DELL(デル)パソコン購入レビュー
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PCケースのデザイン

PCケースには様々なデザインがあります。PCメーカーのケースデザイン例に、その一部を紹介します。

タイプ

PCケースのデザインおよびタイプとして「ミニタワー、ミドルタワー、スリムタワー、液晶一体型(オール・イン・ワン)、ミニパソコン」などが挙げられます。PCケースの付加機能として、「LEDイルミネーション、天井ルーバー、メディアトレイ」などがあります。

ミニタワーと、ミドルタワー

ミニタワーと、自作
厳密な決まりはないですが、ATXに準拠している場合はMicroATXマザーボードが搭載できるサイズがミニタワー。ATXマザーボードが搭載できるサイズがミドルタワーです。

メーカーPCの場合、ATXに準拠していない場合がありますが、大体近いサイズのマザーボードを目安に、ミニタワー、ミドルタワーで分けることができます。(もちろん、メーカーPCがATXに準拠している場合もあります)

ミニタワーとミドルタワーのサイズ
DELL製品における、ミニタワーとミドルタワーのサイズの違い。(左からStudio XPS 8000とStudio XPS 9100)。メーカーPCではミニタワーが人気です。ミドルタワーはミドルユーザー以上が好み、筐体が大きいため拡張性も高いです。

スリムタワー

スリムタワー
幅が10cmくらいの細い筐体のPCがスリムタワーです。側面にスタンドゴムが付いており、横置きも可能なモデルがあります。ミニタワーより拡張性が低くなりますが、コンパクトでありコストパフォーマンスに優れる傾向にあります。グラフィックカードなど拡張カードを搭載する場合は、ロー・プロファイルと呼ばれる細身のカードしか搭載できません。

液晶一体型(オール・イン・ワン)

一体型パソコンのサンプル
液晶一体型パソコン。オール・イン・ワンPCとも言われます。液晶モニタにPC部品を内蔵したようなもので、多くの製品はノートPC向けのパーツで構成されています。ユーザーがパーツ換装することはほぼ困難で、できてもメモリの増設や換装くらいです。電源は内蔵型とACアダプタを使うタイプの2通りあります。

ミニパソコン

studiohybrideの写真
「ミニパソコン」は、ノートパソコンのパーツを搭載することで最小化したデスクトップPC。ユーザー独自のカスタマイズ性はほぼ皆無です。電源はACアダプタが使われます。

PCケースの付加機能

主にメーカーPCですが、PCケースの付加機能に「LEDイルミネーション、天井ルーバー、メディアトレイ」などがあります。一部紹介しましょう。

スケルトン・サイドパネル

スケルトン・サイドパネルサイドパネルを閉じた状態でも内部が透けて見えるのが、スケルトン・サイドパネル。安いものでは透明部分がプラスチック素材ですが、高級品では強化ガラスが採用されています。

スケルトンでLED見える透明なのでマザーボードなどPCパーツが見えるのはもちろん、内部にLEDが配置されているPCなら内部のLED発光が楽しめます。

LEDイルミネーション(外装)

Alienware イルミネーション機能LEDで配色できる機能を備えたPCケースです。色は単色のみだったり、専用アプリにてフルカラー(約1677万色)から配色できるモデルがあります。

天井 ルーバー

自動開口するルーバー
PC内に熱がこもった時に自動開口するルーバー(もちろん手動も可能)。実用性なら常に開放されていればいいだけですが、実用性というよりも遊び心の機能。

メディアトレイ

XPS 8700のメディアトレイの使い方
「メディアトレイ」は少し窪んだエリアになっており、USB対応機器など小型のデジタル機器が置けます。また、SDカードやUSBメモリのような小物を置くスペースとなります。側にUSB端子を装備しているので、USB経由の充電もできるトレイです。

Power Share USB対応では、パソコンの電源が入っていなくても周辺機器を充電することができます。携帯電話やオーディオプレイヤーなどUSB経由で充電をする機会が増えた現在では、便利な機能です。

inspiron660におけるメディアトレイ
正式名称はないのですが、端子のない窪んだだけのメディアトレイを「なんちゃってメディアトレイ」と勝手に呼んでいます。SDカードなど小物を置く分にはいいのですが、ポータブルHDDをおいて接続するとなると、スマートな使い方はできません。

アルミPCケースは放熱性が高いのか?

メーカーPCはもちろん、自作でもほとんどがスチールのPCケースです。しかし「アルミのPCケース」という高価なものがあります。ノートでは天板やパームレストがアルミ製のものが多くあります。PC業界ではアルミ製は高級品のシンボルになっています。

ショップのPCケース売り場に行くと「放熱性に優れたアルミ採用」という、キャッチコピーを見かけます。ここで、アルミケースがスチールケースより放熱性で優れていると思い込んでしまいます。 確かにファンレスのグラフィックカードやチップセットにはアルミ製ヒートシンクが付いており、アルミが放熱素材であることは事実です。

しかし、PCケースになると、「はたして、どれだけ放熱に貢献できるのか」と疑問に感じました。 そこでPC関連の雑誌を読みあさり調べてみました。

結論をいうと、ほとんど放熱に貢献しないそうです。機能性と言うよりも質感や軽さに利点があるとのことです。 放熱の効果があるのは発熱源が接触しているときだけなんです。つまり熱伝導。PCケース内で冷却ファンの対流が発生している状態では接触がありません。 したがって、スチール製もアルミ製も放熱には関係ないそうです。

ショップのキャッチコピーは、ちょっと「騙し」ですよね。 あっ、「放熱性に優れたアルミ採用」ってことはアルミ自体の説明であって、別に「放熱性に優れたアルミケース」とは言ってないのか・・。う~む、言葉のカラクリだ。

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