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インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)とは

SSDとHDDと組み合わせて搭載するなら、インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)を使ってSSDをキャッシュ用にすることができます。システムやデータの保存先はHDDのままでも、SSDをシステム用にした時に近い起動速度となります。例えばゲームユーザーでは、起動やロード時間が短縮され、快適環境となります。

2012年、Ivy Bridge世代(第3世代インテルCoreシリーズ)のころ、メーカー製ノートパソコンでよく採用されていました。当時はmSATAの32GB SSDがコスト面で主流であり、データ保存用には容量が少ない時代でした。そのため、ISRTによってキャッシュのみに使ったわけです。64GB SSDが安くなってからは、ほとんど採用されなくなりました。

SSDをキャッシュ用にするISRTのメリット

「SSDにシステム、HDDをデータ保存用にすれば、ISRTじゃなくてもいいのでは?」と思うでしょうが、ISRTであればSSDはキャッシュ用だけなので、「マイドキュメント」や一時保管用の領域をHDDへ移動する手間が省けます。つまり、SSDをシステム用にしないメリットがあります。

ISRTで、SSDとHDDの組み合わせ

インテル スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)とは、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー(IRST)の追加機能であり、SSDとHDDの2台を活用する技術です。SSDをHDDのキャッシュとして使用することでシステムの読み込みを高速化します。システムデータそのものはHDDに保存されていますので、SSDの容量の少なさを心配することがありません。なお、キャッシュというのは計算のために頻繁に使われるデータのことです。

ISRT
ISRTはかつてはチップセットZ68(SandyBridgeの後期チップセット)のみの機能でしたが、Ivy Bridge世代からメインストリームでは対応するのが一般的になりました。(Ivy Bridge世代ではZ77、H77が対応。Z75,B75は未対応)。

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ISRTの読み出し動作

ISRTによる読み出し動作を解説します。ISRTで高速化するのは2回目以降です。

初回の読み出し

ISRT-初回の読み出し
システムそのものはHDDにあるため、初回はHDDからメインメモリを経由して、キャッシュデータをSSDに送らなければなりません。つまり、初回では高速化していません。

2回目以降の読み出し

ISRT-2回目以降の読み出し
キャッシュデータがSSDにあるので、2回目以降はHDDにアクセスすることなく、SSDから直接読み出しされます。よって、2回目以降からOSの起動やアプリケーションの動作が高速化されます。もしSSDに記録されたキャッシュデータが容量いっぱいになった場合は、使わないデータから削除されていきます。

メインメモリにキャッシュするなら電源を切った時点でデータが消失しますが、SSDなので電源を切ってもキャッシュデータは残っています。書き換えされない限りは、HDDから再びSSDへキャッシュデータを送る必要はありません。そのためOS起動も2回目以降はずっと速いままです。

ISRTの書き込み動作

ISRTによる書き込み動作を解説します。 ISRTには「拡張モード」と「最速モード」の2つのモードが有り、拡張モードが標準となります。そして最速モードでは転送速度が向上しますが、その分、データ保存の信用性が低くなります。

拡張モード(ライトスルー)~標準モードとされている

ISRT-拡張モード(ライトスルー)
拡張モードの書き込みでは、SSDとHDDの両方同時に書き込みを行います。速度は低速のHDDに合わせてしまうので、保存の信頼性が高い反面、低速というデメリットがあります。

最速モード(ライトバック)

ISRT-最速モード(ライトバック)
最速モードの書き込みでは、先にSSDへ書き込みを行い、後回しでSSDからメインメモリを経由してHDDへ書き込みます。これによりSSDの高速性が生かせます。(SSD単体をシステムにした時に近い速度)
しかし、SSDが故障した場合、HDDへの書き込みができなくなるためデータ保存の信頼性が低くなります。なお、ランダムアクセスの速いSSDほど高速です。

ISRTを使うときの注意事項

ISRTにするためのSSDについて注意事項を解説します。

ISRTでは64GB以下のSSDを使おう

ISRTではキャッシュとして使える容量に制限があり、18.6GBと64GBの2つだけです。むろん、容量が大きいほどキャッシュできるデータが増えるので高速化しやすくなります。そして64GB以上のSSDでもISRTの構築は可能ですが、キャッシュ用には容量に無駄が多い。なお、64GB以上だと、キャッシュ分を引いた残りが保存領域として使えます。2013年時点で、メーカーパソコンでは、32GBが使われるのが一般的。

初期のSSDでは使えないことも

初期のSSD、つまり低速のSSDではインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー(IRST)10.5のソフトがHDDと認識してしまうため、ISRTが実行できません。JMF602のコントローラチップを搭載した古いモデルで実行できなかった例が挙げられています。某資料では「リード200MB/s、ライト150MB/s」以上が推奨されています。

Crystal DiskInfoで回転数のところに「SSD」
初期のSSDが使えないというのは、ISRTがIDENTIFY DEVICEのWord217の値が「1」であるかをチェックしているため。初期のSSDは「0」であることが多い。Crystal DiskInfoで回転数のところに「SSD」とあれば問題ない。
いずれにしても、最新のHDDは初期のSSDより速いので、古いSSDは避けたほうが無難。

ISRTを解除するとき

ISRTを解除するため、安易にSSDを取り外すとOSが起動しなくなるので要注意。「ISRT管理ユーティリティを起動⇒高速ボタンをクリック⇒高速の無効をクリック⇒OK」でISRTを無効化します。
なお、「使用可能にリセット」をするとSSDがキャッシュ以外で使用できるようにリセットされます。

備考

HDD製品によって回転数など性能差がありますが、ISRTではあまり影響がでません。SSDの性能が反映されるので、読み出し速度の速いSSD製品ほど有利です。記録速度がHDDよりも遅いSSDを使った場合、拡張モード(ライトスルー)の書き込みでは遅いほうのストレージに合わせてしまうので注意。

ISRTの設定方法

SSDとHDD自作でISRTを実行するための設定方法を解説します。必要なのはISRTに対応したチップセットを搭載したパソコン。ユーティリティソフトはインテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー(IRST)10.5以降。ISRTの構築手順はやや複雑。

OSインストール前のパソコンに設定する場合

すでにOSインストール済みパソコンに設定する場合(Windows7)

ISRTを利用するにはチップセット内蔵のSATAコントローラをRAIDモードにする必要があります。しかし通常インストールがされたPCではAHCIモードがほとんど。この状態でUEFI(BIOS)から「AHCI⇒RAID」に変更するとOSが起動しなくなります。(標準では最小限のドライバしか読み込まないため。)

そのため、RAIDモードにする前にレジストリを修正しておきます。レジストリエディタ(検索ボックスにregedit)を起動し、HKEY_LOCAL_MACHINE_SYSTEM¥CurrentControlset¥services¥iaStorVのStartの値を「0」にしておきます。

メーカーパソコンで見られるISRT用のSSD

mSATA(Mini SATA)スロット
メーカーパソコンでは、HDDのキャッシュとして使われるSSDには、2.5インチタイプではなく、mSATA規格のSSDが使われる。mSATA(Mini SATA)スロットに挿すだけなので、ケーブルがいらない。給電もスロットから行われる。 ※mSATAの端子形状はMini PCI Expressスロットと共通になっているが、信号形式は異なるため兼用というわけではない。Mini PCI Expressスロットはもっぱらハーフサイズの無線LNAカードで使う。

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