Inspiron 13z(N301z)レビュー
DELLユーザーのパソ兄さんが、グラフィックパフォーマンスに優れた13.3インチ光沢液晶モバイルノートのInspiron N301zをレビュー。
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Inspiron 13z(N301z)の消費電力を調べる

Inspiron 13z(N301z)は、当方のレビュー時点では、グラフィックに単体のATI Mobility Radeon HD 5430を標準搭載しています。単体グラフィックは描写性能が高くなる代わりに、その分、電力を消費します。「省エネで、バッテリー長時間駆動が売りのCULVノートの意味がない」と思われるかもしれません。では、実際に消費電力を測ってみたいと思います。まず、電源投入前は0Wでした。微弱な電流は流れていると思うので、1W未満と捉えておきます。なお測定では、充電に電力を使われると正しく測れないのでバッテリーを外して行います。

電力を消費

Inspiron 13z(N301z)の構成
OS Windows 7 Home Premium 64bit Win7
スコア
液晶ディスプレイ 13.3インチ WLED光沢液晶(1366x768)
プロセッサ インテル Core i3-330UM
(1.2GHz, 3MB L3キャッシュ)
4.1
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ 5.1
グラフィックス ATI Mobility Radeon HD 5430 1GB 4.9
ゲーム用
グラフィックス
5.9
プライマリ
ハードディスク
320GB SATA HDD(5400回転) 5.9

消費電力は、Inspiron 13z(N301z)の構成にもよるので、ここで明記しておきます。消費電力は一定ではなく常に変動するものなので、しばらく眺めていて比較的よく見られる消費電力を直感的にまとめています。

Windows起動時 アイドル時(待機状態) ネット利用時
25~30W 20W前後 22W前後

最も多い「Windows起動時、アイドル時(待機状態)、ネット利用時」では上記の通り。Windows起動時では瞬間的にHDDを稼動するためか、30Wくらいまで消費するケースがみられました。

ロスト プラネット エクストリーム コンディション」の体験版
一番、電力を消費する使い方といえば、高度な3Dゲーム。そこで、超低電圧ノートでプレイするには無謀なゲーム「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」の体験版でテストしました。バージョンはDirectX 10です。

解像度800×448
ちなみにベンチマークでは、解像度800×448の場合、Showシーンで26FPS、CAVEシーンで30FPS。クオリティはデフォルトのままです。完全合格の60FPSの半分くらいしか行きませんが、これでもややスローながら体験版すべてを遊べました。超低電圧ノートでのプレイはまずありえない高負荷なゲームですから、単体グラフィック搭載の恩恵を感じます。

最小解像度にすると640×360
可能な限り、最小解像度にすると640×360。ベンチマークではShowシーンで34FPS、CAVEシーンで32FPSです。満足なスコアではありませんが、上記の時より、明らかに動きが滑らかになっていました。グラフィック描写をデフォルトからもっと落とせば、もう少しスコアが上がるでしょう。個人的には「画面が小さくて目が疲れますが、結構いける」という印象です。ただ、体験版のため製品版ではどうなるか分かりませんが。


ベンチマークで話が反れてしまいましたが、プレイ中の消費電力は27~30Wほどでした。冷却ファンの音はかなり鳴りっぱなしになります。ただ、高負荷時でも30W程度で済んでいます。

次は、単体グラフィックを搭載する据え置きノートとして、Studio 15と比較してみましょう。Studio 15は中級者に人気の「エンターテインメント型タイプ」です。モバイルには適しません。

エンタメノート、Studio 15の消費電力はどうか


Studio 15(Core i7モデル)の構成
OS Windows 7 Home Premium 64bit Win7
スコア
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768)
プロセッサ インテル Core i7-720QM
(1.6GHz, 6MB L3キャッシュ)
※クロック数最大2.80GHz
6.9
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ 7.4
グラフィックス ATI Mobility RADEON HD 4570 512MB 5.0
ゲーム用
グラフィックス
6.2
プライマリ
ハードディスク
500GB SATA HDD(5400回転) 5.9

チェックしたStudio 15の構成は上記の通り。単体グラフィックにはATI Mobility RADEON HD 4570を搭載。「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」の体験版では、1280×720以外の設定ができないというトラブルが起きましたが、今回は追求せず本題をチェックしました。

Windows起動時 アイドル時(待機状態) ネット利用時 ロスト プラネット動作時
35~60W 20W前後 22W前後 52W前後

省エネタイプではないため、「Windows起動時、ロスト プラネット動作時」ではInspiron 13z(N301z)よりも倍近く消費しています。ただ、アイドル時やネット利用時ではあまり変わらないです。購入情報Studio 15 販売終了

HDグラフィックスのエントリーノートではどうか

Inspiron 15(Core i5モデル)の構成
製品画像 DELLのInspiron15
OS Windows 7 Home Premium 64bit Win7
スコア
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶(1366x768)
プロセッサ インテル Core i5-430M
(2.26GHz, 3MB L3キャッシュ)
6.7
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ 5.9
グラフィックス インテル HDグラフィックス
(500~766MHz)
4.5
ゲーム用
グラフィックス
5.2
プライマリ
ハードディスク
500GB SATA HDD(5400回転) 5.9

据え置きタイプのエントリーノートといえば、たいがい、単体グラフィックを搭載しません。代わりにインテル HDグラフィックスというCPUに内蔵しているグラフィック機能が使われます。当然、単体ではない分、省エネです。

Windows起動時 アイドル時(待機状態) ネット利用時 ロスト プラネット動作
28~35W 15W前後 17W前後 未測定

光学ドライブを搭載している分もあり、起動時ではInspiron 13z(N301z)よりも消費がみられました。アイドル時やネット利用時では少ない消費で済んでいます。ちなみに、グラフィック性能はInspiron 13z(N301z)より劣ります。
購入情報後継機が登場しています!DELLサイトへ⇒Inspiron 15R(N5010)販売終了

Atomミニノートの消費電力は、どうか

ミニノートの消費電力
Inspiron Mini 10vの構成
OS Windows XP Home Edition SP3正規版 32bit版
CPU インテル Atom プロセッサー N270
(512KB L2 キャッシュ, 1.6GHz, 533MHz FSB)
メモリ 1GB DDR2-SDRAM メモリ
HDD 160GB SATA HDD(5400回転)
液晶ディスプレイ 10.1インチワイド光沢液晶 (1024×576)
グラフィック オンボード・グラフィック GMA 950

Atomミニノートといえば、通称ネットブック。「スペック的にネット以外の利用はあまり期待してはダメだ」と言われますが、省エネではピカイチです。

Windows起動時 アイドル時(待機状態) ネット利用時 ロスト プラネット動作
15~17W 11W前後 13W前後 未測定

Atomミニノートの性能に不満なユーザーは多々いらっしゃいますが、確かに省エネではすばらしいものがあります。DVD程度の動画は易々と再生できる性能はありますから、用途がはっきりしていれば便利なノートです。

消費電力チェックのまとめ

- Windows起動 アイドル時 ネット時 ロスト プラ
Inspiron N301z 25~30W 20W前後 22W前後 27~30W
Studio 15 35~60W 20W前後 22W前後 52W前後
Inspiron 15 28~35W 15W前後 17W前後 未測定
Inspiron Mini 10v 15~17W 11W前後 13W前後 未測定

消費電力は変動があるため、しばらくチェックして直感的な判断でまとめています。また、単体グラフィックのないモデルは、現実味がないのでゲーム(ロストプラネット)のチェックをしていません。同製品でも構成の違いが影響することをご理解ください。

Inspiron 13z(N301z)において、「アイドル時やネット利用時」でStudio 15と変わらなかったというのは、喜ばしいことではありません。ただ、高負荷時でも30Wを超えなかったので、そのあたりは超低電圧ノートの様子が伺えました。

Inspiron 13z(N301z)のバッテリー駆動ですが、6セルバッテリの場合、公称値における最大駆動時間は4時間49分。これはアイドル時としておきましょう。
当方でデジタルマップとGPSを起動し続けた環境で測定したところ、3時間ほどでした。旅行先などでは、うまく節電して使えば3時間半~4時間くらいは持つのではないでしょうか。個人的には合格の駆動時間だと思います。バッテリー駆動において、「単体グラフィックが仇(あだ)だ!」といわれる方もいらっしゃるでしょうが、グラフィックパフォーマンスの恩恵のほうが大きいと思います。ただ、モバイル環境でネットで充分なユーザーはAtomミニノートが最適でしょう。

3Dゲーム(デビルメイクライ4)を堪能
パソ兄さんは、もともと旅行用やハイキング用にInspiron 13z(N301z)を購入しましたが、もっぱらセカンドPCとして使う機会が多くなりました。Studio 15やInspiron 15などの据え置きノートもありますが、Inspiron 13z(N301z)のモバイル性が癖になり、いろいろと場所を変えて使用しています。
たとえば、3Dゲームの攻略をプレイ中にネットで調べたり、地デジチューナーをつなげて好きな場所でテレビを観たりと屋内モバイルです。単体グラフィックの搭載なので、インテルHDグラフィックスのエントリーノートよりパフォーマンスが高く、快適ですね。また、帰省するときに、そのままモバイルノートとして気軽に持ち出します。

Inspiron 13z(N301z)は販売終了。現在のオススメDELLパソコンはこちら!

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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