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マザーボードにあるスロットやソケット、コネクタ

マザーボード上には、PCパーツが着脱できるスロットやソケットがあり、そのほか、PCパーツとの接続用のコネクタ、電源供給のコネクタ、コントローラとなる半導体チップの半田付け、コンデンサなどで構成されます。

PCパーツを着脱できるスロットやソケット、通信用のコネクタ

パソコンのマザーボードについて、詳しく
ユーザーの任意で簡単にPCパーツを換装できる、スロットやソケット、コネクタを紹介します。

メモリスロット

メモリスロット
メインメモリを挿しこむスロット。多くのPCでは色分けがしてあり、同じメモリ同士を組み合わせるスロットが分かります。組み合わせでないスロット(色の違うスロット)に装着すると、動作はしますが、デュアルチャンネルやトリプルチャンネルは有効化されません。 メモリの規格と仕様についてはこちらへ

拡張スロット(現在の主流はPCI Expressスロット)

PCI Expressは伝送路(レーン)
グラフィックカードなどの拡張カードを搭載するためのPCI Expressスロット(※PCIe略される) 。
PCI Express×16ではグラフィックカードが搭載され、地デジチューナーカードや端子増設などの拡張カードはPCI Express×1がよく使われます。ほかにはPCI Express×4、×8などがあります。

PCI Express × 8画像
PCI Expressは伝送路(レーン)を複数束ねていく構造なので、レーン数の少ない拡張カードであれば、レーン数の多いスロットに搭載することができます。PCI Express スロットについてはこちらへ

CPUソケット~LGA(Land grid array)

LGA(Land grid array)
CPUクーラーの下に設置されているのは、CPUを装着するためのソケット。インテルではLGA(Land grid array)というCPUソケットが使われます。 ※Land grid array⇒「平たい接点の格子状配列」という意味になる

CPUの種類によって「ランド」と呼ばれる接点の本数が異なっており、LGA1156であれば1156本のランドを持ちます。(剣山のような見た目)。ランド数が異なるCPUであれば設計そのものが異なり、ハードの互換性はありません。CPUについて詳しくはこちら

M.2スロット

SSDの搭載ではM.2スロットM.2スロットは、mSATAの後継として開発された。伝送方式には「PCI Express 3.0、SATA 3.0、USB 3.0」の互換性を持っている。 SATA3.0接続では転送速度600MB/sまでのボトルネックがあったが、PCI Express接続によって、本来SSDが持つ性能を引き出せる環境となった。

もっぱらM.2 SSDの搭載で使われる。PCI Express接続には、NVM Express (NVMe)規格のSSDが必要となる。NVMとは「Non-Volatile Memory 」の略。M.2スロットではSATA接続とPCI Express接続とで転送速度に大差があることを把握する必要がある。

※M.2 SSD以外には、無線LANカードなどで使われている。
※更に詳しくは、解説:M.2スロット(NVMe SSDとSATA SSD)

mSATAスロット

mSATA規格のSSD
mSATAは「Mini SATA」の略。mSATA規格のSSDが搭載できるスロットです。ケーブルを使わずにストレージが搭載できるメリットがあります。SSDを差し込んだままだと浮き上がった状態になるので、2本のビスで固定されます。スロット形状はMini PCI Expressと同じですが、信号形式が異なるので同一と認識しないように注意が必要です。

M.2スロットの登場で、2015年ごろから見かけなくなった。

Mini PCI Expressスロット

ハーフサイズの無線LNAカードが搭載するPCI Express Mini Cardスロット
Mini PCI Expressは、PCI Express Mini Cardスロットと呼ばれる場合もあります。専らハーフサイズの無線LNAカードが搭載されます。スロット形状はmSATAと同じですが、信号形式が異なるので同一と認識しないように注意が必要です。

M.2スロットの登場で、2015年ごろから見かけなくなった。

SATAコネクタ

SATA3.0(6Gbps)
SATAコネクタは、SATA規格の光学ドライブやHDD / SSDなどと通信接続するためのコネクタ。(電源供給はない)。SATA2.0(3Gbps)やSATA3.0(6Gbps)というように転送速度が異なる場合がありますが、互換性はあります。

USB2.0コネクタ

USB3.0およびUSB2.0端子
パソコンの前面や天井に配置される、USB2.0端子のためのコネクタ。

USB3.0コネクタ

USB3.0写真
USB3.0端子のためのコネクタ。USB2.0よりも大きく、ピン数も多い。

オーディオコネクタ(HD AUDIO)

HD AUDIO
オーディオコネクタでは、パソコンの前面に搭載されるマイク端子やヘッドフォン端子につながっています。オーディオコネクタは現行ではHD AUDIOであり、AC'97は旧規格です。

SP/DIFコネクタ

グラフィックカードとつなぐデジタル音声出力用SP/DIFコネクタ
SP/DIFコネクタは、グラフィックカードとつなぐデジタル音声出力用になります。古いものでは、グラフィックカードからHDMI端子やDisplayPort端子を通じて音声出力を行うには、SP/DIFコネクタとの接続が必要になる場合があります。

LEDコネクタ

HDDアクセスランプ用のための、LED
LEDで点灯や点滅する電源ボタンやHDDアクセスランプ用のための、LEDコネクタ。

コイン形電池ソケット

保持するためのバッテリー
マザーボードに設置されているコイン形電池。BIOS設定内容(CMOS)を保持するためのバッテリー。内部時計を動作させる電源にもなっています。 オーバークロック設定で調子が悪くなったら、この電池を抜いて30秒くらい放置し、CMOSクリアを行います。PC起動の度に毎回初期設定になってしまう場合は、電池切れであると思われます。中古など古いマザーボードでは起こりやすいです。

オンボード端子

マザーボードのオンボード端子
マザーボードに直結している端子は、マザーボードの標準搭載として「オンボード端子」と呼ばれます。ここでマザーボードにない端子は拡張カードによって追加することができます。新規格の端子(インターフェース)が登場したとき、オンボード端子として登場するまで時間がかかるので、早く使いたいユーザーは拡張カードで対応します。

電源供給のコネクタ

電源供給に関わるコネクタを紹介します。電源ユニットからマザーボードに接続されるコネクタには、ATXメインコネクタとATX12V 電源コネクタがあります。空冷ファンはそのマザーボードからファン用 電源コネクタを通して電源供給されます。

ATXメインコネクタ(電源コネクタ)

マザーボード用電源
ATXメインコネクタは電源ユニットと接続するコネクタで、マザーボード用電源です。電源では+12V系が使用され、スタンバイ用電源、メモリやチップセット、拡張スロットの電源供給用となります。新旧でピン数が異なります。

ATX12V 電源コネクタ

ATX12Vは4ピンのみの電源ユニット
ATX12Vは電源ユニットと接続するコネクタで、CPU電源供給のために接続します。なお、電源ユニットのコンテンツでATX電源のコネクタについて詳しく解説しています。

ファン用 電源コネクタ

パソコンのファンの電源
CPUファンおよびPCケースファンを可動させるための電源コネクタ。

レガシーデバイス (レガシー インターフェース)

現在はほとんど使われなくなった(実装しなくなった)コネクタを紹介しておきます。 新しい規格にとって代わられて、旧規格の扱いとなったコネクタ類などはレガシーデバイス (またはレガシー インターフェース)と呼ばれます。(過去の遺産という意味からレガシーデバイスと呼ばれる)。

【古い規格】 PS/2コネクタ

レガシーデバイスPS/2
PS/2キーボード&マウスなどで使われていたPS/2端子用。通信方式はシリアル。役割がUSBに置き換えられたので淘汰されたコネクタです。

【古い規格】 IDEコネクタ

従来のIDEは同時並行(パラレル)
IDE(パラレルATA / PATA)コネクタは、SATAコネクタに置き換わる以前に主流だったコネクタ。SATAは単線で連続(シリアル)転送ですが、従来のIDEは同時並行(パラレル)する転送であり、今のニーズに合わない転送方法です。IDEとSATAのデータ転送方式の違いについてはこちら!

【古い規格の拡張スロット】 AGPとPCIバス

AGPとPCIバス
PCI Expressスロットがメインとなる前まで使われていた拡張スロットに、AGPスロットとPCIバス・スロットがあります。AGPスロットにはグラフィックカード、PCIバス・スロットにはインターフェースカードなどが搭載されました。役割としてAGPスロットは「PCI Express × 16」に、PCIバス・スロットは「PCI Express × 1」に置き換わっています。

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