インテルのクアッドコア、Core i7-900シリーズが搭載できるミニタワー型デスクトップパソコン、e9290jpレビュー!
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HP e9290jpの内部構成
次は、e9290jpの内部構造を見ていきましょう。このe9290jpはパーツ配置が独特で、一般的なパソコンとは違った構成がみられます。通常、右サイドパネルにマザーボードが固定されますが、e9290jpでは左サイドパネルに固定。マザーボードの配置も上下逆さまでCPUが下に来ています。電源ユニットも逆さまに設置されています。例えるなら、心臓・秘孔の位置を逆に持つ男、聖帝サウザーのような存在。「帝王は引かぬ、媚びぬ、省みぬ!」ってところでしょうか。

「パソコンの一般的な配置といわれても分からない!」という方のためにDELL Studio XPS 8000と比較してみましょう。上の写真のStudio XPS 8000はe9290jpとサイズが近いミニタワー型です。パーツ配置は一般的なスタイルです。通常、左側面のパネルを開けるので、本体前面は右を向くことになります。

e9290jpは一般的とは逆のパネルにマザーボードが固定されているので、本体前面は左を向くことになります。そのため電源ユニットは逆さまに取り付けられています。あえて逆さま仕様の電源ユニットを製造していないようです。そして、マザーボードの配置も上下逆さまでCPUが下に来ています。HPのサイトでは「より効率的なエアーフローのため」とあるのですが、構造を見る限り、その所見が理解できません。

その特異な配置理由は、おそらく、HP パーソナル・メディア・ドライブ(HP専用のカートリッジHDD)を内蔵するマウンタと、グラフィックカードを物理的干渉をさせないためだと推測されます。今回の構成はローエンドのGeForce GT220のグラフィックカードを搭載しているため大した幅を取りませんが、GeForce GTS250クラスになると幅を取るので、この写真のような構造にしないと搭載できません。
その特異な配置ため、内蔵HDDが2台、HP専用のカートリッジHDDが2台で合計4台までのHDDが内蔵できる仕組みとなっています。このようなミニタワー型パソコンでは2台までが相場なのでかなりの拡張性です。
ただし、やや割高な「HP専用のカートリッジHDD」を購入することになるので、独自にHDDを増設したかった自作ユーザーにはがっかりな仕様です。「内部にアクセスなんて、とんでもない!」という初心者には、HP パーソナル・メディア・ドライブのような内蔵&外付け可能な媒体は面白いです。しかし、5.25インチドライブベイ(光学ドライブベイ)を活用したHDD着脱パーツは市販されているので、自作感覚のユーザーにとってはちょっと面白くないですね。

CPUクーラーはヒートシンクを採用しており、なんとファンレス!Core i7-920は130WもあるCPUなので、生半可な冷却システムではダメです。相当コストのかかりそうなCPUクーラーですね。おかげでかなり静音化されています。

9センチのPCケースファン。比較的大き目のファンはこれだけです。

ローエンドのGeForce GT220のグラフィックカードを搭載しています。細身のロープロファイルタイプなので、スリム型モデルにも使用しているパーツをそのまま使っているようです。この拡張型ミニタワーなら、もっとグレード高いグラフィックカードを狙いたいですね。

拡張スロットは4つ。 上からPCI Express × 1、PCI Express × 16、 PCI Express × 4、そして現在グラフィックカードが挿してあるところがPCI Express × 16 スロット。
PCI Express × 16 スロットが2つあるので、将来的にはデュアルグラフィックに対応するつもりなのでしょうか?

e9290jpには、DDR3メモリ対応のスロットが6基備わっています。最大12GBメモリ( 2GB x 6 )までの搭載に対応します。今回は1GBメモリが3枚のトリプルチャンネル。
DDR3メモリの PC3-10600 ( 1,333MHz ) を使用していますが、マザーボードの仕様で実際のメモリは1,066MHzで動作します。せっかくの高速メモリが速度ダウンするなんで、ちょっとひどいですね。e9290jpの兄弟機、e9280jp、e9260jp は問題ないみたいですの、正直、そちらがお勧めです。
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光学ドライブの着脱は、楽ちん

光学ドライブの着脱は、ネジフリーで非常に楽です。

光学ドライブを外すときは、レバーを持ち上げて左へ移動させます。

突起が光学ドライブのネジ穴から抜けるので、ロックが解除されます。

あとは、光学ドライブを引き出すだけ。搭載する場合は逆の手順です。

下段の光学ドライブの着脱は、こちらのレバーを使用します。
HDDのマウンタをチェック

光学ドライブのマウンタの下には、、HP ポケット メディア ドライブ用のマウンタ。
HP ポケットメディアドライブは、2.5インチHDDを採用したHP専用のカートリッジHDDです。着脱可能なストレージで、USB外付けHDDとしても使えます。いまのところHDDが記録媒体として大容量なので、大きなデータ量をバックアップするには便利ですね。残念なことろは、SATA規格HDDはUSBに変換されることで、速度が半減します。USB外付けにも対応したための弊害がでています。HP ポケット メディア ドライブの存在意義は微妙なところ。市販の外付けHDDで充分ではないかと思います。さらにHP ポケット メディア ドライブが不必要なユーザーには、無駄なスロットになります。また、3.5インチ内蔵ベイが省かれているところも残念。

前面パネルからみた、HP ポケット メディア ドライブ・スロットの様子。

こちらは、HPパーソナル・メディア・ドライブのマウンタ。HPパーソナル・メディア・ドライブは、HP ポケット メディア ドライブの兄貴のような存在です。HP ポケット メディア ドライブが2.5インチHDDなのに対し、HPパーソナル・メディア・ドライブは3.5インチHDD。HP ポケット メディア ドライブよりも大容量で、回転数も大きいため高速。しかし、USB接続なので本来のHDDの速度は生かせず、残念な仕様。

前面パネルからみた、HPパーソナル・メディア・ドライブ・スロットの様子。

HPパーソナル・メディア・ドライブのマウンタ部分を覗く。奥にUSBプラグが見えます。

HPパーソナル・メディア・ドライブのマウンタとつながっているのが、通常の内蔵HDD。奥のほうにあり、2台まで搭載できます。
以上のように、HP ポケット メディア ドライブ、HPパーソナル・メディア・ドライブ、通常の内蔵HDD2台で、合計4台までのHDDが搭載できます。しかし、HP専用HDDの存在は微妙・・。
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