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南朝方・北畠顕信が率いた拠点で、天然の要害を利用した山城

宇津峰城(うづみねじょう)

福島県郡山市と須賀川市にまたがる独立峰・宇津峰山(標高676m / 比高426m)に築かれた宇津峰城を登城した(2018年5月)。「うつみね」が訛って当地の方々が「うづみね」と発しているのかと思ったら、正式名称も濁点のままだった。現地石碑では「雲水峰城」という表記も見られたが、別称では「星が城」とも呼ぶ。山全体が城で天然の要害をそのまま利用しており、大掛かりな設備の遺構ははとんどない。国指定史跡。

南北朝時代初期、宇津峰山は南朝方・守山城を拠点とする田村宗季(田村庄司氏)の勢力下にあった。築城時期は定かではないが、古くから田村庄司氏の支城だったようだ。1340年に、田村宗季が鎮守府将軍の北畠顕信(北畠顕家の弟)を宇津峰城に迎えたとされる。奥羽南朝の主力であった北畠顕家や結城宗広(白河結城氏)が亡くなると、北朝の勢力が増す。結城宗広の嫡男:結城親朝(小峰氏)は北朝方へ転じてしまい、南朝方の劣勢となる。1346年になると、北朝方の南奥武士(二階堂、佐竹、会津、石川、相馬、岩城、結城など)の総攻撃を受け、霊山城に続き宇津峰城も陥落。

観応の擾乱で足利尊氏と弟・直義の争い(1349年~1352年)により北朝方の足並みが揃わなくなると、1351年に田村氏は宇津峰城に入城し、北畠顕信と共に多賀城を奪還し南朝方は勢力を巻き返した。一方、多賀城を追われた吉良貞家(のちの武蔵吉良氏)は、奪回を狙って須賀川市の稲村城に入った。

しかし北朝も盛り返し、1352年には南朝方の北畠顕信と・守永王(後醍醐天皇の孫・宇津峰宮)らは宇津峰城にて籠城する。南朝方・田村庄司氏の奮戦で持ちこたえていたが、翌年には吉良貞家により宇津峰城は落城。顕信らは出羽に逃れ、奥州地方の南北朝騒乱は終結した。

北畠顕信

北畠親房の次男。戦果を挙げたものの、和泉国、石津の戦い(1338年)により21歳で散った鎮守府将軍・北畠顕家の弟。南朝から陸奥介・鎮守府将軍に任じられ、1340年に奥州入り。20年近く東北で転戦した。1353年に宇津峰城が落城し敗走した後も、1362年頃まで陸奥で活動していたと推測されている。それ以降の行動は不明だが、津軽で浪岡氏の祖となった説もある。晩年は吉野(奈良県)へ戻ったという話もあるが定かでない。

城郭と登山コース

宇津峰山の登山コースと城郭宇津峰山の現地登山マップ(城目的なら登城ルート)。宇津峰山は「うつくしま百名山」の1つに認定されている。岩瀬富士とも称される。モモンガが生息しているのだとか。

今回は西側(市民の森キャンプ場)から東の山頂に向かって登るコースで行く(須賀川市エリアである)。こかげ広場まで30分、宇津峰山山頂までは60分が目安だがこれはゆっくりペース。他の登山口には北側・郡山市の「馬場平登山口」、南側・須賀川市の「塩田登山口」がある。なお、現地の案内マップには提示されていないが、「足尾神社登山口」という南麓からのコースもあるらしい。

宇津峰城の城郭イラスト現地案内板では城郭について皆無なのだが、キャンプ場の管理等にいくつか宇津峰城に関する情報があった。土塁に囲まれた千人溜が山頂で、そのまま東に進むと長平城に隣接する。水源地に、雲水峰清水と御井戸の清水があり、1年もの籠城戦では顕信らも口にしたと伝わる。

宇津峰城は枡形(千人溜まり)、長平城、鐘撞堂、御井戸沢を中心に、東乙森、弓射峠、西乙森の出城で構成。麓の出城には、紫塚城、御代田城、谷田川城、宮田陣馬、西山館、堤鐘撞堂、細久保館、蛇頭館、滑津館などがある。
根小屋や陣馬の地名があり、城兵の居住区とされる。「宮田」は城に居た貴人に米を提供した水田だという。南側では金堀が発見されており、武器が製造されていたとのこと。

須賀川の山キャンプ場を抜け、暫く続く砂利道を過ぎると、石段の登山が始まる。

塩田登山コースと交差する「こかげ広場」30分もしないうちに、塩田登山コースと交差する「こかげ広場」を通過。ここは陣小屋跡とかなのだろうか・・。

山道ひたすらこのような山道。 物見台とやらは気が付かずにスルーしてしまった。

星神社少し枝分かれした道の先に、岩が祀られていた。どうやら星神社というらしい。それで宇津峰城の別称、星が城なのか。

山頂の眺望

須賀川市が眺望山頂の千人溜に到着。南端から須賀川市が眺望できる。

風景眺望その2。

宇津峰山から須賀川市をみる眺望その3。

千人溜

宇津峰城の本丸-千人溜千人溜の外観(土塁)。高さ1.8メートルほどある。宇津峰城の本丸とも言える郭だ。

千人溜の祠20メートル四方ほどの空間で、土塁に囲まれた千人溜の3基の祠。現地に説明板くらいほしいね。

キャンプ場の管理棟にあった記事によると、雲水峰(うづみね)神社が鎮座しているとのこと。守永王(宇津峰宮)、後村上院、後亀山院の3人を祀っている。この神社の祭事は菅船神社の宮司が行っているらしい。創建時、戦時下の影響で社殿を建てる寄付金が集まらなかったとのこと。宇津峰山の山開きは毎年4/29で、雲水峰神社の例大祭と併せて開催される。

土塁千人溜の土塁。この土塁は戦国期に築かれたものらしい。

南朝忠臣之遺跡千人溜よりやや東の土塁には「南朝忠臣之遺跡」と書かれた石碑および、雲水峰城址の石柱。うんずみね→うづみね→「宇津峰」なんだろうか?

宇津峰城-東北勤王忠烈之址さらにやや東の土塁に「東北勤王忠烈之址」の石柱が建つ。ここで行き止まりかと思い引き返してしまったが、この先の長平城につながっているらしい。おそらく足尾神社登山口のルートなのだろうけど、見た目が藪だった。地元でも宇津峰山が城址だと知らない人が結構居て、もう少し現地案内板を置くなどするべきだと感じた。一見、お気軽な山登りで終わってしまう。

宇津峰城が奥州における南北朝騒乱の史跡であることは、明治末期までよく知られていなかったという。1915年、国語学者・大槻文彦によって紹介され、指定史跡の機運が高まった。遡ること1897年に大槻が現地調査に入っている。「南朝忠臣之遺跡」や「東北勤王忠烈之址」の石碑は大正から昭和初期に建てられたもので、国家主義の反映もあったようだ。

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