DELLパソコン使用レビューDELL Studio One 19をレビュー
18.5インチワイドで美しいラインの液晶一体型、DELLStudio One 19。配線のわずらわしさがなく、セッティングも楽。タッチスクリーンモデルでは、画面越しに操作ができる!
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64bit Vistaを使ってみた感想

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購入したStudio One 19の構成
OS Windows Vista Home Premium SP1正規版 64bit版
CPU インテル Core 2 Duo プロセッサー E7500
(3MB L2 キャッシュ, 2.93GHz, 1066MHz FSB)
メモリ 4GB (2GBx2) デュアルチャネル DDR2-SDRAM メモリ
HDD 500GB SATA HDD(7200回転)
液晶ディスプレイ 18.5インチワイド光沢液晶 (1366x768)
グラフィック オンボード・グラフィック NVIDIA GeForce 9400

今回購入したStudio One 19には64bitOSを搭載したので、その感想を述べます。
64bitにすれば大容量のメモリが搭載できますが、今回は4GBしか搭載していないので、正直、ほとんどメリットはありません。まず、32bitと64bitとは何かを説明しておきましょう。

32bitとは、64bitとは

そもそも、32bit、64bitとは何なのか? ゲーム機でも「NINTENDO 64」みたいに64bitを強調している製品がありますよね。一応、気になる方のために解説しておきましょう。
ご存じの通り、コンピュータの計算は「0と1」の組み合わせで成り立っています。つまり2進法ですね。 最小単位の1bitというのは「0と1」を使って「1桁」で表せる状態です。つまり0か1しかないので、2通りしかありません。
それなら、8bitはどうでしょう。 8bitは 8桁ですから「2×8乗」で計算できます。
すると「0と1」を使って256通りの組み合わせで表現できるわけです。
同様に、 32bitは「2の32乗」、64bitは「2の64乗」となり、プログラムの幅が広がっていくのです。 ちなみに「8bit」は「1バイト」のことで、半角文字でいうと1字分です。 1000バイト=1KB、そして1000KBでようやく1MBです。半角文字でいったらかなりの文字数ですね。 既に、ワープロや表計算などのビジネス用では十分なレベルですし、グラフィックスの分野でも一般家庭用なら高性能なCPUでカバーできているので、32bit版で特に問題ないのです。
しかし、64bit環境では扱えるメモリ空間が広がるため、これまで以上の膨大な計算処理ができるわけですが、64bitの恩恵があるのはリアルさが加速する3Dグラフィックの分野となります。 32bitがメインの時期にパソコンユーザーが増え、32bitソフトが膨大に多いため、なかなか64bitへの移行が難しいとされています。
それに決定的なのは、メモリ不足で4GB以上の容量を求めているユーザーがどれだけいるかですが、少なくとも自分の周りにはいません。

64bitのメリット

32bitよりも多くのメモリを搭載できる
64bit のメリットは4GB以上のメモリが使えることです。32bit では4GB以上のメモリを搭載してもだいたい3.3GBぐらいまでしか認識できません。
「64bit Vistaで、最大8GBメモリの搭載が可能!」というコピーをよく見かけますが、実際、Windows Vista 64bit版のBusinessやUltimateでは最大128GBというのが本当です。 しかし、Home Basicでは最大8GBですし、パソコンの基板となるマザーボードの制約で最大8GBというケースが多いようです。

Windows Vista 64bit 32bit
Ultimate メモリ搭載最大128GB

メモリ搭載最大4GB
(利用できるのは3.3GBほど)

Business
Home Premium メモリ搭載最大16GB
Home Basic メモリ搭載最大8GB

32bitOSでは、4GBを認識しない
実際パソ兄さんが持っているPCで見てみましょう。まず、32bitOSの例です。
このケースでは4GBメモリ搭載していますが、タスクマネージャで見ると使用できるのは3.325GBメモリとなっています。


64bitOSを搭載したStudio One 19を見てみます。
4GBメモリ搭載していますが、タスクマネージャで見ると使用できるのは3.838GBメモリとなっています。でも、実際これぐらいの差では効果があるのかよく分からないです。
64bitソフトであれば、32bitよりも高速に動作
64bitソフトであれば、32bitよりも高速に動作します。だいたい10~20%ぐらいアップするのだとか。
セキュリティが高い
主流のウィルスは32bitのため、64bitOSには効果がありません。( 2009年7月時点)
しかし、64bitのウィルスも登場してくるでしょうから、時間の問題です。

大半の32bitソフトに対応

64bit Vistaには64bitソフトを使わなければなりませんが、32bitソフトも一部使えます。これは互換性というより、64bit Vistaが持つエミュレーターによって動作させています。
具体的にいうと、64bit OS内部に「32bit OSの仮想PC」を作り出し、これによって32bitソフトを動作させます。このエミュレーターをWOW64(Windows on Windows 64bit)呼びます。


タスクマネージャにあるプロセスで、「※32」と書かれているのが32bitのアプリケーション。パソ兄さんの使用環境では32bitアプリがほとんど。(64bitOSの意味がまったくありませんね。)
また、このWOW64は万能ではなく、たとえば、64bit版IE(Webブラウザ)でネット動画をみたところ、再生プログラム「Flash」が32bit対応のため動画が見られない場合があります。 つまり、64bitソフトと32bitソフト間のプログラム参照ができません。そのため、ドライバーを参照するようなソフトでは不具合が生じます。 具体的にいうとYoutubeなどの閲覧は64bit版IEではできません。


しかし、Studio One 19には32bit版 Explorerと、64bit版 Explorerが用意されています。
32bit版 Explorerを使えば、何も問題なくWed閲覧ができます。YoutubeもOKです。


ちなみに64bit版 ExplorerでYoutubeを見ると、「JavaScriptがオフになっているか、古いバージョンのAdobe Flash Playerを使用しています、最新のAdobe Flash Playerを入手してください。」と出ます。そこでAdobeサイトへ行くと、「64bitはサポートしていないので、32bitブラウザを64bitOSで動かして使ってください!」と英語で表示されます。
つまり、64bitOSで購入しても、32bit版 Explorerを使えば何の支障もありません。

一番の問題点は周辺機器の64bitサポート

2009年7月現在、サウンドカードや地デジチューナーカード、無線機器などのドライバーがまだ64bitに対応しきれておらず、どうしても64bit化したいならメーカーのホームページをちゃんとチェックする必要があります。 フォトレタッチ・ソフトで有名な「Photoshop」の次期バージョンで64bitに対応する話もあるので、これから普及時期に入るかどうかというところです。
まとめ
2009年7月時点の今の現状では、まったくメリットなし。完全な先行投資としか言えません。これまでの作業でメモリ不足に陥ったこともないので、大容量メモリの恩恵もなし。それに4GBメモリ程度では尚更意味がありません。
使う予定だった地デジチューナーが32bitオンリーで、使うことができなかったことが最大のデメリットでした。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」
出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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