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Studio 15の液晶モニタ
Studio 15の液晶モニタ。用途に合わせてカスタマイズが可能です。この写真ではカメラなしの場合。
液晶画面上部に、オプションで200万画素Wedカメラを搭載できます。
液晶モニタのカスタマイズをマスターしよう!
DELLのカスタマイズページに入ると、液晶モニタのカスタマイズ項目は以下のような表記がされます。何を意味しているのか分からない初心者に、ひとつずつ解説しましょう。
○インチTFT WXGA 液晶ディスプレイ(1280x800)
○インチTFT TrueLife(TM) WXGA 光沢液晶ディスプレイ(1280×800)
○インチTFT TrueLife WXGA 光沢液晶ディスプレイ (WLED) (1280×800)
○インチTFT TrueLife(TM) WXGA+ 光沢液晶ディスプレイ(1440×900)
○インチTFT TrueLifeTM WXGA+ 光沢液晶ディスプレイ (WLED) (1440×900)
○インチTFT TrueLife(TM) WUXGA 光沢液晶ディスプレイ (1920×1200)
※これはレビュー機の実際のカスタマイズ項目ではなく、解説用サンプルです。カスタマイズ項目はパッケージや販売のタイミングで変化するので、DELLサイトにて確認ください。
画面サイズを知ろう!(画面サイズは15.4インチのみ)
○インチTFT WXGA 液晶ディスプレイ(1280x800)
モニタのサイズは〜インチで表示されます。数値が大きいほど大画面になることはご存じでしょう。具体的にいうと、画面の対角線の長さを表しています。
1インチ=「約2.54センチ」なので、15インチモニタなら対角線は「約38センチ」ということになります。実際、購入前にシミュレーションしてみるのもいいでしょう。
▲画面サイズは対角線の長さを表す
画面サイズは解像度と比例していません。ですから同じ画面サイズでも解像度が高いほうがきめ細かい画面となります。また高解像度はアイコンやテキストが小さく表示できるので、画面サイズが同じでも表示領域が広がります。
画面サイズ選びの目安として、13インチ以下がモバイル用で、14インチ以上が自宅用といったところです。(体力に自身があれば、何インチでもモバイル用にしてかまいませんが。)
TFTってなんだ?
○インチTFT WXGA 液晶ディスプレイ(1280x800)
TFTとは「Thin Film Transistor」、日本語では「薄膜トランジスタ」といいますが、アクティブ マトリックス方式を採用したモニタのことをいいます。 今の主流な技術なので、ここは気にしなくて結構です。初心者にはややこしくなります。(興味津々の方は、当サイトのカスタマイズ・ナビ/液晶モニタ解説に、マニアックな解説がありますので、どうぞ。)
解像度を選ぼう!
○インチTFT TrueLife(TM) WXGA 光沢液晶ディスプレイ(1280×800)
○インチTFT TrueLife(TM) WXGA+ 光沢液晶ディスプレイ(1440×900)
○インチTFT TrueLife(TM) WUXGA 光沢液晶ディスプレイ (1920×1200)
私達がみているこの画面は、「画素(ドット)」と呼ばれる小さな点の並びで構成されています。このドットの数が多ければ多いほど、きめ細かい表示ができます。
解像度は「WXGA」などアルファベット表記されますが、覚えるのが面倒なので、実際の画素数を参考にするといいでしょう。「横幅の画素数×縦幅の画素数」で表記されます。
同じ画面サイズでも解像度が高いほうがきめ細かい画面となります。また高解像度はアイコンやテキストが小さく表示できるので、画面サイズが同じでも表示領域が広がります。
自分にあった解像度がわからないなら
ノートパソコンの標準は「1280×800」。特にこだわりが無いならこれでOKです。
ちなみに、DVD映画でおなじみのDVD-Videoの解像度は、720×480。これを超える解像度のモニタで観ても、引き伸ばしされるだけで高画質にはなりません。DVDやインターネットぐらいしか観ないなら「1280×800」で充分です。
地デジやブルーレイを楽しむなら高解像度
デジタル放送やブルーレイ・ディスクの映像を、画質を落とすことなく100%再現したければ、1920×1080以上必要です。この場合、フルHD画質となります。
カスタマイズで1920×1080という選択はあまりないので、1920×1200を選ぶことになります。
また高解像度は表示領域があるので、広大なエクセル表など一気に表示できますが、あまり小さい画面で高解像度だと文字が小さくて見にくくなります。
「高画質コンテンツを楽しむ」「どうしても表示領域が必要だ!」という目的がない限りは高解像度にしなくて結構です。
液晶画面の表面処理
○インチTFT WXGA 液晶ディスプレイ(1280x800)
○インチTFT TrueLife(TM) WXGA 光沢液晶ディスプレイ(1280×800)
画面の表面処理に光沢(グレア)か非光沢(ノングレア)があります。
TrueLifeというのはDELL独自の光沢加工のことで、何も表記がないのは非光沢です。
光沢液晶は、外光反射が大きく背景が反射して映り込むデメリットがありますが、くっきり色鮮やかな表示なので映像や画像の見栄えがよくなります。
一方、非光沢液晶は一見地味にみえますが映り込みが少ないので、目の負担になりません。テキストなどの事務作業に向きます。
光沢液晶 VS 非光沢液晶
非光沢液晶はメリハリに欠けるところがあるため、光沢液晶のほうが高級というイメージがあります。光沢液晶は見栄えがいいため、メーカー製PCで広く採用されています。しかし、決して優劣があるものではありません。一番大切なことは使用頻度と作業内容によって決めることです。
映像などの鑑賞が多い人は、光沢液晶
映像鑑賞をしている分にはテキストを読むときとは違い、一点に集中することはほとんどありません。そのため目の疲れや外光の映り込みは大して感じないでしょう。鑑賞などの使用なら、メリハリのある画面を堪能したほうがいいです。
画面を集中して見る人は、非光沢液晶
インターネットやビジネス使用、動画編集などでは、一点に画面を集中して見ることが多いのです。光沢液晶だと映り込みが気になるので、目が疲れにくく集中して画面を見ることのできる非光沢液晶がいいのです。
短時間使用と長時間使用の違い
パソコンの電源を入れてすぐは、光沢液晶のほうが見栄えが良くてワクワク感がします。しかし、長い時間テキスト打ちしたり、編集作業をしていると、段々、画面がくどく感じてきて疲れます。 ですから、とにかく長時間使用する人は非光沢液晶が無難です。2時間適度の娯楽使用なら光沢液晶のほうが、楽しめていいのではないでしょうか。
液晶モニタのバックライト
○インチTFT TrueLife(TM) WXGA+ 光沢液晶ディスプレイ(1440×900)
○インチTFT TrueLifeTM WXGA+ 光沢液晶ディスプレイ (WLED) (1440×900)
DELLのカスタマイズでバックライトの「WLED」を選択することができます。表記がないものは、冷陰極管がバックライトになります。
バックライトとは
液晶パネル自体は発光しないため、背面にある光源から照射しています。いわゆる「バックライト」ですね。このバックライトの種類に従来の冷陰極管と、後発のWLED(白色LED)があります。具体的な違いとして冷陰極管は小型の蛍光灯で、白色LEDは白色発光ダイオードです。
WLED(白色LED)の特徴
WLEDは冷陰極管が発する白色光よりも色純度が高いので、液晶画面の発色が良くなります。また軽量で衝撃にも強く、基本的には半永久とも言われるほど長寿命です。
極めて低消費電力で小型なので、液晶モニタを薄型に設計できるメリットがあります。
▲WLED(白色LED)は、懐中電灯などにも使われ始めています。冷陰極管と違い点光源です。
WLEDの光は紫外線といった有害な影響が無いとされ、美術品などの照明に採用されます。具体的な実証はないですが、長時間のパソコン使用で目が疲れる、人体の影響にシビアな方はWLEDの液晶モニタを選ぶといいかもしれませんね。 |