Alienware M15xレビュー
DELLの15.6インチワイド・ハイパフォーマンス・ゲームノート!Alienware M15xを個人ユーザーがレビュー。高性能だけでなく、イルミネーションなど娯楽要素満載!
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Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア比較

インデックススコア
今回、Alienware M15xの「Windowsエクスペリエンス・インデックス スコア」は、ハイエンドのデスクトップに匹敵する数値です。

評価される項目
プロセッサ プロセッサ(CPU)の一秒あたりの計算。
メモリ 一秒あたりのメモリ計算。
グラフィックス 2D処理。操作画面のグラフィックなど。
ゲーム用グラフィックス 3D処理。3Dゲームでは重要。
プライマリ
ハードディスク
HDDまたはSSDの転送速度。

Windowsエクスペリエンス・インデックスで評価される項目は、上記の5項目。
4.0以上あれば、Windows 7のすべての機能をかなり快適に動作することができます。また、同じ製品でも構成次第でスコアが異なるので、今回の構成を明記しておきます。カスタマイズ次第でスコアは変動するので、目安の参考にどうぞ。

今回レビューするAlienware M15xの構成
製品画像 Alienware M15xの構成
OS Windows 7 Home Premium 64bit
CPU インテル Core i7-720QM
(1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.80GHz
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ
グラフィック GeForce GTX 260M
HDD 500GB SATA HDD(7200回転)
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶ディスプレイ (1600 × 900)
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア
プロセッサ 7.0
メモリ 7.4
グラフィックス 6.8
ゲーム用
グラフィックス
6.8
プライマリ
ハードディスク
5.9
Alienware m15x終了

デルプロセッサのスコア
プロセッサのスコアは7.0で、ハイエンドクラスの数値です。今回搭載する「Core i7-720QM」は4コアを実装するクアッドコアで、HTテクノロジーで8スレッド動作します。動作周波数が1.6GHzであまり高くないですが、ターボ・ブーストテクノロジーで最大2.80GHzまでクロックアップします。予算があれば、さらに高クロックのCPUを選択するのもいいですが、ゲームの快適度にはGPUの性能がかなり影響するので、正直これ以上のCPUにしても極度な性能アップには至りません。

デルメモリのスコア
メモリのスコアは7.4と高いです。Core 2 Duoノート時代では標準だったDDR2から、Core iシリーズでは高速規格のDDR3へ移行しています。一般的なノートでは帯域が1066MHzですが、Alienware M15xでは広帯域の1333MHzを採用。ハイエンド機ならではの仕様です。

デルグラフィックスのスコア
グラフィックス(2D処理)では6.8、ゲーム用グラフィックス(3D処理)では6.8と高いスコアです。グラフィック専門の頭脳であるGPUには、かなりの高性能を発揮するNVIDIA GeForce GTX 260Mを搭載。これを搭載するノートパソコン製品はほとんどお目にかかれません。3Dゲームをやらないなら、本当に無駄な過剰スペックになってしまいます。

デルプライマリ ハードディスクのスコア
プライマリ ハードディスクは5.9で他のスコアより比較的低いですが、HDDの構造上どんなにハイスペック・パソコンでもこんなものです。これ以上のスコアを目指すなら、フラッシュメモリである記録媒体「SSD」を搭載する必要があります。機械的な駆動機構ではないので、HDDより高速アクセスができます。
なお、Alienware M15xに搭載されているHDDは、ノートで一般的な5400回転製品ではありません。7200回転の高速HDDが採用されており、ハイエンド・ノートらしさが見えます。

他ノート製品とAlienware M15xのスコアを比較

では、他製品とスコアを比較してみましょう。いずれの製品もカスタマイズが可能なので、表示している構成での性能となります。実際当方がチェックした情報ですが、同構成で購入されても、多少の誤差がでる場合もあります。

Studio XPS 16の構成
製品画像 デルstudioxps16
OS Windows 7 Home Premium 64bit
CPU インテル Core 2 Duo P8700
(2.53GHz, 3MB L2キャッシュ)
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ
グラフィック ATI Mobility RADEON HD 4670 1GB
HDD 500GB SATA HDD(5400回転)
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶ディスプレイ (1600x900)
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア
プロセッサ 6.1
メモリ 6.1
グラフィックス 6.7
ゲーム用
グラフィックス
6.7
プライマリ
ハードディスク
5.8

Alienware M15xのワンランク下になるStudio XPSシリーズノートStudio XPS 16。
高度なゲームでも高い性能を見せるATI Mobility RADEON HD 4670を搭載。スコアも今回のAlienware M15xに近いです。Alienware M15xには無いHDMI端子を持つところがポイント高いです。イルミネーションのような娯楽機能はありませんが、スペック的にAlienware M15xと購入が迷う製品です。詳しくはDELLサイトへ⇒Studio XPS 16販売終了

Studio 15(Core i7モデル)の構成
製品画像 studio15corei7
OS Windows 7 Home Premium 64bit
CPU インテル Core i7-720QM
(1.6GHz, 6MB L3キャッシュ) ※クロック数最大2.80GHz
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ
グラフィック ATI Mobility RADEON HD 4570 512MB
HDD 500GB SATA HDD(5400回転)
液晶ディスプレイ 15.6インチ WLED光沢液晶ディスプレイ (1920x1080)
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア
プロセッサ 7.0
メモリ 7.4
グラフィックス 4.9
ゲーム用
グラフィックス
6.2
プライマリ
ハードディスク
5.9

通年人気のあるエンターテインメントタイプのノート「Studio 15(Core i7モデル)」。低価格ノートより高性能で、価格も手ごろなところが人気のようです。
今回のAlienware M15xと同じくCore i7-720QM搭載。PM55 Expressチップセットを採用した同プラットフォームモデルです。Alienware M15xの搭載できるGPUより下位レベルの「ATI Mobility RADEON HD 4570 512MB 」を搭載しますが、ストリートファイター4ぐらいまでならプレイできる環境です。(ただし、設定解像度 1280×720)。Alienware M15xには無いHDMI端子を持つところがポイント高いです。
Studio 15 販売終了

デスクトップ製品と、Alienware M15xのスコアを比較

移動が楽なゲーミングノートというのが、Alienware M15xの魅力です。しかし、ゲームをやるなら、デスクトップのほうがコストおよび性能的に有利です。移動性を犠牲にできるなら、Alienware M15xよりもハイエンドデスクトップ機を選ぶほうがいいでしょう。
では、デスクトップ機と比較してみます。

Studio XPS 8000の構成
製品画像 dell studio xps8000
OS Windows 7 Professional 正規版 64bit
CPU インテル Core i7-860
(2.8GHz , 8MB L3キャッシュ) ※クロック数最大3.46GHz
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ
グラフィック GeForce GTX 260 1792MB
HDD 500GB SATA HDD(7200回転)
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア
プロセッサ 7.4
メモリ 7.5
グラフィックス 7.1
ゲーム用
グラフィックス
7.1
プライマリ
ハードディスク
5.9
上記構成で、RADEON HD 4650 512MBに変更したときのスコア
プロセッサ 7.4
メモリ 7.5
グラフィックス 5.4
ゲーム用
グラフィックス
6.5
プライマリ
ハードディスク
5.9

高度なゲームにも対応できるハイエンド機「Studio XPS 8000」。
8スレッド動作に、最大3.46GHzまでクロックアップする「Core i7-860」のスコアは、7.4と高いです。グラフィックも「GeForce GTX 260 1792MB 」ならAlienware M15xのGeForce GTX 260Mよりも高スコアです。設置場所はノートよりも取りますが、Alienware M15xよりも低コストで購入でき、高いスペックを誇ります。
独自にRADEON HD 4650 512MBを搭載したら、今回のAlienware M15xよりも低いグラフィックススコアになってしまいました。
Studio XPS 8000終了

HP s9290jpの構成
製品画像 HP s9290jp
OS Windows 7 Home Premium 64bit
CPU インテル Core i7-920
(2.66GHz, 8MB L3キャッシュ)※クロック数最大2.93GHz
メモリ 3GB (1GBx3) DDR3-SDRAMメモリ
グラフィック GeForce GT220 1GB
HDD 640GB SATA HDD(7200回転)
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア
プロセッサ 7.4
メモリ 5.9
グラフィックス 6.5
ゲーム用
グラフィックス
6.5
プライマリ
ハードディスク
5.9

こちらは、HP(ヒューレットパッカード)の拡張型デスクトップモデル。グラフィックのGeForce GT220 1GB は比較的低コストのわりに、6.5と高いスコアをみせます。ただし、Alienware M15xのGeForce GTX 260Mより低いスコアです。この構成ではAlienware M15xより低スペックですが、グラフィックカード次第でスコアを上回ることができます。

HP s5250jpの構成
製品画像 HP s5250jp
OS Windows 7 Home Premium 32bit
CPU インテル Core i7-870
(2.93GHz, 8MB L3キャッシュ)※クロック数最大3.6GHz
メモリ 4GB (2GBx2) DDR3-SDRAMメモリ
グラフィック GeForce GT220 1GB
HDD 640GB SATA HDD(7200回転)
Windowsエクスペリエンス・インデックスのスコア
プロセッサ 7.5
メモリ 7.5
グラフィックス 6.4
ゲーム用
グラフィックス
6.4
プライマリ
ハードディスク
5.9

こちらは、HP(ヒューレットパッカード)のスリム型デスクトップモデル。グラフィックのGeForce GT220 1GB は比較的低コストのわりに、6.4と高いスコアをみせます。ただし、Alienware M15xのGeForce GTX 260Mより低いスコアです。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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