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メインメモリ(主記憶装置)解説のTOP

パソコン関連用語として「メモリ」と言うといくつかの種類がありますが、一般的にメモリというと、CPUが処理するデータを一時的にためる主記憶装置(メインメモリ)のことを指します。
ハードディスクなどから情報を引き出してCPUが処理を行うのですが、そのアクセスに時間がかかってはいくらCPUが優秀でも無駄になってしまいます。そこで高速アクセスが可能なメモリが中継となり、情報を一時的に保存しておきCPUにすばやく情報を提供します。メモリ容量が多いほど沢山の情報を蓄えられるため、ソフトを複数に立ち上げたり、より複雑で大容量のデータを処理できます。逆に容量が少ないと、情報処理に手こずったり、複数のソフトを起動している場合は終了させる必要があったりと制限が入ります。ゆえにパフォーマンス全体に大きく影響を与えるパーツです。

このメモリは電気的に記憶しているため、通電しているときのみ記憶される一時的なものです。パソコンの電源を落とすとデータは消えます。ゆえに揮発性メモリといわれ、ずっと保存したいデータはハードディスクに記録し、作業に必要な一時的なデータはメモリが記憶します。

メモリモジュール

Dynamic Random Access Memory
この写真のパーツのことを単にメモリと呼びますが、厳密にはメモリモジュールといいます。
実際データを記録しているのは基板の上に載っているICチップ(メモリチップ)で、この黒い物体です。これを取り付けた基板を含む全体を「メモリモジュール」というのです。例えば、2GBのメモリモジュールでメモリチップが16個ある場合、「2GB(2048MB)÷16」でメモリチップ1個は128MBであることが分かります。

※メモリチップは専門的にはDynamic Random Access Memory(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)といい、略してDRAM。コンピュータに使用される半導体メモリの1種です。電源供給が断たれると記録情報も消える一時的な記憶媒体です。ちなみに読み書き可能なのがRAM(Random Access Memory)で、読み取り専用がROM(Read Only Memory)と言われます。

メモリモジュールはDIMM(Dual Inline Memory Module)規格が現在の主流であり、ノートパソコンでは小型のSO-DIMM(small outline DIMM)規格のメモリモジュールが使われます。サイズはDIMMの半分。

ノートパソコンのメモリはSO-DIMM
SO-DIMM規格のメモリモジュール。斜め角度で装着し、水平になるように押し込んで搭載します。

純正メモリと、グレードの目安

メモリモジュールにはグレードの目安があり、最も良いのは純正メモリです。純正メモリというのは、メモリチップ(DRAM)メーカーがメモリモジュールまで一貫して生産した製品です。定格動作環境より厳しい動作チェックがされ、設計や品質を高めているので、相性問題にも強いです。オーバークロックなどシビアな使い方にも合います。メーカー製パソコンは大概、純正メモリを採用しています。

その次によいグレードはモジュールメーカーです。DRAMメーカーからチップを購入し、メモリモジュールを製造しています。充分信用できるグレードですが、一貫生産ではない面で純正メモリよりも劣ると判断されます。

最下位のグレードはバルク品(ノーブランド品)です。低価格ですが動作チェックが最低限というデメリットがあります。出所が明確ではなく、ゆえにノーブランド・メモリと呼ばれ、当たり外れがあります。ただ、中には低価格でありながら純正メモリなみの品質のものがあり、一概に粗悪品とも言い切れません。パソコンの相性問題では最もリスクが高いので、慎重派なら避けておくグレードです。メーカーパソコンで採用られることはまず無いと思われます。

グレード メーカー 一般的なテスト内容
高い 純正メモリ
DRAMメーカーの一貫生産。
例:Samsung、Hynix、ELPIDA、Nanya
常温だけでなく、悪環境下でのテストを実施。
普通 モジュールメーカー製メモリ
DRAMメーカーからチップを買い、メモリモジュールを製造している。
例:バッファロー、CFD、IODATA
常温でのテストを実施
低い バルク品(ノーブランド)
出どころは不明で、精度に当たり外れがある。
簡単なテストを実施

JEDEC規格準拠

メーカー以外で精度の高さを判断するなら、JEDEC規格準拠を確認しましょう。 JEDECとは半導体などの標準化団体で、関連企業が参加し標準規格を議論しながら作っています。そのため準拠しているメモリ製品なら相性問題に強いです。JEDEC規格は皆で足並みを揃えようという性格上、革新的技術進歩の足かせになっていることは否めません。インテルなどイライラしている企業が存在しているようです。

放熱対策されたメモリ

メモリのヒートスプレッダ
メモリチップを冷却するため、ヒート・スプレッダが取り付けられている製品もあります。ヒート・スプレッダは金属板で、空気に触れる面積を広げ、金属の熱伝導を利用し放熱します。実際、どれだけの効果があるかは懐疑的ですが、ひとつの精度として捉えてもいいでしょう。

メモリモジュールの構造

シングルサイド」「ダブルサイド」
メモリモジュールの構造では、片面にしかメモリチップを搭載していないタイプを「シングルサイド」といい、両面にメモリチップを搭載しているタイプを「ダブルサイド」といいます。
容量が同じメモリモジュールで比較するなら、シングルサイドのほうがメモリチップ1つあたりの容量が大きいことが分かります。

メモリのスタブ抵抗
メモリチップ以外の搭載チップも見て行きましょう。SPDやメモリのスタブ抵抗が搭載されています。

SPD(Serial Presence Detect)

SPDはメモリの仕様が記録されたROMチップです。メモリの規格や動作周波数、信号のタイミングなどが記録されています。SPDに対応しているBIOSによって読み込こまれ、自動的に最適な設定がされます。

メモリのスタブ抵抗

メモリは電圧レベルの変化によって読み書きを行っています。動作周波数が高くなると電圧の規定値が安定しなくなるので、スタブ抵抗チップで電流を制御しています。 これによりメモリのエラーを低減させています。

B端子などの接続端子、ネットワーク通信などが挙げられる。ここのコンテンツでは、ハードウエア・インターフェースを取り上げています。

64bit OSで、4GBメモリ以上が搭載可能に

Windows 95から始まり2009年ごろまで一般的だった32bit版Windowsですが、4GBメモリ搭載しても3GB弱までしか認識しません。時代のメモリ大容量化に伴い、32bit版Windowsでは限界がきました。
2010年にはWindows 7登場し、64bit版が普及しました。前世代のWindows Vistaで64bitの意識化が進んだこともあり、多くのメーカーが64bit版のドライバを手配するようになってきました。64bit版Windows 7にはWOW(Windows On Windows 64)という機能があり、32bit環境をエミュレーションできるので多くの32bitソフトを動かすことができます。

64bit版なら4GB以上のメモリを認識でき、Windows 7 Home Premiumなら最大16GBメモリまで認識できます。Windows 7 Professional以上なら最大192GBメモリまで認識できます。(ただし、マザーボードの仕様にもよります。)

エディション 32bit 64bit
Windows 7 Home Premium 最大3.5GBメモリ前後 最大 16GBメモリ
Windows 7 Professional 最大 192GBメモリ
Windows 7 Ultimate

32bitでは1つのアプリに割り当てられるメモリが2GBまでですが、64bitでは制限がありません。さらにDDR3メモリにはアプリに必要なデータを先読みする機能(スーパーフェッチ)がありますが、大容量メモリほど効果的です。64bit OSと大容量メモリの搭載によって、パソコンは益々高速化されます。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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