Inspiron 580レビュー
Core 2 Duoの後継CPUがついに登場!今回はCore i3-530を搭載したInspiron 580を購入ガイドレビューします。
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Inspiron 580の内部をチェック(マザーボード編)

では、自作ユーザー感覚になって、Inspiron 580の内部をチェック

では、自作ユーザー感覚になって、Inspiron 580の内部をチェックしてみましょう。背面にある上下2箇所のネジをドライバで外せば、左側面パネルが外せます。

取っ手があるので、パネルを外しやすいです。
取っ手があるので、パネルを外しやすいです。

Inspiron 580のマザーボード
これが、Inspiron 580のマザーボード。(Inspiron 580のマザーボード拡大写真

CPUとCPUクーラー

Core i3-530のCPUを搭載していますが、CPUクーラーを外さないとCPU自体を見ることができません。
今回、Core i3-530のCPUを搭載していますが、CPUクーラーを外さないとCPU自体を見ることができません。DELLは独自のCPUクーラーを使うことがほとんどのようですが、これを見る限り、ジョイント部分がインテル純正のに似ていますね。しかし、ジョイント部にDELLロゴがあります。

H57 Express チップセット

チップセットはH57 Expressを採用。Core 2 Duoマシンでは2つあったチップセットも、新プラットフォームでは、ついに1つになり簡略化
チップセットはH57 Expressを採用。Core 2 Duoマシンでは2つあったチップセットも、新プラットフォームでは、ついに1つになり簡略化。もともとグラフィックス・インターフェースやメモリコントローラーを内蔵していたチップセット(通称ノースブリッジ)は、CPUに内蔵されました。よってCPUが直接、メモリやグラフィックカードにアクセスできるという、シンプルかつ効率化が図られています。

姉妹機Inspiron 580s、上位機種Studio XPS 8100も同じチップセットを採用しており、プラットフォームが同じです。しかし、電源容量が違う、DELLにて選べるパーツのグレードが違うなどグレード分けがされています。

拡張スロット

姉妹機Inspiron 580s、上位機種Studio XPS 8100も同じチップセットを採用
拡張スロットでは、PCI Express ×16が1つ、PCI Express ×1が2つ、PCI を1つ装備。

コネクタ類

オーディオコネクタ
オーディオコネクタ

その横にS/P DIF(光デジタルオーディオ)がマザーボード上にありますが、
その横に内部SPDIF(光デジタルオーディオ)がマザーボード上にありますが、コネクタが割愛されています。マザーボードの設計はもともと別製品だったのでしょうか?

HDMI端子を装備するグラフィックカードで、音声はマザーボードの内部SPDIFから拾うタイプがあります。Inspiron 580ではコネクタが割愛されているので、独自でグラフィックカードを搭載する場合は注意したいところです。SPDIFコネクタ不要でHDMI出力できるグラフィックカードを選びましょう。

仮にSPDIF接続が必要なグラフィックカードでも、HDMI端子から音声がでないだけです。別途オーディオ端子を使えばいいだけの話なので、致命的な事ではありません。(独自カスタマイズの話です。)

SATAコネクタが4つ、緑のコネクタが前面USB端子、青がUSBコネクタ接続のカードスロット用、黒が電源ボタンやHDDアクセスランプのLEDコネクタ。
SATAコネクタが4つ、緑のコネクタが前面USB端子、青がUSBコネクタ接続のカードスロット用、黒が電源ボタンやHDDアクセスランプのLEDコネクタ。


USB1~2は上記の通りですが、USB3~4はコネクタが割愛されています。やはり、マザーボードの設計はもともと別製品だったのでしょうか?

白いケーブルです。
カードスロットの接続は白いケーブルです。

コンデンサなど

Inspiron 580のVRMは6フェーズでした
Inspiron 580のVRMは6フェーズでした。少なすぎても不安定になるし、多すぎても消費電力が高くなるので、ちょうどバランスの良い数です。

VRM(Voltage Regulator Module)
VRMはCPUに供給する電流を生成する装置。その数をフェーズ(回路数)といいます。フェーズ数が多いほどコンデンサの負担が減り、安定した電流供給ができますが、コスト高になってしまうのと消費電力が上がってしまうデメリットがあります。
通常、3~4フェーズあれば標準と言われます。

Inspiron 580では、発熱の高いCPU周りには耐久性のすぐれた「固体コンデンサ」が採用されていました。しかも高品質の日本ケミコン製です。
次はコンデンサをチェック。Inspiron 580では、発熱の高いCPU周りには耐久性のすぐれた「固体コンデンサ」が採用されていました。しかも高品質の日本ケミコン製です。

、アルミ電解コンデンサでしたが、抜き打ちチェックしたところ、「105℃品」だったので合格です。
CPUから離れているところは、アルミ電解コンデンサでしたが、抜き打ちチェックしたところ、「105℃品」だったので合格です。

コンデンサの基礎知識

コンデンサは別名「蓄電器」や「キャパシタ」ともいい、電気を一時的に蓄電するパーツです。いわゆる小規模な充電池みたいなもので、電源出力のわずかな乱れを調整することができます。 何らかの原因で電源ユニットの出力が落ちたとき、コンデンサに蓄電された電気で補い、出力低下を防ぎます。種類には一般的な「アルミ電解コンデンサ」と、耐久性があり長寿命の「固体コンデンサ」があります。

アルミ電解コンデンサ
アルミ電解コンデンサは、プラスチック・フィルムで覆われ、電極にアルミを利用したコンデンサです。中には電解液が入っているため構造上のデメリットがあります。経年劣化で容量が減少したり、液漏れ・膨張といった破損の心配があります。熱に弱く、適正温度から+10℃上がるたびに寿命が半分になると言われます。一般的なコンデンサですが、いずれにしても長寿命・耐久性のタイプでありません。しかし、シビアになる必要もなく、105℃品であれば合格です。発熱しやすいCPUの周辺では、このアルミ電解コンデンサではなく、固体コンデンサが採用されるパターンが多いです。
アルミ電解コンデンサでは、一般的な「85℃品」とワングレード上の「105℃品」があります。耐久温度の違いですが、105℃品であるのが理想です。
アルミ電解コンデンサは、105℃で2000時間の寿命が公表されており、アレニウスの法則では、10度下がるごとに寿命が2倍になるといわれます。
つまり、95度で4000時間、85度で8000時間、75度で1万6000時間、65度で3万2000時間。

固体コンデンサ
固体コンデンサは、電解液の代わりに特殊なプラスチックシートを内蔵したタイプです。電解質が固体なので、液漏れ・膨張の心配がありません。経年劣化による容量の減少が少なく、長寿命です。充放電が高速なので安定して電気を供給できます。そのため、とくに重要なCPU周りに使われるのが一般的です。
自作パーツとして、オール固体コンデンサを売りにしているマザーボードがありますが、安心とはいえ過剰スペックと言わざるを得ません。

メモリ

メモリ
メモリスロットは4基あり、今回はDDR3 SDRAM(1066MHz)の2GBメモリを2枚搭載。デュアルチャンネル仕様です。Core 2 Duo時代はDDR2が主流でしたから、メモリの規格も高速化しています。Inspiron 580の上位ブランドでは、DDR3-1066MHzよりもメモリ帯域が大きい1333MHzを採用しています。しかし、帯域差による性能の違いは微々たるもので、メモリ容量が多いほうが高パフォーマンスです。上位機種に負けない気持ちでInspiron 580を購入するなら、最大の8GBメモリ搭載もいいですね。

Micron Technology (マイクロン・テクノロジー)でした
今回購入したInspiron 580に搭載されていたメモリのメーカーは、Micron Technology (マイクロン・テクノロジー)でした。アメリカで唯一のDRAM製造メーカーですね。
高品質のメモリチップ・メーカー純正メモリです。なお、メモリの品質グレードについて以下の指標があります。当方が今まで購入したDELLパソコンすべてが、純正メモリーでした。

グレード メーカー テスト内容
高い DRAM(メモリチップ)メーカーの純正
例:Samsung、Hynix、ELPIDA、Nanya
常温だけでなく、悪環境下でのテストを実施。
普通 モジュールメーカー(DRAMメーカーからチップを買い、メモリ製品を製造) 常温でのテストを実施
低い バルク品(ノーブランド) 簡単なテストを実施

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

次は、内部(ドライブとケース編)

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