DELL Alienware M14x(M14xR2)レビュー
2012年5月に発売されたAlienware M14xはIvy Bridge設計のゲームノート。そのパフォーマンスをベンチマークテストで証明します。【Alienware M14x(M14xR2)レビュー項目】
Alienware M14xのベンチマークテスト / 消費電力と温度
Alienware M14xをベンチマークテストでチェックしました。ゲームノートである以上、「どんなゲームがどれくらいの快適さで動作するのか?」具体的にチェックする必要があります。なお、Alienware M14x製品といっても構成次第ですので、レビュー実機での結果とご理解ください。今回のAlienware M14xの構成は以下の通り。
2012年5月発売の14インチ最強ゲーミングノート。Ivy Bridge設計で、第3世代Core i5 / i7が搭載可能。メモリは最大16GB。グラフィックにはNVIDIA GeForce GT 650Mを搭載、重量は3kgほどなので無理なく持ち運べる本格的3Dゲーム用ノート。設定できるイルミネーションやサブウーファ付きの2.1chスピーカ内蔵(Klipsch オーディオ)など付加価値も高い。キャッシュ用にSSDを搭載し、高速起動するISRTにオプション対応(2012年7月時点) | ||
OS | Windows 7 Home Premium SP1 64bit | |
液晶ディスプレイ | 14 インチWLED 光沢液晶(1600×900) | |
プロセッサ | Core i7-3610QM (2.3GHz, 6MB キャッシュ) ※クロック数最大3.3GHz |
7.6 |
メモリ | 6GB (2GBx1+4GBx1) DDR3 SDRAM 1600MHz メモリ | 7.6 |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス4000 【 グラフィックスのスコアはこちら側 】 ↑ (NVIDIA Optimusテクノロジーよる自動切替) ↓ GeForce GT 650M 1GB GDDR5 |
(7.1) |
ゲーム用グラフィックス | (7.1) | |
プライマリハードディスク | 64GB mSATA SSD (システム用) +500GB SATA HDD(7200回転) |
7.9(上限) |
ここにあるWindowsエクスペリエンスインデックスのグラフィックススコアは、 インテル HDグラフィックス4000のものです。NVIDIA Optimusテクノロジーよる自動切替のためGeForce GT 650Mのスコアがでません。Windows7では7.9が上限なので、それ以上の場合は7.9どまりになります。
NVIDIA Optimusテクノロジーによって、インテルHDグラフィックス4000とGeForce GT 650Mの切り替わりとなりますが、ゲームではGeForce GT 650Mのパフォーマンスが発揮されます。
GeForce GT 650Mのシェーダー数は384基。インテルHDグラフィックス4000では16基。
CINEBENCH R10のベンチマークCINEBENCH R10のベンチマークソフト。Cinema 4Dをベースとしたベンチマークソフトで、Cinema 4Dは映画・テレビ業界・ゲーム制作・建築で採用されている3Dソフトです。マルチコアに最適化されているので、クロック数の高さだけでなくマルチスレッドでの能力を測ることができます。 2012年7月時点で、パソ兄さんが今までレビューしたノートパソコンで最高でした。これまでの最高はCore i7-2670QM搭載のXPS 17(L702X)で処理時間⇒49秒。 2009年9月発売のゲーミングデスクトップPC「Alienware Aurora ALX」ではCore i7-975 Extreme Edition搭載で「処理時間⇒46秒」でしたから、2009年のモンスター級デスクトップPCより勝っているのには驚きでした。 |
||
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒41秒 スコア⇒21197 |
|
OpenGL | スコア⇒6534 | |
⇒これまでレビューしたPCと、CINEBENCH R10ベンチ比較 |
ストリートファイター4 のベンチマーク2009年にPC版が登場した対戦型格闘ゲーム、ストリートファイター4のベンチマークテスト。2次元の操作ではありますが、描写は3Dという珍しいゲームです。本格ゲームの中では、求められるスペックが比較的低めのタイトルです。 1600×900 フルスクリーンで遊んでも楽勝レベル。これも2012年7月時点で、パソ兄さんが今までレビューしたノートパソコンで最高でした。GeForce GT 555M搭載のXPS 17(L702x)がAVERAGE 147.08 FPSでこれまでのノート最高。 |
設定解像度 1280×720 ウィンドウ表示 |
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 スコア 19677 |
(備考)設定解像度 1600×900 フルスクリーン |
RANK A ⇒ 快適にプレイできる環境。より高度な設定も可能。 |
⇒これまでレビューしたPCと、ストリートファイター4ベンチ比較 |
ロスト プラネット2のベンチマークロストプラネット2のベンチマークテスト。PC版は2010年10月14日発売で、NVIDIA 3D Vision対応。前作は「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」。 2012年7月時点で、パソ兄さんが今までレビューしたノートパソコンで、RANK Bは初めてです。 |
||
DirectX 11 解像度 1280×720 (ウィンドウ表示) テストタイプAの結果 |
||
40.4 fps | RANK B シーン1⇒37.4 シーン2⇒33.4 シーン3⇒50.7 |
|
⇒これまでレビューしたPCと、ロスト プラネット2ベンチ比較 |
ラストレムナントのベンチマークテスト2009年にPC版が登場したラストレムナントのベンチマークテスト。RPGなのでアクションゲームほどリアルタイム処理能力にシビアではないものの、ロールプレイングでは異例の最大70体による集団バトルが展開するなど高負荷なゲームです。バトルもイベントシーンも高画質で製作されています。 1600×900 フルスクリーンで遊んでも快適レベルです。 |
||
解像度 1280×720 ウィンドウ表示 | ||
Average FPS | 81.57 | |
(備考)解像度 1600×900 フルスクリーン | ||
Average FPS | 72.34 | |
⇒これまでレビューしたPCと、ラストレムナント ベンチ比較 |
ファイナルファンタジーXIV2010年9月に発売した、ファイナルファンタジーXIVのベンチマークテスト。先を見越した設定となっており、パソコン性能の向上を前提にしているため、要求されるスペックが非常に高いです。当サイトのテストではヒューラン(男)で統一。キャラクターによる負荷率は微々たる差のようです。 2012年7月時点で、パソ兄さんが今までレビューしたノートパソコンで、「やや快適」は初めてです。 |
LOW(1280×720) SCORE = 3342 (やや快適 ) |
⇒これまでレビューしたPCと、ファイナルファンタジーXIVベンチ比較 |
デビル メイ クライ4 ベンチマークテスト2008年に発売した、デビル メイ クライ4 ベンチマークテスト。家庭ゲーム機では表現できない、多数の敵キャラクターが登場。(PC版のみのモード:LEGENDARY DARK KNIGHT)ベンチマークテストでは4つのシーンから成り、そのなかでもシーン4はおびただしい数の敵が出現するため最も高負荷。ただ、シーン4は特典モードのためストーリーモードではなく、ここのFPSがやや低くても通常プレイに支障はありません。 1600×900 フルスクリーンでも、負荷の高いシーン4を81.20fpsで余裕でクリア。 |
デビル メイ クライ4のスコア(解像度 1280×720 ウィンドウ表示) DirectX 10 |
RANK S ⇒ すべての動作において快適に動作。 |
(備考)解像度 1600×900 フルスクリーン |
RANK S ⇒ すべての動作において快適に動作。 |
⇒これまでレビューしたPCと、デビル メイ クライ4 ベンチ比較 |
バイオハザード5のベンチマーク2009年9月にPC版が登場した、バイオハザード5のベンチマークテスト。日本ゲーム大賞2009 優秀賞を受賞したゲームであり、NVIDIA社の3D Visionにネイティブ対応した初の立体3D対応ゲーム。 1600 × 900 フルスクリーンでも楽勝で動作します。2009年9月発売の15.6インチ・ゲーミングノートAlienware M15x(Core i7-720QM +GeForce GTX 260M搭載)で70.0 fpsでしたので、それを遥かに上回る成績です。 |
||
DirectX 10 解像度 1280 × 720 ウィンドウ表示 |
||
109.2 fps | RANK S ⇒ すべてのシーンで非常に快適に動作。 エリア1⇒142.3 エリア2⇒115.7 エリア3⇒87.4 エリア4⇒102.3 |
|
(備考)解像度 1600 × 900 フルスクリーン | ||
82.1 fps | RANK A ⇒ 快適に動作します。 エリア1⇒100.5 エリア2⇒85.2 エリア3⇒66.1 エリア4⇒82.6 |
|
⇒これまでレビューしたPCと、バイオハザード5のベンチ比較 |
非常にベビーなロスト プラネット2以外は、かなりの好成績です。このスペックを持ち運べるというのは、すごい時代となったものです。
消費電力と温度
上記のベンチマークテストでAlienware M14xが消費した電力を調べてみました。まずアイドル状態では25Wほどであり、スタンダードノートとほぼ同じくらいです。普段使いでは「インテル HDグラフィックス4000」に切り替わっているためわりと省エネです。CINEBENCH R10のレンダリング中では70~80Wあたりでした。
各ゲームのベンチマークテストにおける消費電力は、80~95Wあたりを行ったり来たりというのが多い。
これらのベンチマークを1時間ほど動作させたあと、パームレストの温度を測ってみました。HDDが内蔵しているのか、特にT1(右側)が熱くなり大体37度。T2(左側)は33度ほど。これはノートで本格3Dゲームをするデメリットのひとつです。長時間プレイするユーザーはパソコン用のクーラシートを使うなど、ひと工夫あるとよいですね。
★Alienwareノートの一部モデルに、24%オフ クーポン。★そのほか、17%~23%オフ クーポンの対象モデル多数あり!★8年連続世界シェア1位!DELLモニタがオンライン・クーポンで最大20%オフ!
クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ
★DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、楽天ポイント3,000ポイントプレゼント!★合計15万円(税抜)以上購入なら、楽天ポイント7,500ポイントプレゼント!
※パソ兄さんサイトの経由特典となっており、リンク先の優待専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※予告なく変更または終了する場合があります。
8万円以上購入なら ⇒ 【 3,000ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
15万円以上購入なら ⇒ 【 7,500ポイント付与の優待専用ページへ招待 】
※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より
DELL法人モデル(Vostro、Precision、OptiPlex、Latitudeシリーズ)の購入を希望なら、当サイトの「特別なお客様限定クーポン情報」を御覧ください。掲載コンテンツ・ページはこちら!
コンテンツ ⇒DELLパソコンをもっとお得に購入!クーポン情報
Alienware M14x レビューの更新履歴(2012年)
- 07/06 Alienware M14x、最強14インチ・モバイル ゲーミングノート(概要と装備端子)
- 07/06 キーボード詳細、Alien FXのイルミネーションをいじる!
- 07/07 Alienware M14xの底面詳細と、サブウーファー内蔵 / ディスプレイをもっと詳しく
- 07/06 Alienware M14xのベンチマークテスト/ 消費電力と温度
- 07/07 付属品と梱包の様子 / 150WのACアダプタ