DELLユーザーのパソ兄さんが、グラフィックパフォーマンスに優れた13.3インチ光沢液晶モバイルノートのInspiron N301zをレビュー。
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Inspiron N301zで、デビルメイクライ4をプレイしてみる
Inspiron 13z(N301z)で、ちょっとばかし高度な3Dゲームを試してみます。今回トライしたデビルメイクライ4は2008年7月24日にPC版が登場し、当時では要求されるスペックが高く、ハードルの高かった3Dゲームです。ストーリーのムービーは2D動画ではなく、すべてリアルタイムレンダリングという高負荷ぶり。2010年現在、わりと性能のあるデスクトップパソコンなら快適に遊べますが、ノートパソコンではまだまだ、充分に対応できる製品が少ないのが現状です。
もちろん、超低電圧ノートであるInspiron 13z(N301z)なら、ことさら重荷なゲームです。しかし、まったく話にならないというわけでもありません。実際に試して見ましょう。
Inspiron N301zは光学ドライブが無いので、外付けドライブが必須です。ゲーム自体はインストールするのですが、認識用にゲームDVDは入れっぱなしにする必要があります。以下、デビルメイクライ4をプレイするInspiron 13z(N301z)の環境を明記しておきます。
Inspiron 13z(N301z)の構成 | ||
製品画像 | ||
OS | Windows 7 Home Premium 64bit | Win7 スコア |
液晶ディスプレイ | 13.3インチ WLED光沢液晶(1366x768) | |
プロセッサ | インテル Core i3-330UM (1.2GHz, 3MB L3キャッシュ) |
4.1 |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ | 5.1 |
グラフィックス | ATI Mobility Radeon HD 5430 1GB | 4.9 |
ゲーム用 グラフィックス |
5.9 |
定番エントリーノートのInspiron 15Rと比べると、超低電圧版のためプロセッサのスコアは控えめです。しかし、単体のGPUであるATI Mobility Radeon HD 5430を搭載しているので、グラフィックパフォーマンスはやや高めです。まともな3Dゲーム用には厳しいグレードですが、単体のGPUを持たないHDグラフィック仕様のノートよりはマシです。
そもそも、ミニノートの後釜的存在の超低電圧ノートに求める負荷ではないのですが、それを考えると超低電圧ノートの進化ぶりが伺えます。(Inspiron N301zが超低電圧ノートでありながら、単体グラフィックを搭載しているという特異性もありますが。)
まずはフル画面で!意外と楽しめます。
まずは、Inspiron N301zの持つ解像度で試してみます。つまりフル画面です。
バージョンはDirectX10でグラフィック描写はデフォルトのままです。解像度はWindowsのディスプレイ設定では1366x768なんですが、デビル メイ クライ4の設定画面では1360×768とでます。一応、この環境でベンチマークテストを実施。
デビル メイ クライ4のスコア(解像度 1360×768) | ||
RANK S ⇒ すべての動作において快適に動作。 シーン1⇒26.22 |
60FPSまでは全然足りず、「RANK D ⇒ 動作するのは難しい」と辛口評価ですが、強引にプレイ。
確かに本来と動きと比べてスローなのは分かります。しかし、進行が止まることもありませんし、著しくカクカク動作になるわけでもありません。
標準難易度(DEVIL HUNTER)でセーブデータを使い、抜き打ちミッションで調べましたが、いずれもほとんど動作ペースが変わることなくクリア可能でした。おまけに最終ミッションもクリア済み。最終ミッションでは、本来のスピードの4分の3は出ていると感じました。標準難易度のストーリーモードなら、快適とはいいませんが、極度のストレスなく遊べるものだと思います。
難易度ハードの「SON OF SPARDA」では、私の腕前では進行できず未検証です。PC版のみのモードである「LEGENDARY DARK KNIGHT」は敵が溢れんばかり登場する高負荷シーンですが、ミッション2までクリアしました。(それ以上は腕前の問題で未検証。) ややスローのおかげで、キャラクターの細かい動作まで視認できてこれはこれで楽しめました。恥ずかしながら、本来のスピードでは速すぎて私の動作視力では追いつかない場合があります。
ちなみに、まったく先入観のない嫁様にプレイしてもらったところ、「まったく違和感はない」とのことでした。まったくゲームをしたことのない人の意見が参考になるかは微妙ですが、素人目では遅い印象がないことが実証されました。
では、なぜ「RANK D ⇒ 動作するのは難しい」の評価なのか。
標準難易度(DEVIL HUNTER)をクリアした特典に、 BLOODY PALACE(上記写真)というミッションが楽しめます。制限時間内に敵を殲滅させる内容ですが、進行して行くたび、かなり高負荷になるようです。「こういった上級モードまで遊びつくすには厳しい」と言いたいのではないでしょうか。(推測ですが。)
実際、BLOODY PALACEも試してみましたが、不覚ながら腕前の問題で、動作するのが難しいステージまで進めることができませんでした。
Inspiron N301zで、快適にプレイするには
では、もっと快適度を追求して解像度を下げてみます。クオリティはデフォルトのまま、解像度は800×450。
プレイ風景はこんな感じ。ポータブルゲーム機よりは画面が大きいですね。
この状態でのベンチマーク・スコアは、RANK Cと手厳しい評価ですが、フレームレートを見るとシーン1~3まではまずまずの線だと思います。シーン4ではスペックの弱さが現れていますが、シーン4はBLOODY PALACEミッションなのでストーリーモードではありません。
標準難易度(DEVIL HUNTER)でセーブデータを使い、抜き打ちでいくつかのミッションにて調べましたが、「充分快適である」と感じました。標準難易度のストーリーモードならまったく問題ないです。BLOODY PALACEやLEGENDARY DARK KNIGHTといった、やりこみユーザー向けにはRANK Cである要素がでるのかもしれません。
さらに快適にするには
さらに快適にするため、640×360に設定。これが最小サイズです。
ベンチマークでは、RANK Bという結果になりました。詳細を見ると、シーン4を除きフレームレートが60FPSを前後しています。前述したとおり、シーン4はストーリーモードではありません。通常のプレイであるストーリーモードならまったく気兼ねなく遊べることになります。
Inspiron 13z(N301z)は超低電圧ノートなので、ちょっとミニノートも検討していたモバイルユーザーが求める機種です。バッテリーの持ちがよく、長時間駆動というのもポイントです。ですから、初めからゲームが目的で購入する機種ではありません。それでも、モバイルでそれなりのグラフィックパフォーマンスを追及するなら、選んで間違いない製品でしょう。デビルメイクライ4のベンチマークでは充分なスコアとは言えませんが、条件をつければかなり遊べるパフォーマンスに感心しました。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
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DELL Inspiron 13z(N301z)レビュー!(2010年6月発売・Nehalem設計)
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