Studio XPS 8000レビュー
クアッドコアのCore i7 / i5が搭載可能な中級者向けモデル、Studio XPS 8000。ゲーム専用やHD映像の動画編集など高度な使用が可能でありながら、購入しやすいコスト。今回はGeForce GTX 260の高パフォーマンスもレビューします。
納得パソコン購入術!パソ兄さんは、DELL(デル)購入ガイド
デルパソコン使用レビュー

サイトマップ~DELLレビュー

セキュリティソフトの選び方 パソコンで英会話学ぶ

ミドルスペックデスクトップのレビューリスト

DELL XPS 8700レビュー!(2013年6月発売・Haswell設計)

DELL XPS 8500レビュー!(2012年5月発売・Ivy Bridge設計)

DELL XPS 8300レビュー!(2011年1月発売・SandyBridge設計)

Studio XPS 7100レビュー!(2010年5月発売・AMD Phenom II X6 搭載機)

  1. HOME
  2. DELLデスクトップPC
  3. Studio XPS 8000レビュー項目
  4. 現在

Studio XPS 8000レビュー!および後継、Studio XPS 8100の購入ガイド

購入コストを抑えつつも、本格的に3Dゲームや高度なHD動画編集を楽しみたいという中級ユーザー以上にお勧めなStudio XPS 8100を紹介レビューします。
Studio XPS 8000のリニューアル後継機になります。以前と同様にCore i7-800 / Core i5-700シリーズを搭載しますが、新たにCore i5-600シリーズが搭載可能となりました

studioxps8100登場Core i5-600シリーズは新型とはいえデュアルコアで、下位CPUになります。つまり、Studio XPS 8000からスペックアップ・リニューアルというわけではなさそうです。Studio XPS 8000のときとデザインが変わらず、基本的な構成パーツは踏襲しています。では、具体的に何が変わったかというと次の通り。

  • 最新、32nmプロセスCPUのCore i5-600シリーズに対応。
    (チップセットをP55 Express⇒H57 Expressに変更)
  • THX TruStudio PCにより高品質サウンドを実現。
  • 新たにカスタマイズできるグラフィックカードを追加。(RADEON HD 5770)
  • 3Dモニタ及び3Dメガネを使うことで、立体体験ができる3D機能に対応。(オプションで対応グラフィックカードが選べます。)

以上の項目で、リニューアルの大きなファクターとなるのは、Core i5-600シリーズの対応です。パソコンの基本設計の話をすれば、これは前機種のNehalemマイクロアーキテクチャから、Nehalemの拡張版にあたるWestmereへプラットフォームを移行したということです。

スペックアップのリニューアルではない

Core i5-600シリーズは最新32nmプロセスの新型CPUですが、従来の45nmプロセス Core i7-800 / Core i5-700シリーズの下位CPUにあたります。そのためStudio XPS 8100は、スペックアップのためのリニューアルとは思わないほうがいいでしょう。ただし、2010年1月時点で最新のプラットフォームであることには間違いありません。

製品 チップセット 対応CPU
Studio XPS 8000 P55 Express Core i7-800シリーズ
Core i5-700シリーズ
Studio XPS 8100 H57 Express Core i7-800シリーズ
Core i5-700シリーズ
Core i5-600シリーズ

このように、Core i5-600に対応するために、チップセットをH57 Expressへ変更しています。

前機種、Studio XPS 8000のプラットフォーム

Core i7-800、i5-700シリーズ
リニューアル後の違いを理解するため、前機種、Studio XPS 8000のプラットフォームをみていきましょう。Core i7-800 / Core i5-700シリーズは4つのコアを持つクアッドコアです。CPUにメモリコントローラーとグラフィックス・インターフェースの内蔵しています。CPU自体がメモリとグラフィックカードに直接アクセスできるようになり、高速化されています。パーツ管理するチップセットも1つでシンプル設計。

リニューアル後継機、Studio XPS 8100のプラットフォーム


Studio XPS 8100のプラットフォームはこのようになっています。クアッドコアのCore i7-800 / Core i5-700シリーズも搭載できますが、この図はCore i5-600シリーズを搭載したときになります。Core i5-600は下位なので2コアのデュアルコアです。大きな特徴はインテル HDグラフィックスというグラフィック機能がCPUに内蔵されています。そしてメモリコントローラーとグラフィック・インターフェースも統合されています。

Core i5-600シリーズは、グラフィック機能内蔵のデュアルコア
Core i5-600シリーズは、インテル HDグラフィックスというグラフィック機能をCPUにパッケージングしています。内部では分離しているので、正確にはCPUコアとの統合ではありません。なお、メモリコントローラーとグラフィックス・インターフェースも統合しています。グラフィックカードを使用せず、インテル HDグラフィックスを使用する場合は、FDIを介してチップセットへ信号を送り、チップセットからモニタへと出力されます。なお、グラフィックカードを搭載した場合、インテル HDグラフィックスは無効化されます。

インテル HDグラフィックスの性能ですが、平均的なグラフィックカードのほうが高性能です。インテル HDグラフィックスが重宝されるのは、グラフィックカードを非搭載にする低価格モデルです。

※Studio XPS 8100はハイエンド機のため、グラフィックカードの搭載が必須となっているようです。つまり、インテル HDグラフィックスの存在が無意味です。

リニューアルで、Core i5-600シリーズに対応した理由に疑問が残る

前述したとおり、新型CPUであるCore i5-600シリーズを搭載させるためにリニューアルしたと思われます。しかし、新型CPUとはいえ、なぜ、わざわざ下位CPUに合わせなければならないのか?

Core i5-600シリーズの大きな特徴はCPUパッケージにグラフィック機能を格納したことにあります。つまり、グラフィックカードがなくてもいいので購入予算が抑えられます。その特性を考えるとエントリーモデル向けですよね。それなのにDELLサイトをみると、2010年1月時点ではグラフィックカードの搭載は必須みたいですので、ますます訳がわかりません。

もともと、Core i7-800シリーズの搭載を検討していたハイエンド志向のユーザーにとっては無意味なリニューアルです。「そのままStudio XPS 8000を継続し、Core i5-600シリーズの搭載ならエントリーモデルの新製品を出すべきでは?」と思いました。

登場予定とされているハイエンドCPU「6コアのCore i9」は、LGA1366ソケットであり、LGA1156ソケットのStudio XPS 8100が搭載することはありえません。ですから、今後のハイスペックCPU対応のための準備とも思えません。

Core i5-600シリーズの気になるところ

Core i5-600シリーズはデュアルコアなので、クアッドコアのCore i7-800シリーズにマルチスレッドでは劣ります。しかし、Core i5-600シリーズはラインナップ全般を通して動作周波数(クロック数)が高く、そこには関心が持てます。シングルスレッドでは動作周波数の高さがモノをいうので、作業環境によっては上位CPUを脅かす性能も考えられます。

Core i5-600シリーズについては、次のページでも解説します。早く製品レビューに進みたい方は、読み飛ばしてもかまいません。

欲しい時がDELLパソコンの購入タイミング!

DELLクーポン情報

クーポンコード掲載は、こちら ⇒ 【DELL公式】 お買い得情報ページ

パソ兄さんサイト経由限定!優待情報!

DELL直販合計8万円(税抜)以上購入で、
楽天スーパーポイント3,000ポイントプレゼント!

合計15万円(税抜)以上購入なら、
楽天スーパーポイント7,500ポイントプレゼント!

パソ兄さんサイト経由特典となっており、リンク先の専用ページでの手続きが必要になります。(それ以外の注文では対象外) ※2019年9/26改定~予告なく変更または終了する場合あり

8万円以上購入なら ⇒ 【3,000ポイント付与の優待専用ページ】

15万円以上購入なら ⇒ 【7,500ポイント付与の優待専用ページ】

※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

次は、Studio XPS 8100の搭載CPUを理解する

後継機: XPS 8900レビュー項目(2015年 Skylake設計)