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高根城と金杉城!船橋市の史跡

米ヶ崎城(意富比神社)の北に位置する、高根城と金杉城を登城してきた。高根城は高城氏にゆかりがあるということは概ね事実のようだが、金杉城は詳細不明。しかし金杉城も何かしら高城氏と関係があったと推測される。(2014年2月実施)

なお、船橋市の城郭では「花輪城 、船橋城 、船橋御殿、飯山満城、 夏見城、 米ケ崎城 、八木ケ谷城、小野田城、 金堀城、 楠ケ山城 、小穴城、 坪井城 、洒山城 、高根城、 金杉城 、小栗原城 」 があるという。

高根城(たかねじょう)

千葉県船橋市高根町(字城高山)の曹洞宗高根寺(こうごんじ)が、高根城の西南城郭という。高根城は北・西・南が海老川および分流で囲まれており、片岡家・藤代家付近の台地が主郭と思われる。かつてこの付近に「堀の内、亀小路、馬場、辺田曲輪」の地名があったという。

松戸市の小金城を拠点としている高城氏一族が、高根城の城主だったとされている。藤代家によれば、九曜の星を家紋とする高城右京亮の屋敷であったと伝えており、屋敷神に妙見尊を祀っていることからその信憑性は高い。

高根寺:こうごんじ

高根城跡地のこうごんじ高根城の西南城郭である高根寺は、高城氏の開いた広徳寺の末寺であり高城氏より庇護を受けてきた。

もとは1233年頃に、尼僧が営んだ小庵(小山寺)が始まりだが高源寺と改名した。1555年、高根城主の奥方の菩提を弔い十一面観音像を安置して改修されてからは「高根寺」に改められ、広徳寺(高城氏の菩提寺)の末寺とした。

境内
高根寺境内の様子。立派な神木、本堂、鐘楼、慰霊碑が見られる。

高根城防塁跡
裏手にある墓地の背後は切岸だろうか?

高根城の石垣本物か
高根寺周辺にも城郭らしき雰囲気があり、一部石垣が見られるがこれは後世による建造だと思われる。崖を登ると開けた場所に出るが、小径などは城郭らしい遺構だった。

高根城の一部の秋葉神社
高根寺の60mほど離れたところに秋葉神社があり、ここにも城郭らしい遺構が残る。

高根城遠景写真
秋葉神社の遠景。もともとは円墳だったのだろうか?という地形。

秋葉神社境内と土塁跡
秋葉神社はちょっとした高台になっており、曲輪がはっきりと分かる。

蛇行した道
高根城から北に進み金杉城へと向かうが、すぐに8号線へ出ず、小径を通りながら北へ進んだ。秋葉神社から150m先にも小高い丘があり、城マニアが喜ぶ蛇行した道や蛇行した坂道に出くわすが、ここは出城ではないかと思った。

しんぱたけ
丘(出城?)を登ると農家直売場があったので、ここで今夜のおかず用として新鮮な野菜を買い込んだ。
野菜をかつぎ込んだまま金杉城へ向かう。

船橋市8号線
8号線にでたが、ここらは平地に所々丘が見られる地形である。車道を下っては上るというコースで悪路であり排気ガスで空気はまずく、チャリ旅としては快適ではない。

金杉城

秋葉神社から900mほど北、船橋市金杉町2丁目に「堀の内」という地名がみられ、そこに金杉城はあった。金杉城の城郭規模は50m×50mとされ、城というより居館または砦といった小規模なものという。要衝地であり街道を監視するために置かれた、番所として機能したと考えられる。

平野家-金杉城址
現在は畑として使われているおかげで土塁などの遺構が残されているらしいのだが、ここより先は私有地であり「私道につき進入禁止」の看板が立てられていた。城マニアの度々の訪問で辟易しているのであろう。畑の前は周囲が土塁で囲まれた住宅であったが、1900年に火災で焼失した。その後住宅は移転したが、土地所有者が手放さなかったため遺構が残されたとのこと。

すぐ東側には金杉神明社(豊受神社)がある。ここも金杉城の一部だという。境内には盛り土が見られ、高台に位置することが確認できた。住宅地開発で見晴らしはよくないが、神明社の北はそこそこの崖である。

金杉十字路の交差点
神明社。金杉城の定番シンボルになっている。城主は定かではないが、近隣に高根城があることから高城氏と関係があると容易に推測できる。

金杉城神明社
写真上:神明社が建つ土塁。写真下:神明社の北、坂道を降りた当たりでみられた城郭の一部?(推測)。

金杉城の空堀
神明社のやや西南側、288号線を挟んだ先には船橋市指定樹林が806平方メートル広がっており、空堀のような小径を楽しむことができる。自動車で通ることはお勧めできないコースだ。こういった場所も含めれば金杉城の城郭はもう少し広いと思われるのだが、ただの願望なのだろうか。

断崖の規模-金杉
船橋市指定樹林になっている以上、ここの(たぶん)遺構は保護されそうだ。

断崖の規模-金杉
南に進むに連れ、断崖の規模が大きくなってくる。ここが城郭なのか定かではないが、無関係とは言い難い地形であった。しかし通説である「金杉城が小規模な領主の居館」が本当ならば、この空堀は堅固すぎる防衛構造だ。やはり城跡ではないのだろうか・・。

金杉城-神明社の場所
金杉城遠景。赤矢印のところが神明社の場所。西に向かって竹やぶが続いており、帯曲輪といった印象。あくまで素人の推測であるが。

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