DELLの15.6インチワイド・ハイパフォーマンス・ゲームノート!Alienware M15xを個人ユーザーがレビュー。高性能だけでなく、イルミネーションなど娯楽要素満載!
Alienware M15x、CINEBENCH R10のスコア比較
CINEBENCH R10は、MAXON Computer社のCinema 4Dをベースとしたレンダリング処理のベンチマークソフト。Cinema 4Dは映画・テレビ業界やゲーム制作、建築に至るまで採用されている3Dソフトです。このベンチマークソフトは、レンダリング処理することでCPUの性能をスコア化します。
今回のAlienware M15xが搭載する「Core i7-720QM」は、4コアですがHTテクノロジーにより8スレッド処理が可能です。8ヶ所同時にレンダリングを行います。
このCINEBENCH R10 ベンチマークはマルチコアに最適化されていることと、64bit版があるため、最近の64bitパソコン(Core iシリーズ搭載)がかなり優勢になります。
Alienware M15xの構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Core i7-720QM (1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.80GHz |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ |
グラフィック | GeForce GTX 260M |
HDD | 500GB SATA HDD(7200回転) |
液晶ディスプレイ | 15.6インチ WLED光沢液晶ディスプレイ (1600 × 900) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒01:49秒 |
Alienware M15xが搭載するCore i7-720QMでは、処理時間⇒01:49秒。
これを基準に他モデルと比較して見ましょう。
いずれの製品もカスタマイズが可能なので、表示している構成での性能となります。実際当方がチェックした情報ですが、同構成で購入されても、多少の誤差がでる場合もあります。
自作パソコンの構成(Core 2 Duo) | |
製品画像 | |
OS | Windows Vista Home Basic SP1正規版 32bit |
CPU | インテル Core 2 Duo E8400 (3GHz, 6MB L2 キャッシュ, 1333MHz FSB) |
メモリ | 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ |
グラフィック | RADEON HD 4650 512MB |
HDD | 500GB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒2:31秒 |
OpenGL ベンチマーク |
スコア⇒6240 |
インテル Core 2 Duo E8400では、処理時間⇒2:31秒です。Alienware M15xが搭載するCore i7-720QMと比べて40秒遅いです。2スレッドのCore 2 Duo E8400と、8スレッドのCore i7-720QMで大きな差をみせています。32bitOSと64bitOSの環境の違いも影響していると思われます。
Inspiron 1520の構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows Vista Home Premium 正規版 32bit |
CPU | インテル Core 2 Duo T7100 (1.8GHz 、2MB L2 キャッシュ、800MHz FSB ) |
メモリ | 2GB (1GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ |
グラフィック | GeForce 8600M GT 256MB |
HDD | 120GB SATA HDD(5400回転) |
液晶ディスプレイ | 15.4インチワイド WXGA 液晶(1280x800) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒4:18秒 |
2007年のDELL・エンタメノート「Inspiron 1520」。Core 2 Duo T7100では、処理時間⇒4:18秒で、一段と遅いです。
自作パソコンの構成(Pentium D) | |
製品画像 | |
OS | Windows XP Home Edition SP3正規版 32bit |
CPU | インテル Pentium D 915 (2.8GHz, 4MB L2 キャッシュ, 800MHz FSB) |
メモリ | 1GB (512MBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ |
グラフィック | RADEON HD 3650 512MB |
HDD | 160GB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒5:28秒 |
2005年~2006年ごろはハイエンドを誇っていたインテル Pentium D 915は、処理時間⇒5:28秒です。Alienware M15xが搭載するCore i7-720QMでは処理時間⇒01:49秒ですから、今となってはかなり遅いです。
やはり、デスクトップのCPUが有利
上記では、Core 2 DuoやPentium Dといった旧型CPUと比較すると、Alienware M15xが搭載するCore i7-720QMが優秀であることが分かります。しかし、デスクトップ用のCore iシリーズと比べると劣る面は否めません。
ただし、高度なゲームをプレイする場合、CPUではなくGPUがかなり重要になります。ですからゲームをするなら、Core i7-720QMで充分な性能です。無理に i7-820QMや i7-920XMにする必要は無いでしょう。
一応、Core i7-720QMを上回ったデスクトップ用Core iシリーズを紹介します。
Studio XPS 8000の構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Professional 正規版 64bit |
CPU | インテル Core i7-860 (2.8GHz , 8MB L3キャッシュ) ※クロック数最大3.46GHz |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ |
グラフィック | GeForce GTX 260 1792MB |
HDD | 500GB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒00:51秒 |
Studio XPS 8000終了 |
Core i7-860では処理時間⇒00:51秒。Core i7-720QMでは処理時間⇒01:49秒でしたから、ずっと処理が速いです。
HP s9290jpの構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Core i7-920 (2.66GHz, 8MB L3キャッシュ)※クロック数最大2.93GHz |
メモリ | 3GB (1GBx3) DDR3-SDRAMメモリ |
グラフィック | GeForce GT220 1GB |
HDD | 640GB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒00:55秒 |
Core i7-920では処理時間⇒00:55秒。Core i7-720QMでは処理時間⇒01:49秒でしたから、処理が速いです。
HP s5250jpの構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Home Premium 32bit |
CPU | インテル Core i7-870 (2.93GHz, 8MB L3キャッシュ)※クロック数最大3.6GHz |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ |
グラフィック | GeForce GT220 1GB |
HDD | 640GB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒1:02秒 |
Core i7-870では処理時間⇒1:02秒。Core i7-720QMでは処理時間⇒01:49秒でしたから、処理が速いです。
Studio XPS 8000の
Core i7-860では処理時間⇒00:51秒で、上位のCore i7-870より処理が速くなっていますが、おそらく、このCore i7-870では32bit環境下であったからと思われます。64bitOSに対して64bitソフトでは、同構成の32bit環境より処理が速くなります。
Inspiron 580の構成 | |
製品画像 | |
OS | Windows 7 Home Premium 64bit |
CPU | インテル Core i3-530 (2.93GHz, 4MB L3キャッシュ) |
メモリ | 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ |
グラフィック | インテル HDグラフィックス(733MHz) |
HDD | 320GB SATA HDD(7200回転) |
CINEBENCH R10のスコア | |
CPUベンチマーク | 処理時間⇒01:40秒 |
Core iシリーズのローエンドクラス「Core i3-530」では処理時間⇒01:40秒。Core i7-720QMでは処理時間⇒01:49秒でしたから、Core i3-530が9秒だけ処理が速いです。
Core i3-530は4スレッド動作、Core i7-720QMでは8スレッド動作ですが、Core i3-530のクロック数の高さが影響したのでしょう。
同じCore iシリーズで比較すると、デスクトップ用のほうがコスト的にも性能的にもノート用より優位であることが浮き彫りになりました。
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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より
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