今回レビューしているInspiron 15Rのスペックについてと、SandyBridge設計について解説。
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Inspiron 15R(N5110)のスペックをチェック

製品画像 Inspiron15Rは2世代目へ
Inspiron 15R(N5110)
OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit Win7
スコア
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768)
プロセッサ インテル Core i3-2310M
(2.1GHz, 3MB キャッシュ)
※ターボブーストなし
6.4
メモリ 2GB (2GBx1) DDR3-SDRAMメモリ 5.5
グラフィックス インテル HDグラフィックス 3000 4.5
ゲーム用
グラフィックス
6.1
プライマリ
ハードディスク
320GB SATA HDD(7200回転) 5.9

今回レビューしているInspiron 15R(N5110)はレビュー時点で最小構成ですが、このスペックに関しての詳細とSandyBridge設計について解説します。

2011年5月にレビュー。最新情報はDELLサイトにて。

インテル Core i3-2310M (2.1GHz,)
今回はインテル Core i3-2310M (2.1GHz,) を搭載。32nmプロセスで2011年1月に登場したSandyBridge設計のCPUです。
前世代Nehalemとの大きな違いは、CPUコアとGPUコアの完全統合化です。CPUとGPU(HD グラフィックス)が緊密関係にあるため、性能が向上しています。※前世代はCPU製品内部で同梱しただけで、構造的に分離していました。キャッシュメモリには新たにLLC(Last Level Cache)が採用され、CPUとHD グラフィックスが共有して処理を高速化しています。また、GPUを統合しているのにも関わらず省エネというのが特徴。MAX TDPが35Wというのはすごい。

今回のCore i3-2310Mは2コア実装
今回のCore i3-2310Mは2コア実装ですが、HTテクノロジーによって擬似4コア(4スレッド)として動作します。Core i7になると4コア8スレッドとしうのが主流です。いずれも複数同時処理に強く、いまはマルチスレッド動作は当たり前の時代となっています。
※HTテクノロジーは1コアに対し2スレッド動作させる技術。

拡張命令が一新、Intel AVXへ

これまで拡張命令にSSEが採用されていましたが、Sandy BridgeからはAVXを新たにサポート。OSではWindows 7 SP1からサポートされます。ソフトウエアも対応しないとAVXの拡張命令は実行されないので、これから登場するソフトウェアに期待です。

レビュー時点では、Inspiron 15R(N5110)ではCore i3 / i5 / i7が搭載可能となっており、かなりミドルノートの領域まで首を突っ込んでいます。では、2011年5月時点で登場しているCore i3 / i5 / i7のラインナップを見てみましょう。
※Inspiron 15R(N5110)のカスタマイズ一覧ではありません。物理的には可能でもDELLのチョイス次第です。

2世代 Core i7 (ノートパソコン用)

2世代のCore i7(ノートパソコン用)は、4コア実装のクアッドコアと、2コア実装のデュアルコアがあります。(末尾のQMとMで判断できます)。いずれもHTテクノロジー搭載なので「コア数×2」のスレッド動作。ターボ・ブースト2.0(略:TB)搭載で、自動クロックアップします。3次キャッシュ(LLC)は4MB~8MBで、クアッドコアの方が多めです。

ファミリー コア数と
スレッド数
クロック
(TB最大時)
3次
キャッシュ
内蔵GPU
(最大時)
Core i7 2820QM 4コア/8スレッド 2.3GHz
(3.4GHz)
8MB HDグラフィックス 3000
(1,300MHz)
Core i7 2720QM 4コア/8スレッド 2.2GHz
(3.3GHz)
6MB HDグラフィックス 3000
(1,300MHz)
Core i7 2635QM 4コア/8スレッド 2.0GHz
(2.9GHz)
6MB HDグラフィックス 3000
(1,200MHz)
Core i7 2630QM 4コア/8スレッド 2.0GHz
(2.9GHz)
6MB HDグラフィックス 3000
(1,100MHz)
Core i7 2620M 2コア/4スレッド 2.7GHz
(3.4GHz)
4MB HDグラフィックス 3000
(1,300MHz)
Core i7 2649M 2コア/4スレッド 2.3GHz
(3.2GHz)
4MB HDグラフィックス 3000
(1,100MHz)
Core i7 2629M 2コア/4スレッド 2.1GHz
(3.0GHz)
4MB HDグラフィックス 3000
(1,100MHz)
Core i7 2657M 2コア/4スレッド 1.6GHz
(2.7GHz)
4MB HDグラフィックス 3000
(1,000MHz)
Core i7 2617M 2コア/4スレッド 1.5GHz
(2.6GHz)
4MB HDグラフィックス 3000
(950MHz)

2世代 Core i5 (ノートパソコン用)

2世代のCore i5(ノートパソコン用)は、2コア実装のクアッドコア。HTテクノロジー搭載なので4スレッド動作。3次キャッシュ(LLC)はCore i7より少なくて3MBです。ターボ・ブースト2.0(略:TB)搭載なので、自動クロックアップします。

ファミリー コア数と
スレッド数
クロック
(TB最大時)
3次
キャッシュ
内蔵GPU
(最大時)
Core i5 2540M 2コア/4スレッド 2.6GHz
(3.3GHz)
3MB HDグラフィックス 3000
(1,300MHz)
Core i5 2520M 2コア/4スレッド 2.5GHz
(3.2GHz)
3MB HDグラフィックス 3000
(1,300MHz)
Core i5 2410M 2コア/4スレッド 2.3GHz
(2.9GHz)
3MB HDグラフィックス 3000
(1,200MHz)
Core i5 2537M 2コア/4スレッド 1.4GHz
(2.3GHz)
3MB HDグラフィックス 3000
(900MHz)

2世代 Core i3 (ノートパソコン用)

2世代のCore i3 (ノートパソコン用)は、2コア実装のデュアルコア。HTテクノロジー搭載なので4スレッド動作。3次キャッシュ(LLC)はCore i7より少なくて3MBです。
ターボ・ブースト2.0(略:TB)は搭載しないので、自動クロックアップはしません。

ファミリー コア数と
スレッド数
クロック
(TB最大時)
3次
キャッシュ
内蔵GPU
(最大時)
Core i3 2310M 2コア/4スレッド 2.1GHz
(-GHz)
3MB HDグラフィックス 3000
(1,100MHz)

Core i5/i7ではターボ・ブースト 2.0に対応しています。今回搭載しているCore i3 2310Mには非対応なので定格の2.1GHzのままです。

Core i5 / i7は、ターボ・ブースト 2.0により自動クロックアップが強化

各コアを自動クロックアップ
Nehalem時代のCPUから「ターボ・ブースト・テクノロジー」があり、必要に応じて各コアを自動クロックアップしました。定格よりクロック数を上げることで、マルチコア対応していないソフトでも高速処理が可能でした。そしてSandy Bridgeからはターボ・ブースト 2.0とバージョンアップ。
※ただし、Core i3では下位のために省かれています。 対象はCore i7とi5。
※図はクアッドコアの場合のイメージイラスト

ターボ・ブースト 2.0の進化ポイントは、CPUとHDグラフィックスの統合により、両方がクロックアップすることです。(以前では、クロックアップするならCPUかHDグラフィックスのどちらかでした。)

ターボ・ブースト2.0
クロックアップの仕組みは各CPUに定められた倍率を変えることです。ターボ・ブースト機能は電流や電力はもちろん、温度を監視した上で倍率を変化させています。電流の量が基準を超えた場合、上昇させた倍率を下げて熱暴走を回避させます。これが従来からあるターボ・ブーストです。しかし、電流量が基準を超えてもすぐに熱が上昇するわけではありません。ターボ・ブースト 2.0ではそのタイムラグを利用し、すぐには倍率を下げません。これが倍率上限を少しでも長く持たせる仕組みで、いわゆる「踏ん張り機能」が追加されています。

インテル HD グラフィックス 3000

HDグラフィックス 3000
CPUに内蔵するのグラフィック機能(GPU)はインテル HD グラフィックスと呼ばれ、Nehalemプラットフォームから始まりました。これにより、グラフィックカードを搭載しなくても、ブルーレイなどのフルHDコンテンツを再生するグラフィック性能を持ちました。しかし、Core i7では非搭載で下位であるCore i5/i3に内蔵していました。後継であるSandy BridgeではCore i7を含め、すべてのシリーズにHD グラフィックスを内蔵。機能も強化され、HDグラフィックス 3000が新たに登場。実行ユニット数は、HDグラフィックス 3000が12基。インテル サイトでは「前世代のインテル HD グラフィックスよりも最大3倍以上のパフォーマンス」と公称しています。

Direct 10.1に対応。HDMI1.4にも対応したので3D映像の出力も可能。現行のローエンド・グラフィックカードに近い性能があり、フルHDコンテンツでは益々安定した動作が期待できます。(HDグラフィックス 3000なら、RADEON HD 5450のグラフィックカードとほぼ同等らしい。)
これまで初心者でも「念のためローエンドグラフィックカードでも搭載してけば安心」という風潮がありましたが、それも無くなりそうです。

ただし、ハイレベルな3Dゲームが遊べるほどではないので、ゲームユーザーならび中級~上級者は単体GPUの搭載が必須。その点、単体GPUを搭載するつもりがないエントリーユーザーにはかなり恩恵がかなりありますね。

なお、レビュー時点ではInspiron 15R(N5110)に単体GPU(NVIDIA GeForce GT 525M 1GB)が搭載できるので、HDグラフィックス 3000よりも遥かに高いグラフィックパフォーマンスが実現されます。

ハードウエアによるデコード・エンコード処理機能/intel Quick Sync Video

HD グラフィックスでは、動画編集では要であるデコードとエンコードの処理が機能強化されています。処理エンジンである「マルチフォーマットコーデック」を大幅強化。ブルーレイ映画を観るユーザーなら、動画再生支援にQuick Sync Videoが備わっていると思えばいいでしょう。

Quick Sync Videoでは、次のフォーマットに対しハードウエア処理が可能です。
MPEG-2、H.264、MPEG-4、AVC、VC1のデコードをハードウェア処理。
MPEG-2、H.264、MPEG-4 AVCのエンコードをハードウェア処理。

Quick Sync Videoが利用できるのはHDグラフィックが有効時の時のみ。単体GPUを使用しているときは、意味をなしません。

地デジパソコン用でも非常に安定

Inspiron 15R(N5110)の最小構成
Inspiron 15R(N5110)の最小構成にて、バッファローの「ストリームテスト for 地デジ」で地デジ対応度をチェックしてみました。

バッファローの「ストリームテスト for 地デジ」
地デジそのまま(DPモード 1440×1080 )でもコマ落ち一切なし。フレーム描画割合100%です。ブルーレイなどのフルHDコンテンツを軽くこなせる性能で、本格3Dゲーム以外なら最小構成でもOKです。ほとんどのホームエンターテイメントをカバーできますね。

USB3.0コントローラ

Renesas Electronics社のUSB3.0コントローラ
インテルチップセット(インテル モバイルHM67)にはまだUSB3.0コントローラが内蔵されていません。そのためInspiron 15R(N5110)は別途USB3.0コントローラチップを搭載しているわけです。デバイスをみるとRenesas Electronics社のUSB3.0コントローラチップが搭載されていることが分かります。

USB3.0コントローラチップといえば、「NECエレクトロニクス製じゃないのか」と思いそうですが、NECエレクトロニクスとルネサス テクノロジの経営統合によって設立されたのが、Renesas Electronics社なんです。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

次は、インテル HDグラフィックスと、HDグラフィックス 3000を比較

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