XPS復活!14インチのミドルノート!DELL XPS 14が登場。パソ兄さんによるユーザーレビューです。
DELL XPS 14のグラフィックパフォーマンス(GeForce GT 420Mについて)
今回レビューしているXPS 14には、GPUにGeForce GT 420Mを搭載しています。GPU-Zというソフトで詳細スペックをチェックしてみました。(上記写真)
GPUとはグラフィック処理をするグラフィック・プロセッサですが、基本的にはゲームユーザーやグラフィックソフトを扱うユーザーがもっとも注目するパーツです。
GeForce GT 420Mは、2010年9月に発表されたNVIDIA社の新GPU、「GeForce GT 400M」シリーズのひとつです。「前世代GeForce GT 300Mシリーズより40%アップの性能」と、GPUメーカー(NVIDIA社)はアピールしています。そこで、このページではGeForce GT 400Mシリーズについて解説します。
「GeForce GT 400M」シリーズはミドル~ハイクラス向けで、XPS 14、XPS 15、XPS 17のようなミドルレンジ・ノートに適したGPUです。ノート向けではNVIDIA初のDirectX 11対応GPUです。GTの上位であるGTX系は、本格的なゲームPC(Alienwareシリーズ)の範疇になるでしょう。
では、2010年9月に発表されたNVIDIA社の新GPU、「GeForce GT 400M」シリーズをチェックしてみましょう。スペックの見方として、コアクロックやシェーダークロックがありますが、何といってもCUDAコア数が大きく影響します。
ファミリー | GT 445M | GT 435M | GT 425M | GT 420M | GT 415M |
開発コード | GF106 | GF108 | GF108 | GF108 | GF108 |
CUDAコア | 144基 | 96基 |
48基 | ||
テクスチャ ユニット数 |
24基 | 16基 |
8基 | ||
コアクロック | 590MHz | 650MHz | 560MHz | 500MHz | 500MHz |
シェーダー クロック |
1180MHz | 1300MHz | 1120MHz | 1000MHz | 1000MHz |
3D Vision | ○ | ○ | ○ | × | × |
Optimus | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
2010年9月にNVIDIAより発表された「GeForce GT 400M」シリーズは上記の5つ。なお、購入の際、XPS 14が搭載できるGPUについてはDELLサイトにて最新情報を必ずご確認ください⇒XPS 14 販売終了
今回のレビュー機であるXPS 14にはGeForce GT 420Mを搭載していますが、CUDAコア数が96基、テクスチャユニット数は16基。これはGT 420M~435Mで共通ですが、GeForce GT 420Mはクロック数が控えめになっています。XPS 17、15,14をレビューするにあたってGT 445M、GT 435M、GT 420Mの比較ができたので、次のページで紹介します。
NVIDIA Optimusテクノロジーに対応【Core i5搭載時】
Core i5(デュアルコア)を搭載した場合は、NVIDIA Optimusテクノロジーが活用できます。NVIDIA Optimusテクノロジーは、GPUと「CPUに内蔵するインテルHDグラフィックス」をシームレスに切り替える技術です。とくに高いグラフィック処理をしない場合は、省エネのインテルHDグラフィックスに自動で切り替わります。
なお、Core i7(クアッドコア)搭載時では、Optimusテクノロジーが無効になります。それはCore i7にはインテルHDグラフィックスを内蔵しないからです。インテルHDグラフィックスを内蔵するCore i5以下のCPUが対象となります。
今回のXPS 14の構成であればNVIDIA Optimusテクノロジーが有効でした。Windows エクスペリエンスインデックスを見ると、ゲーム用グラフィックスのスコアが6.5となっており、GeForce GT 420Mのスコアと思われます。ただし、このWindows エクスペリエンスインデックスにとってNVIDIA Optimusテクノロジーが未知だったのか、表示にはGeForce GT 420Mの名がでてきません。
GPU-Zのチェックでは、2つのグラフィックを切り替えて表示することができました。
NVIDIA Optimusテクノロジーでは、自動選択および、優先するグラフィックを設定できます。
また、プログラムごとによっての設定も可能です。
3D Vision対応について
今回のXPS 14にはGeForce GT 420M搭載なので、3D Vision対応していません。
GeForce GT 425M以上の搭載なら、3D Vision対応になるので3D映像を楽しめます。ただし、XPS14.15.17の液晶画面は3D対応ではないので、3D対応モニタとのHDMI外部接続が必要になります。
CUDAというGPGPU技術
NVIDIA社ではCUDAという、GPGPU技術を採用しています。GPGPUとは、汎用プロセッサであるCPUが処理する仕事の一部をGPUが肩代わりする技術です。つまり、グラフィック処理能力をそんなに重視していないユーザーでも、搭載することでパソコン自体の全体的なパフォーマンスアップが見込めます。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
DELL XPS 14(L401X)レビュー 項目
- 14インチノートのDELL XPS 14(L401X)レビュー!強力なグラフィック性能を持ち運ぶ
- XPS 14(L401X)のインターフェースを確認(各側面の端子など)
- JBLスピーカーとコントロールバー~XPS 14(L401X)のキーボード周辺
- 主要キーからファンクションキー列まで~XPS 14(L401X)のキーボード
- 素材、サイズ、操作性など~XPS 14(L401X)のパームレストとタッチパッド
- GeForce GT 420Mについて~XPS 14のグラフィックパフォーマンス
- GeForce GT 420M、435M 、445M の性能比較
- 「前世代ミドルレンジ代表Studio 15」と性能比較~XPS 14のパフォーマンス
- 以降は、DELL XPS 14(L401X)レビュー 項目にて