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DELL XPS 8500レビュー

DELL XPS 8500は中級以上の製品なのでグラフィックカードの搭載はほぼ必須となっているようですが、ここは余興にCPU内蔵のグラフィックであるインテルHDグラフィックス4000のパフォーマンスを調べてみました。XPS 8500購入検討の1情報としてご覧ください。【XPS 8500レビュー項目

インテルHDグラフィックス4000のパフォーマンス

第3世代Core iシリーズでは、CPUに内蔵グラフィック(内蔵GPU)も第3世代となっており、Core i7ではインテルHDグラフィックス4000 が内蔵されています。※Core i5ではランク下のインテルHDグラフィックス2500。今回、Core i7-3770 を搭載していますが、内蔵する「インテルHDグラフィックス4000」のパフォーマンスを知るべく、グラフィックカードを外してみました。

※グラフィックカード(単体GPU)を搭載すると、内蔵GPUは無効化される。

AMD Radeon HD 7870
今回レビューしているXPS 8500ではグラフィックカードの「AMD Radeon HD 7870」を搭載していますが、インテルHDグラフィックス4000 のパフォーマンスをチェックをするため、外すことにしました。 グラフィックカードを外す前にドライバをアンインストールしなくてはならないのですが、検証後にシステムを戻す作業が面倒なので、ここは実験用のHDDを別途用意することにしました。(これから紹介するベンチマークテストの結果は、DELLが提供したHDDではないことをお断りしておきます。まあ、そこらのHDDなので大差ないと思いますが。)

もともとシステムの入っているHDDから別途用意したHDDにクローンコピーを行なっています。丸ごとのバックアップであるクローンコピーに使ったソフトは「Acronis True Image」です。今回はインテル スマート・レスポンス・テクノロジーなので、32GB SSDとの兼ね合いはどうなるのか心配でしたが、無事コピーできました。
ちなみに両方のHDDを内部SATAで内蔵接続したらコピーに失敗しています。バックアップ先HDDをUSB外付け接続にしたら難なくコピーできました。

HDグラフィックス4000をGPU-Z
インテルHDグラフィックス4000をGPU-Zでチェック。演算ユニットが前世代(HDグラフィックス2000・3000)と比べると、12基から16基へと増加しています。Direct X 11のサポートもされています。(前世代は10.1まで)。
新たに3次キャッシュが追加されているので、CPUコアと共有しているLLC(Last Level Cashe)のアクセスを減らす改良がされています。動画再生支援(ハードウェア・エンコーダ)のQuick Sync Videoがバージョン2.0になっています。

3D処理能力、エンコード処理能力とも前世代より向上しているうえ、高負荷時の消費電力も大幅に低下させるなどのパフォーマンスが見られます。

インテルHDグラフィックス4000では、3台のモニタに出力(トリプルモニタ出力)が可能ですが、XPS 8500は装備する端子の都合上、デュアルモニタまでとなります。(オンボード装備がVGAとHDMIの2つなので。)

AMD Radeon HD 7870を外したので、これからベンチマークテストを行うXPS 8500の構成は以下の通りになります。

XPS 8500

2012年5月発売の中級ミニタワー。IvyBridge設計で、第3世代Core i7搭載可能(チップセットH77)。460W電源。HDD2ベイと光学ドライブ2ベイの拡張性。最大16 GBメモリ、グラフィックカードはRadeon HD 7570,7770,7870、GeForce GT 640 が搭載可能。 (2012年6月時点)
コンポーネント レビューした構成 Windows エクスペリエンス インデックスのスコア
OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ インテル Core i7-3770 (3.4GHz , 8MB キャッシュ)
※クロック数最大3.9GHz
7.7
メモリ 12GB (2GBx2+4GBx2)DDR3 SDRAM メモリ(1600MHz) 7.8
グラフィックス インテルHDグラフィックス 4000 (650MHz~1150MHz) 6.6
ゲーム用グラフィックス 6.6
プライマリハードディスク 2TB SATA HDD(7200回転) + 32GB SSD
(インテル スマート・レスポンス・テクノロジー対応)
5.9

内蔵グラフィックで中堅クラスの本格ゲームがプレイできる!?

ロストプラネット2やFF14のような高負荷すぎるタイトルのチェックはパスしましたが、中堅クラスのゲームでは、かなりのパフォーマンスを見せました。正直、驚きです。
ストリートファイター4ではフルHD解像度(1920×1080 )であってもAVERAGE 48.54 FPSで、プレイできる環境を実現しています。「ラストレムナント、デビル メイ クライ4 、バイオハザード5」においては解像度 1280×720になりますが、普通にプレイできる環境に至っています。これが最新のエントリー向けグラフィックカードとかだったら、ありうる話ですが、これは内蔵GPUの話しですからね。「ついに来たか」と一言につきます。

このことにより、「中途半端なグラフィックカードを搭載するくらいなら無くても良いかも」と言わざるをえなくなってきました。ハイエンドグラフィックカードか内蔵GPUの2択の時代になるのでしょうか?インテルがGPUの分野に進出したことにより、NVIDIAとしてはハイエンドのシェア1本に絞られてしまい苦境に立たされそうですね。

DELLでストリートファイター4を遊ぶ

ストリートファイター4 のベンチマーク

2009年にPC版が登場した対戦型格闘ゲーム、ストリートファイター4のベンチマークテスト。2次元の操作ではありますが、描写は3Dという珍しいゲームです。本格ゲームの中では、求められるスペックが比較的低めのタイトルです。

ストリートファイター4のベンチマーク結果 設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示

RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。
スコア 11877
AVERAGE 83.28 FPS


他PCと比較:
Core i3-530 +インテル HDグラフィックス⇒AVERAGE 17.44 FPS
Core i7-2600 +インテル HD グラフィックス 2000⇒AVERAGE 32.53 FPS
Core i3-530 +RADEON HD 5450 1GB⇒AVERAGE 39.82 FPS
Core i5-2400s +ATI Radeon HD 6450 1GB⇒AVERAGE 53.04 FPS
Core i7-720QM +GeForce GT 330M (ノート)⇒81.21 FPS
(備考)設定解像度 1920×1080 フルスクリーン

RANK C ⇒ プレイできる環境。設定を下げれば快適になる。
スコア 8160
AVERAGE 48.54 FPS

これまでレビューしたPCと、ストリートファイター4ベンチ比較

RPGラストレムナント

ラストレムナントのベンチマークテスト

2009年にPC版が登場したラストレムナントのベンチマークテスト。RPGなのでアクションゲームほどリアルタイム処理能力にシビアではないものの、ロールプレイングでは異例の最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。バトルもイベントシーンも高画質で製作されています。

ラストレムナントのベンチマーク結果(解像度 1280×720 ウィンドウ表示)
Average FPS 44.74
他PCと比較:
Core i3-530 +インテル HDグラフィックス ⇒12.22
Core i7-2600 +インテル HD グラフィックス 2000 ⇒21.04
Core i5-2400s +ATI Radeon HD 6450 1GB ⇒26.12
Core 2 Duo E8400 +RADEON HD 4650 512MB ⇒31.44
Core i7-870 +GeForce GT220 ⇒40.57
Core i7-920 +GeForce GT220 1GB ⇒47.63
これまでレビューしたPCと、ラストレムナント ベンチ比較
デビルメイクライシリーズ

デビル メイ クライ4 ベンチマークテスト

2008年に発売した、デビル メイ クライ4 ベンチマークテスト。家庭ゲーム機では表現できない、多数の敵キャラクターが登場。(PC版のみのモード:LEGENDARY DARK KNIGHT)ベンチマークテストでは4つのシーンから成り、そのなかでもシーン4はおびただしい数の敵が出現するため最も高負荷。ただ、シーン4は特典モードのためストーリーモードではなく、ここのFPSがやや低くても通常プレイに支障はありません。

(解像度 1280×720 ウィンドウ表示) DirectX 10

RANK A ⇒ 一部、動作低下の場合があるが、通常のプレイで問題なく動作。
シーン1⇒70.09
シーン2⇒59.85
シーン3⇒83.77
シーン4⇒47.41

他PCと比較:
Core i3-530 +RADEON HD 5450 1GB ⇒シーン1⇒33.53
Core i3-530+インテル HDグラフィックス⇒シーン1⇒18.35
Core i7-2600 +インテル HD グラフィックス 2000 ⇒シーン1⇒29.40
Core 2 Duo E7500 +オンボードグラフィック NVIDIA GeForce 9400⇒シーン1⇒16.50
Core i7-870 +GeForce GT220 ⇒シーン1⇒63.07
Core 2 Duo E8400 +RADEON HD 4650 512MB ⇒シーン1⇒47.65
Core i7-920+GeForce GT220 1GB ⇒シーン1⇒73.34
これまでレビューしたPCと、デビル メイ クライ4 ベンチ比較
3Dゲームのベンチマークテストでパソコンを選ぶ

バイオハザード5のベンチマーク

2009年9月にPC版が登場した、バイオハザード5のベンチマークテスト。日本ゲーム大賞2009 優秀賞を受賞したゲームであり、NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体3D対応ゲーム。

DirectX 10 解像度 1280×720 ウィンドウ表示
49.6 fps RANK B ⇒ 一部の動作で重くなりますが、問題なく動作。
エリア1⇒60.7
エリア2⇒51.4
エリア3⇒41.2
エリア4⇒48.8
他PCと比較:
Core i3-530+インテル HDグラフィックス⇒13.6 fps
Core i7-2600 +インテル HD グラフィックス 2000 ⇒19.9 fps
Core i3-530 +RADEON HD 5450 1GB⇒23.4 fps
Core i7-870 +GeForce GT220 ⇒40.7 fps
Core 2 Duo E8400 +RADEON HD 4650 512MB ⇒36.2 fps
Core i7-920+GeForce GT220 1GB ⇒46.9 fps
これまでレビューしたPCと、バイオハザード5のベンチ比較

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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