソコンレビュー
- Inspiron 15(3520)
- Inspiron 15R(5520)
- Inspiron 15R SE
- XPS 15
- Inspiron 17R SE
- Inspiron 14z Ultrabook
- XPS 14 Ultrabook
- Inspiron 13z(5323)
- XPS 13 Ultrabook(L321X)
- Alienware M14x(M14xR2)
- Inspiron 15R(N5110)
- XPS 15(L502X)
- XPS 14z(L412z)
周辺機器
Core i7-800、i5-700シリーズのプラットフォーム
これまでのページではCPU単体の特徴について解説してきました。Core i7、Core i5を理解するキーワードは以下の3つでしたね。
- Core i7、Core i5シリーズではネイティブ・クアッドコア。
- HTテクノロジーでコア数を擬似的に2倍。(Core i5-700シリーズには無い)
- 自動で動作周波数(クロック数)を上げるターボ・ブースト・テクノロジー
さて、2010年から、Core i7などのプラットフォームへ本格的に移行が始まると思いますが、単にCPUが代わるだけではありません。そのプラットフォームはCore 2 Duoの時と大きく変わり、一新されています。
プラットフォームとは
プラットフォームとはCPUだけでなく、それを取り巻くパーツとのつながりも表します。つまり、CPUとチップセット、その他パソコンパーツ(ハードディスク、光学ドライブ、メモリ、グラフィックカードなど)のつながりです。チップセットとは、パソコンパーツを管理しそのデータをCPUへと橋渡しする中枢チップです。例えるならCPUのマネージャみたいな存在です。橋渡しをすることから「ブリッジ」と呼ばれることもあります。
そのプラットフォームの基本的な構成は、Core 2 Duoの時代(Coreマイクロアーキテクチャ)のときまで、従来のパターンを引き継いでいました。しかし、Core i7などのプラットフォームではかなり一新しています。しかも、Core i7でも900シリーズと800シリーズは構成が若干異なっており、カスタマイズ上の互換性がありません。
CPUの基本設計 | CPUソケット | ブランド |
Coreマイクロアーキテクチャ (2006年~2011年?) |
LGA775 | Core 2 Duo、 Core 2 Quad、 Pentium デュアルコアなど |
Nehalemマイクロアーキテクチャ (2008年11月登場~) |
LGA1366 | Core i7-900シリーズ |
Nehalemマイクロアーキテクチャ (2009年9月登場~) |
LGA1156 | Core i7-800シリーズ Core i7-700シリーズ |
なお、CPUソケットとはこのようなCPUを乗せるソケットです。(写真はLGA775)。
Core i7-900シリーズとCore i7-800シリーズは異なるため、物理的に互換性がありません。LGA775、LGA1366、LGA1156といった3~4桁数字はピンの数を意味しているようです。
では、各CPUのプラットフォーム構成をみていきましょう。まずは、構成の違いを理解するためにCore 2 Duから解説します。
Core 2 Duoのプラットフォーム
Core 2 Duoのプラットフォーム構成です。CPUとチップセット、そしてその他パーツとのつながりを図にしました。CoreマイクロアーキテクチャならどのCPUも同じ構成です。
各パソコンパーツと結びついて、CPUへ橋渡ししているのがチップセットです。
チップセットは2つあります。ノースブリッジが高速パーツ担当するチップセットで、サウスブリッジが低速パーツ担当するチップセットです。一般的にチップセットというとノースブリッジを指します。覚えにくいですがチップセットの正式名は「ノースブリッジ=MCH」、「サウスブリッジ=ICH」です。
通称:ノースブリッジ MCH(Memory Controller Hub) |
高速パーツ担当 メモリやグラフィックカードのような高速パーツを担当。性能を左右する重要度が高いため、一般的にはこれを「チップセット」と呼んでいます。また、カスタマイズできるパーツも決定されます。 |
P45,P43,P35;P31,G45,G43,G41など | |
通称:サウスブリッジ ICH(I/O Controller Hub) |
低速パーツ担当 ドライブ系や入力機器など比較的低速なパーツを担当。USB端子最大ポート数などインターフェースを左右する。 |
ICH10,ICH9,ICH8など |
この構成は、Core 2 Duoより前のNetBurstマイクロアーキテクチャ時代と変わっていません。CPUとノースブリッジはFSBという伝送路でつながっており、ノースブリッジとサウスブリッジはDMIという伝送路でつながっています。
Inspiron 545
Core 2 Duo搭載可能モデル。そこそこの拡張性とコストパフォーマンスで人気のデル Inspiron 545。初心者をはじめ万人向けエンターテインメントPC。ただし、グラフィックカードを搭載しないと非力なので、グラフィックカードは事実上、必須。
Core 2 Quadのプラットフォーム
Core 2 Quadは、Core 2 Duoと同様にCoreマイクロアーキテクチャで、プラットフォームが同じです。自作ではCore 2 QuadとCore 2 Duoのどちらでも搭載できるマザーボードがあります。
では、この構成の欠点を述べましょう。パソコンパーツのなかでも高速処理するメモリやグラフィックカードが、チップセットを介してCPUにアクセスしています。つまり、チップセットを経由するタイムロスが問題点となります。
Studio Desktop
Core 2 Quadプロセッサーを標準搭載。拡張性はそのままに、通常のミニタワー型よりも高いカスタマイズが可能。中級者も納得の人気モデル。IEEE1394、HDMI端子、ギガビットイーサーLAN、光デジタル音声出力などを豊富な端子を標準装備。最近の値下がりでお買い得感も増しています。
Core i7-900シリーズのプラットフォーム
CPUにメモリコントローラーを内蔵
Core 2 QuadやCore 2 Duoの次時代を担うCore i7-900シリーズ。Nehalemマイクロアーキテクチャの登場です。
チップセットが2つあり、それぞれ高速と低速パーツを担当しているところまでは同じです。しかし、今度はCPUにメモリコントローラーを内蔵したため、CPUがダイレクトにメモリにアクセスできるようになりました。3枚のメモリカードを同時使用するトリプルチャンネルに対応。
さらにCPUとノースブリッジをつなぐ伝送路はFSBが廃止され、QPI(Quick Path Interconnect)に変更です。これで従来のバス型パラレル(並行)インターフェースが廃止されました。
Studio XPS 9000(旧名:Studio XPS 435)
Core i7-900シリーズ搭載可能。8スレッド処理が可能!電源が475Wと充分あるので上級者向けのグラフィックカードの搭載ができます。3Dゲーム専用や動画編集に。タワー型ならではの拡張性もあります。天井にはメディアトレイ付き。
Alienware Aurora
Core i7-900シリーズ搭載可能、ハイエンド・ゲームPC。デュアルグラフィックが可能な上級者向け仕様。それでいてMicroATXマザーボードの採用で、大型タワーになりがちなサイズを比較的抑えています。 875Wの大容量電源。静音で効率的な冷却装置の水冷式システム搭載。スペックに限らずゲーム使用に申し分ない構成です。イルミネーションが設定でき、遊び心も満載!
Core i7-800、i5-700シリーズのプラットフォーム
CPUがグラフィックとメモリに直結!チップセットがひとつに
Core i7-900シリーズと同様にNehalemマイクロアーキテクチャですが、Core i7-800、i5-700シリーズのプラットフォーム構成は改良されています。
同じCore i7でも900と800シリーズとが異なっているので、ややこしいですね。
CPUがグラフィックス・インターフェースとメモリコントローラーを内蔵したので、チップセットを経由しなくてもCPUがダイレクトにアクセスできます。つまり、ノースブリッジの機能をCPUに集約したわけです。そして、チップセットは1つになり低速パーツを担当しています。CPUとチップセットをつなぐ伝送路は、これまでノースブリッジとサウスブリッジをつないでいたDMIを採用。理想的なシンプル構成ですね。
ただし、Core i7-900シリーズの上位ポジションを維持するためか、Core i7-800、i5-700シリーズのプラットフォームではトリプルチャンネルに対応せず、デュアルチャンネルまでとなっています。
Studio XPS 8000
Core i7-800シリーズ、またはCore i5搭載可能モデル。強化されたターボ・ブースト・テクノロジーを搭載。Core i7-800シリーズ搭載なら8スレッド処理が可能!ミドルレンジ以上のグラフィックカードが搭載可能。コストパフォーマンスもいいし、設置しやすいミニタワー型なので中級者にお勧め。
次はCPUのまとめ編へ。ここまでのおさらいコーナーです。Core 2 Duoの特徴
2010年、パソコン・スペックのトレンド
- 2010年は、Nehalemマイクロアーキテクチャへ移行
- 今、Core 2 Duoパソコンを買うのは得策ではないのか?
- Core i7、Core i5を理解する:まずは基礎知識
- Core i7、Core i5を理解する:マルチコアについて
- Core i7、Core i5を理解する:HT テクノロジーとは
- Core i7、Core i5を理解する:ターボ・ブースト・テクノロジー
- Core i7-800、i5-700シリーズは強化されたターボ・ブースト・テクノロジー
- Core i7-800、i5-700シリーズのプラットフォーム
- Core 2 Duoの特徴
- Core 2 Quadの特徴
- Core i7-900シリーズの特徴
- Core i7-800シリーズの特徴
- Core i5-700シリーズの特徴
- 今後(2010年)登場予定とされるCore i3とCore i9
- パソコンのカスタマイズについて
- メモリのトレンド
- ハードディスクのトレンド
- ハードディスクを2台使う
- SSD(Solid State Drive)のトレンド
- もっと詳しく、SSDを解説
- DVDドライブのトレンド
- ブルーレイドライブを検討する
★G ゲーミング、XPS、ALIENWARE シリーズ、Inspironデスクトップに、20%オフ クーポン!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
【 2021年10月29日(金)まで 】
★リアルサイト等から「Inspiron、XPS、Dell G、Alienwareシリーズ」のいずれかを第10/11世代Core i7・i5・i3搭載で購入し、デルEメールマガジンに購読登録(すでに登録済みもOK)していると、Amazon ギフト券10,000円分が抽選で960名様に当たる!自動的にエントリー。詳細はDELLサイトにて。
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、
楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!
合計15万円(税抜)以上購入なら、
楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※2019年9/26に内容改定~予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より