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DELLテスクトップPCの備品:KM714 、Y-RBP-DEL4など

2008年~2013年、一体型PCに付属した特異ワイヤレス・キーボード(回顧録版)

2008年~2013年の間で、DELL一体型パソコンに付属していたワイヤレス・キーボード。そのうち一般的な標準付属タイプよりもグレードが高い特異ワイヤレス・キーボードの回顧録。ただし実際、これが標準付属だったのか、オプションがパッケージ構成に組み込まれていただけなのか定かでない。

KM714 (2013年頃) ~ XPS 27(2720)に付属していたワイヤレス・キーボード

ワイヤレスキーボードKM7142013年6月にレビューしたXPS 27 (2720) に付属していたワイヤレスキーボードKM714。これが標準付属だったのか、オプションがパッケージ構成に含まれていただけなのか不明。アルミプレートの材質なので質感はとても良く、コンパクトなキーボード。通信はロジクール独自規格のUnifyingとなっており、対応のロジクール製品と無線接続が可能。裏側中央にDELLロゴ、そしてUnifyingマークとロジクールのロゴが印字されているため、ロジクールがOEM生産したものと思われる。電池込みでの重量が554g。このときはワイヤレス・マウス(ロジクール Unifying仕様)のWM514がセットになっていた。

アイソレーション・キーボードを採用

このモデルは「アイソレーション・キーボード」を採用している。アイソレーションとは「分離、独立、絶縁」という意味である。キー同士の間隔が広く取られているので、キーが浮石のように独立している。この構造は誤接触が軽減されるため、爪の長いユーザーでも扱いやすい。そしてキーボードの内側にホコリが入りにくいメリットもある。ただし、ゲームユーザーには好まれていないタイプである。現在では主流となっており、当方のレビューを通してみると、2011年を境に急増した。

カーソルキーが小さく、デスクトップ用としては浅めのキーストロークなど、操作性は17.3インチノートとほとんど変わらない。デスクトップ用としてはDeleteやpg upなどが変則的な配置になっている・・・と思ったら、キーボードの型だけならInspiron 17R Special Edition(7720)と全く同じ。ファンクションキーと兼用になっているメディアコントロール・ボタン、メディアキーの位置、印字デザイン、一部仕様が異なっているだけ。そうなると、DELLのノート製品に搭載されるキーボード・パーツは「ロジクール製の可能性が高いな・・」と推測してしまう。右上の端にはバッテリー残量ランプを配置。

折りたたみ式のチルトスタンドはない底面が隆起しており、すでに傾斜かかったデザイン。折りたたみ式のチルトスタンドはない。

Tangerineワイヤレスキーボードその隆起部分に電源スイッチ、単4電池×2のセット場所がある。ちなみに、当時、DELLサイトではKM714を「Tangerineワイヤレスキーボード」と言っていた。Tangerine (タンジェリン)は濃い橙色・赤橙色なので、たぶんUnifyingマークの色を指しているのでないだろうか。

Windows 8向けに刷新Fnキーと同時押しで機能するボタン(水色)ではWindows 8向けに刷新されており、共有やデバイスのボタンが追加されている。ほかは音量調整/再生停止などのメディアコントロール・ボタンが並ぶ。

押下各キーの押下の様子。

品番未確認(2012年~2013年頃)~ XPS One 27(2710)などに付属したワイヤレス・キーボード

KM714とまったく同じ型2012年7月にレビューしたXPS One 27(2710)の付属ワイヤレスキーボード。ただし標準付属だったのか、パッケージ構成上のセットだったのか不明。また品番も未確認。2013年12月にレビューしたInspiron 23(2350)でも付属していた。上記で紹介したKM714とまったく同じ型だが、メディアコントロール・ボタンの位置、一部機能の違い、印字デザインが違うなどの差異がある。さらに、ロジクールのUnifyingは無効となっており、完全にDELL仕様となっている。このとき付いてきたワイヤレスマウスはKM632なので、KM714のときとはマウスが異なる。

KM714のところでも言ったが、これは17.3インチノートのInspiron 17R Special Edition(7720)で使われているキーボード・パーツを、デスクトップ向けに流用したもの。兼用キーの仕様などに一部設定の違いがあるものの、部品としては全く同じ。Deleteキーの位置などが独特でノートパソコンのキー配列と同様。

レビューしたInspiron 17R Special Edition (7720)ちなみに、2012年7月にレビューしたInspiron 17R Special Edition (7720)、およびその搭載キーボードがこれ。キーボード・パーツの型だけは完全に一致している。

地盤はアルミ素材そういうわけで、本来のデスクトップ用キーボードを希望していたユーザーなら、これは完全に的外れになる。キーボードの地盤はアルミ素材なので重厚感としっかりした堅牢性は伝わる。ただしシルバーカラーのエッジ部分は一見、アルミ素材にみえるが、ここはポリカーボネート(工業プラスチック)。

各キーの押下の様子。

Fnキーと同時押しで機能するファンクションキーの一部はメディアコントロールボタンや機能ボタンと兼用になっており、Fnキーと同時押しで機能する。オレンジ色の印字で分かるようになっている。

単4電池2本底面が隆起しており、すでに傾斜かかったデザイン。折りたたみ式のチルトスタンドはない。隆起部分に単4電池2本をセット。

電池の消耗を避けるために電源スイッチがある。

Y-RBP-DEL4(2009年頃) ~ Studio One 19 で付属していたワイヤレス・キーボード、

Y-RBP-DEL42009年7月にレビューしたStudio One 19 で付属していたワイヤレス・キーボード、Y-RBP-DEL4。キーボード右上、メディアコントロール・ボタンの中央に大きい円盤のジョグダイヤルを配置。ジョグダイヤル式の音量調整となっており、指で時計回りに回すと音量が上がり反時計回りで音量を下げる。デザインからして、SK-8165 (2009年~2011年頃 XPS 8300などに標準付属)のキーボードに音量調整用のジョグダイヤルを追加したようなもの。

一般的にホットキーと呼ばれる機能ボタン左上にある丸い4つのボタンは、一般的にホットキーと呼ばれる機能ボタン。 左から「ブラウザソフトを起動」、「メールソフトを起動」、「マイコンピュータを開く」、「電卓を開く」となっている。

Windows Media Playerの起動メディアコントロールボタンの中央に配置された、ジョグダイヤル式の音量調整。指で時計回りに回すと音量が上がり、反時計回りで下がる。ボタンのほうは、左から「再生/一時停止、停止、消音、ジョグダイヤルを挟んで、戻る、進む、Windows Media Playerの起動」となっている。

パームレストが広めにとられている。

ワイヤレス同期ボタン梨地の裏面では折りたたみ式のチルトスタンドが付いている。その横にワイヤレス同期ボタン。中央上部には単三電池を2本セットする場所がある。

品番未確認(2008年) ~ DELL XPS Oneに付属していたワイヤレスキーボード

XPS Oneに付属していた2008年5月にレビューしたDELL XPS Oneの付属ワイヤレスキーボード。品番未確認。ちなみにDELL初の一体型PCだった。地デジチューナー内蔵ということもあり、Windows Media Centerのメディアコントロール機能を備えている。 タッチパッドとクリックボタンまで装備していた。後にXPSシリーズで付属するSK-8165 (2009年~2011年頃)と一部の型が共通している。上記で紹介したY-RBP-DEL4も同様のベース。

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※DELLは、「顧客満足度調査 2019-2021年 デスクトップPC部門3年連続1位」 ※出典-日経コンピュータ 2020年9月3日号より

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