DELL製品を購入してレビューしているサイト
DELLデスクトップPCレビューDELLノートパソコン・レビューパソコン・パーツ
  1. HOME
  2. DELLパソコン・モバイル旅行記
  3. 東京都
  4. 北区

太田道灌が築いた城塁とされ、岩槻城と江戸城を結ぶ要衝の中継地

稲付城(本丸跡に静勝寺)

2019年6月、東京都北区赤羽西1丁目に位置する稲付城を登城した。「いねつけじょう」と読むが、日本城郭体系では「いなつけじょう」とある。本丸跡には自得山静勝寺(じょうしょうじ)があり、寺伝によれば元々は太田道灌が築いた城塁だという。同じく太田道灌が築城した江戸城岩槻城の中継地点であり、荒川が形成する河岸台地(武蔵野台地)の東端に築城されている。標高21mほどの舌状台地先端上の自然地形を利用。三方を丘陵地に囲まれた土地であり、この付近は岩淵宿が設けられており、街道上の要地であった。

稲付城に関する築城当時の史料が確認されていないため、築城者が太田道灌と断定できないが、当時の勢力で推測するならば扇谷上杉氏に関係のある人物であることは間違いなさそうだ。ただ、近くに練馬城石神井城があるため、もとは豊島氏の砦と言っても否定はできない。

道灌の孫である太田資高が居城し、その子・太田康資の二代にわたって城館を構えていたとされる。康資は北条氏の家臣として岩淵郷五ヶ村を所領していることから、戦国期末の稲付城は小田原北条氏の支配だったと推察できる。なお、太田資高が「岩淵の砦に住す」と記録にあり、この岩淵の砦(岩淵城)を稲付城としている。1590年に小田原合戦で北条氏が滅び、徳川家康が江戸に入封すると廃城になったと考えられる。

稲付城本丸跡の静勝寺高台。赤羽駅からの遠景である。

旧岩槻街道静勝寺の東側は旧岩槻街道(460号線)。岩槻城と江戸城を結ぶ、要衝の土地であった名残である。

主郭の静勝寺

太田氏の菩提寺でもある主郭の静勝寺稲付城の本丸跡に建つ静勝寺は、太田氏の菩提寺でもある。北豊島三十三ヶ所霊場4番札所。寺宝に木造・太田道灌像を所蔵している。

道灌の師である雲綱道灌が暗殺された後の1504年、道灌の師である雲綱(うんこう)和尚が稲付城の一角に弔いの草庵を創り、「道灌寺」と称した。江戸時代(1655年)、道灌6代目の孫にあたる太田資宗が境内を整備し、「自得山静勝寺」と改めた

寺名の静勝とは、太田道灌の戒名「香月院殿春苑静勝道灌大居士」から取った。山号の自得とは、道灌の父である太田資清の戒名「自得院殿実慶道真庵主」から取っている。

1687年の静勝寺除地検地絵図には廃城後であるが城郭の名残が記されており、空堀は道として描かれている。1987年に、静勝寺南方の発掘調査が行われ、永禄年間~天正10年(1558~1582年)ごろに普請されたと考えられる空堀が確認されている。規模は幅12m、深さ6mの空堀で、16世紀前半の遺物も出土している。また、亀ヶ池、鶴ヶ池と呼ばれる場所が堀跡と言われるが確証はない。

太田氏について

稲付城を居城とした太田康資は太田道灌の曾孫にあたる。康資の北条氏離反が第二次国府台合戦つながった。康資が頼った太田資正は、太田道灌の養子の家系で曾孫にあたる。そもそも康資の父、資高が主君・扇谷上杉家を見限り、江戸城を奪ったのだが、自身が江戸城の城代ではなく、稲付城に留め置かれていた不服があったと思われる。稲付城を居城としながらも、資高・康資親子は不満を募らせていたのだろう。

太田道灌
(資長 / 持資)

扇谷上杉家の家宰。河越城、岩付城、江戸城の築城で知られる。
享徳の乱(古河公方の足利成氏VS上杉氏と室町幕府)、長尾景春の乱(山内上杉氏の家宰職を継げなかった景春の反乱)で活躍。

道灌の主君、上杉定正が道灌のカリスマ性を危惧。糟屋館(神奈川県伊勢原市)で入浴後の道灌を暗殺した。山内上杉氏と扇谷上杉氏との同族争いに発展する(長享の乱)。この乱に乗じた北条早雲の関東進出を許してしまう。1546年、河越夜戦で扇谷家は滅亡した。

太田資康

道灌の嫡男。妻は三浦義同(道寸)の娘。長享の乱では山内上杉家の上杉顕定に味方し、扇谷上杉家の定正と戦う。定正の死後、新当主である上杉朝良に仕えて復帰。舅の三浦義同と伊勢宗瑞(北条早雲)との戦いで、戦死したとされる。

太田資高

太田資康の次男とされる。妻は北条氏綱の娘。扇谷上杉家の上杉朝興を離反。敵対していた北条氏綱と通じて朝興の江戸城を奪った。しかし富永直勝、遠山直景が江戸城の城代となった。

太田康資

太田資高の嫡男。道灌の曾孫。康資の「康」は北条氏康の偏諱から。北条においては高い待遇だったが、ほぼ家臣の立場に等しかった。北条の恩賞に不満を持ち離反。太田資正に通じて寝返りを画策するが失敗し、資正のもとに逃げる。援護に向かった里見氏と北条氏の戦いが、第二次国府台合戦。

里見氏の内乱で、正木憲時(時茂の養嗣子)に加担したため自害または殺害されたとされる。徳川家康の側室、英勝院(お梶)は康資の娘とされるが諸説あり。

太田資正

資正の祖父:太田資家

太田資家は太田道灌の甥とされるが、道灌の養子となる。扇谷上杉氏に仕え、岩槻城主になったとされる。

資正の父:太田資頼

太田資頼は資家の子。北条氏綱に付き、岩付城を攻略するが、扇谷上杉氏に奪還され降伏、扇谷上杉氏に帰参する。北条氏綱が再び岩付城を陥落させるが、資頼がさらに奪回する。

太田資正

家督を継いだ兄・資顕と不仲であり、岩付城を出て松山城に居住していたとされる。河越夜戦で仕えていた扇谷上杉氏が滅亡。一旦、松山城を退くが奪回し、岩付城も落とし家督を継ぐ。後に北条の攻撃を受け、配下となる。

上杉謙信の小田原城の戦いに応じて北条を離反。第2次国府台合戦に参戦するが敗退。北条氏に通じていた太田氏資(資正の子)により岩付城を追放され、以後、奪還を試みるも戻ることはできなかった。佐竹義重の配下となり、片野城を拠点とする。1590年、豊臣秀吉の小田原征伐では、小田原に参陣して秀吉に謁見している。翌年、病死。

資正の嫡男:太田氏資

1548年、北条の攻撃を受け、父と共に北条氏の配下となる。初名は資房だったが、父を岩槻城から追放すると、北条氏康から一字を与えられ「氏資」と改名。三船山の戦いで北条軍の殿(しんがり)を務め、討ち死にした。

北条氏政の三男、国増丸が氏資の娘を娶って、太田源五郎と名乗るが早世。実弟の北条氏房(4男)が兄の未亡人を娶って岩槻太田氏を継いだ。小田原征伐では氏房は小田原城に籠城。降伏後、高野山で蟄居した。

参道を登り、静勝寺へ

赤羽駅から徒歩3分静勝寺の参道階段。赤羽駅から徒歩3分ほどなので、立ち寄りやすい。

稲付城跡の標柱稲付城跡の標柱。荒川が氾濫すると村々の稲が流れついた場所だから、「いねつけ」なんだと。

立地くらいは城の名残城郭はかなり破壊されたようだが、立地くらいは城の名残を感じる。

山門静勝寺の東側に位置する山門。旧岩槻街道(460号線)側なので、ここが表参道だろう。張り紙をみると、補助86号線工事に反対とのこと。測量や調査には協力しないと書かれている。

山門のそばにある謎の休憩所。説明がほしいなあ。

道灌堂の厨子道灌堂は1715年に建立された、太田道灌像を祀るお堂。道灌堂の厨子に坐像が安置されており、道灌の命日である7月26日にちなんで毎月26日に開扉される。厨子は1835年(350回忌)に作製されたもの。道灌坐像は剃髪した晩年の姿であり、1695年に造立された。

旧本堂は弁天堂弁天堂。もともとは1694年に建立された旧本堂。

本堂現在の本堂は、関東大震災後の1928年に建てられた。

こんな要害地境内の周りは急勾配の坂道ばかり。都心だからとは言え、こんな要害地をよくもまあ市街地にしたものだ。

三日月坂

三日月坂と呼ばれる道灌湯から東南に登り、中坂へ出る坂であり、三日月坂と呼ばれる。大正3年に帝国火工品製造所(導火線の工場)ができ、そのために造られた坂という。大正4年に爆発事故で工場は焼失した。この坂を登りきった北側に三日月茶屋があったため、三日月坂と呼ぶようだが、道灌湯の開業により、道灌坂とも呼ばれるようになった。稲付城との関係性が書かれていないが、外郭との堀切跡のような印象を受ける。この辺りの道としては幅が広い。

亀ヶ池弁財天

亀ヶ池弁財天という静勝寺から西150mほどのところにある亀ヶ池弁財天。1980年、静勝寺の弁天堂から弁財天を勧請して造られた。かつてこの付近に存在した亀ヶ池から名を取り、 亀ヶ池弁財天という。亀ヶ池が稲付城の堀跡というが確証はない。

稲付城の堀跡弁財天だから池があるが、流石に稲付城の遺構ではないだろう。しかし市街地になりすぎて風情がありゃしない。

亀亀ヶ池だから、亀がいるのか。

もうひとつの池である鶴ヶ池が気になるところだが、残っていない。亀ヶ池弁財天から南250mほど先に鶴ヶ丘児童遊園があるが、これに何か意味がありそう。

レポートは以上。

欲しい時が、DELLパソコンの購入タイミング!

DELLクーポン情報

【2019年12月9日(月)まで】
Inspiron13・14・15の5000シリーズがお得!最大17%オフクーポン!
12/3より値下げしたモデル多数!

6年連続・世界シェアNo.1!DELLモニタ。最大30%オフクーポン!
(Everydayクーポン対象は最大34%オフ)

【 2019年12月16日(月)まで 】
Amazonギフト券10,000円分を抽選で600名様にプレゼント!(購入で自動エントリー)

クーポンコード掲載はこちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ

DELLと楽天ポイント
DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、
楽天スーパーポイント3,000ポイントプレゼント!

合計15万円(税抜)以上購入なら、
楽天スーパーポイント7,500ポイントプレゼント!

パソ兄さんサイト経由特典となっており、リンク先の専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※2019年9/26改定~予告なく変更または終了する場合あり

8万円以上購入なら ⇒ 【3,000ポイント付与の優待専用ページ】

15万円以上購入なら ⇒ 【7,500ポイント付与の優待専用ページ】

※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

城郭に関する本

DELLパソコン・モバイル旅行記 TOP

HOME | アンチDELLユーザー向きコンテンツ : パソ兄さんのドスパラ調査 | DELLのライバルメーカー:HPパソコンレビュー

Copyright© 納得パソコン購入術!パソ兄さん~ユーザー視点でパソコン製品を分析レビュー All Rights Reserved.