AMD Phenom II 搭載のハイエンド・ミニタワー型デスクトップ、DELL Studio XPS 7100をレビュー。DELLユーザーによるレビューサイトです。
CINEBENCH R10の処理速度チェック/Studio XPS 7100
今回のStudio XPS 7100における、CINEBENCH R10のレンダリング速度を測ります。また、他モデルと速度を比較してみます。CINEBENCH R10とは、MAXON Computer社のCinema 4Dをベースとしたレンダリング処理のベンチマークソフト。Cinema 4Dは映画・テレビ業界やゲーム制作、建築に至るまで採用されている3Dソフトです。このベンチマークソフトは、レンダリング処理することでCPUの性能をスコア化します。
実装6コアのAMD Phenom II X6 1055Tは如何ほどか?上の写真を見て分かるように実装コアの通り、6スレッドの同時レンダリングを行っています。インテルのCore i7では擬似コアにより8スレッド処理が可能ですが、実装しているのは4コアです。
では、実装コア数で誇るAMD Phenom II X6 1055Tを見ていきましょう。
Studio XPS 7100といっても構成によって異なりますし、購入時期によっては選択できるパーツに変化があります。そのため、以下の構成で行った場合であることをご理解下さい。
DELL Studio XPS 7100の構成 | ||
製品画像 | ||
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
プロセッサ | AMD Phenom II X6 1055T | 7.4 |
メモリ | 12GB (4GBx2, 2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 7.4 |
グラフィックス | ATI Radeon HD 5870 1GB | 7.8 |
ゲーム用 グラフィックス |
7.8 | |
プライマリ ハードディスク |
1TB SATA HDD(7200回転) | 7.5 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒54秒 スコア⇒16094 |
|
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒6648 |
処理にかかった時間は54秒。ちなみに、OpenGLベンチマークも記載していますが、OpenGLが重視されるのは業務向けのグラフィックソフトを使う場合で、一般ユーザーには関係ありません。Studio XPS 7100 販売終了
では、8スレッド動作する、インテル Core i7-860と比べてみましょう。
DELL Studio XPS 8000の構成 | ||
製品画像 | ||
OS | Windows 7 Professional 64bit | Win7 スコア |
プロセッサ | インテル Core i7-860 (2.8GHz , 8MB L3キャッシュ) ※クロック数最大3.46GHz |
7.4 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 7.5 |
グラフィックス | GeForce GTX 260 1792MB | 7.1 |
ゲーム用 グラフィックス |
7.1 | |
プライマリ ハードディスク |
500GB SATA HDD(7200回転) | 5.9 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒51秒 スコア⇒17033 |
|
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒6648 |
インテル Core i7-860を搭載するStudio XPS 8000では、51秒。実装4コアといえどHTテクノロジーによって8スレッド動作するところに、やや優位があるのかもしれません。しかし、数回測定すると2秒前後の誤差はでるので、これぐらいの差ならほぼ互角に近いのかもしれません。Studio XPS 8100 終了
Studio 15(Core i7モデル)の構成 | ||
製品画像 | ||
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i7-720QM (1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.80GHz |
6.9 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 7.4 |
グラフィックス | ATI Mobility RADEON HD 4570 512MB | 5.0 |
ゲーム用 グラフィックス |
6.2 | |
プライマリ ハードディスク |
500GB SATA HDD(5400回転) | 5.9 |
CINEBENCH R10のスコア | ||
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分33秒 スコア⇒9439 |
|
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒5588 |
インテル Core i7-720QM搭載のStudio 15では、1分33秒です。8スレッド動作をしてもノートパソコンになると上記のPCより1.7倍くらいは時間がかかります。基本的にデスクトップ機のほうが処理能力が高いことはご存知の通り。
Studio 15 販売終了
Alienware Aurora ALXの構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Professional 64bit |
CPU | インテル Core i7-975 Extreme Edition (3.33GHz, 8MB L3 キャッシュ) |
メモリ | 9GB (2GBx3, 1GBx3) DDR3-SDRAM |
グラフィック | 【CrossFireX】 ATI Radeon HD 5870 1GB |
HDD | 1TB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒46秒 |
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒9829 |
インテル Core i7-975 Extreme Editionを搭載するAlienware Aurora ALXは、46秒です。最上級のCore i7 Extreme Editionでも、AMD Phenom II X6 1055Tより8秒ほど速くなるだけです。Alienware Aurora ALX・完
Inspiron 580の構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Core i3-530 (2.93GHz, 4MB L3キャッシュ) |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ |
グラフィック | インテル HDグラフィックス(733MHz) |
HDD | 320GB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1分40秒 |
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒2100 |
ローエンドCPUであるインテル Core i3-530を搭載したInspiron 580では、1分40秒です。Core i3は2コアのデュアルコアですが、HTテクノロジーによって4スレッド動作が可能です。それでも、上記のデスクトップ機と比較すると大差があります。(Core i7搭載のノートより少々遅いくらい。)Inspiron 580は販売終了
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
次は、AMD Phenom II X6 1055Tのスレッド動作をチェック