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DELLノートパソコンのキーボード!使用感レビュー!

DELL Latitude 7310 2-in-1のキーボード・パーツ

DELLノートパソコンに搭載されているキーボードは「自社の汎用パーツ」であり、複数の自社製品のなかで汎用的に流用される。そのため、各DELLノートのレビュー記事では、「キーボード使用感」の箇所でたびたび内容が重複する。当方としては多くの画像を掲載したいこともあって、各製品ごとに同じパーツを毎度繰り返すのは非常に面倒くさい。そこで記事が流用できるようにページを分け、ここでキーボード・パーツに特化した記事にしている。そのため ここで被写体となっているノート製品は別として、単にキーボード部分だけを参考にしてもらいたい。

キーボードのバリエーション

キーボード部分(右端キーから左端キーまで)の幅は258mm。

バックライト機能無し ※被写体: Latitude 7310 2-in-1

使用感レビュー!DELL Latitude 7310 2-in-1のキーボード・パーツ被写体が13.3インチノートのLatitude 7310 2-in-1(2020年9月レビュー)となっている。バックライト機能無し。

まずキー配列をチェック。一番右上にある電源ボタンの位置には違和感があるが、キーのサイズ、配列に関しは概ね好印象。Enterキーはしっかり面積を取っており良好。しかしその分、Enterキーの左隣にあるキー4つ(「」@:)のキーピッチが狭くなっている。また、back spaceキーとその隣の¥キーもキーピッチが狭くなっているが、一番左にある半角全角キーはメインキーと同じサイズをキープしている。

カーソルキーでは理想とする段差配置になっていないものの、左右キーが大きめ(メインサイズ)で扱いやすい。しかし上下キーでは縦のリーチが短いのがデメリット。下のキーはまだマシだが、上のキーは囲まれているため一番押しにくいキーとなっている。

Latitude 7310 2-in-1に実装されている様子。キーボード部分このキーボードが、Latitude 7310 2-in-1に実装されている様子。キーボード部分(右端キーから左端キーまで)の幅は258mm。ここ最近(2020年)の13.3インチ向けとしては平均的な幅である。キー・ストロークを直尺で測ったところ1.5mmあり、浅くなりつつある近年では「比較的深め」と言える。

ポジションホームポジションの様子。※Latitude 7310 2-in-1にて

左サイドのキーキーボードの左サイド。左サイドのキー(半角全角、tab、caps lock、shift、ctrl)がわりと横長で面積広め。とくに使用頻度の高い半角全角キーは押しやすいサイズで良い。

Enterキーの周辺にあるキーが小さい右サイドの拡大。Enterキーの周辺にあるキーが小さいのと、カーソルキーの「上キー」の狭さが懸念箇所となる。一番右上に配置された電源ボタンの違和感は慣れるしかないか。

このキーボードの基本構造

このモデルは、地盤がパームレスト部分と一体型のタイプ。「キー部分のくり抜き型」である。キーボードエリアが少し窪地または低地になって、くり抜かれた穴からキートップが頭を出している構造。つまりキーボードの地盤は、そのままパームレスト全体の一部(1プレート)となっている。(補足:キーボードの地盤について

アイソレーション・キーボード採用

このモデルは「アイソレーション・キーボード」を採用している。アイソレーションとは「分離、独立、絶縁」という意味である。キー同士の間隔が広く取られているので、キーが浮石のように独立している。この構造は誤接触が軽減されるため、爪の長いユーザーでも扱いやすい。そしてキーボードの内側にホコリが入りにくいメリットもある。ただし、ゲームユーザーには好まれていないタイプである。現在では主流となっており、当方のレビューを通してみると、2011年を境に急増した。

兼用化されているファンクションキー

「Fn + Escキー」を押すと、その優先キーを切り替えるファンクションキー(F1 ~ F12)と、マルチメディアキー(または設定キー)が兼用になっている。このように2つの機能を兼用するキーのため、優先設定(プライマリ動作)になっていない方は、キーボード左下側にある「Fnキーと同時押し」により使える。なお、「Fn + Escキー」を押すと、その優先キーを切り替えることができる。

※厳密には、Fn + Escキーを押すことで「優先設定されているマルチメディア機能」を無効し、ファンクションキーのみにするという概念である。Fn + Escキーを押すことは「Fnキー」のロックであるため、マークがFnの南京錠アイコンになっている。理屈は面倒くさいので、単に「Fn + Escキー」を押すと優先キーを切り替えられると理解してよい。ほかの方法では、BIOSセットアップでもファンクションキーの動作を変更することが可能。

F1~F4までは音量調整や再生停止といった「メディア・コントロールキー」、F6とF7はディスプレイ輝度調整、F8はディスプレイの切り替え、ほかは印字の通りの兼用となっている。些細なことだが、ファンクションキーとマークの印字が寄りすぎてちょっと窮屈に見える。

電源ボタン(統合型の指紋認証リーダーが非搭載の場合)

ノーマルの電源ボタンキーボードエリアに組み込まれた電源ボタン。これは指紋認証リーダー(オプション)なしの場合の電源ボタン。電源マークはプリントで、LED点灯などといった加工は無くエントリー感が強い。キー・ストロークが他のキーより浅めになっている。

オプション:指紋認証リーダーと統合した電源ボタン

指紋認証リーダー統合型の電源ボタンこちらは別のPCであるLatitude 7410 2-in-1で撮影したものだが、オプション搭載となっている「指紋認証リーダー統合型の電源ボタン」の様子。表面がフラットでエッジは少し土手になっている。印字はなくのっぺりした印象。キーストロークは他のキーよりも浅くなっている。

キートップ形状

後から写真で見ると湾曲があるような無いような雰囲気キートップはほぼフラットで湾曲がないといえる。

Latitude 7310 2-in-1のキートップ形状後から写真で見ると湾曲があるような無いような雰囲気だが、実際の使用では指先にフィットする感じはなく、指先を滑らすようなタイピングに向く。

キーピッチ

キーピッチは「X = 18.07 mm / Y = 18.07 mm」DELLサイトのマニュアルによれば、メインキーのキーピッチは「X = 18.07 mm / Y = 18.07 mm」とのこと。実際測ってみると(DとFの間)、約18mmで合致。フルサイズよりも1mm狭い設計だ。Enterキーの左隣にある狭いキーでは、約16mmのキーピッチ。ファンクションキーも約16mmのキーピッチだった。モバイル向けの傾向にあるキーボードである。

各キーのアップ画像と、押下の様子

Latitude 7310 2-in-1のメインキーのアップ、および押下状態。

スペースキー半角全角キーと、スペースキー。

段差押下時の段差チェック。

比較的深めのキーストローク(約1.5mm)

キーストロークは1.5mm家庭レベルの測量で厳密ではないが、直尺で測ったところキーストロークは1.5mm。2020年時点の傾向としては、比較的深めのキーストロークであり、わりとしっかりした押下(手応え)を感じる。これが正解というつもりはないが、ノートパソコンのキーストロークにおける「個人的な目安」を以下のように設定している。

キー・ストローク 個人的に設定している目安と、その印象(2020年度版)
2.0mm 2020年時点の感覚では「十分に深め」のキー・ストローク。なお2010年~2013年ごろの、「厚み28mm以上、光学ドライブを内蔵するDELLノート製品」では標準的なキー・ストロークだった。
1.5mm~1.9mm 光学ドライブが無く、薄型ノートが多くなった2020年時点の感覚では、「まあまあ深め」と感じるキー・ストローク。
1.2~1.4mm 厚み20mm以下、光学ドライブ非搭載のノートでは標準的なキー・ストローク。13.3インチ・モバイルノートもこんな感じ。
1.0mm以下 測量する前から、直感的にすぐ「浅い」と感じるキー・ストローク。これより浅いと、打鍵感はプチプチした感覚になるかも。

※ここで言う「厚み」とは、ディスプレイを閉じた状態でのノート本体厚み

押下圧(キーの重さ:キー荷重)

押下圧をチェック。精密に測る機器はないので、原始的に分銅を乗せて家庭的に測った。勢いをつけない状態でキーが押下され底打ちする質量である。 メインキーとして「Gのキー」の押下圧を調べると、60g。当方の調査としては、平均的と判断している。

押下圧の比較参考

過去に押下圧を測ったキーボードの結果。ただし、押下圧が同じでもキータッチの感覚まで同じとは限らない。メンブレンやメカニカル、パンタグラフといった構造の違い、キーストロークの深さによって印象は変わってくる。あくまで数値上で比較したものである。同キーボードの個体差までは考慮していないので厳密性はない。目安として個人的な判断だが「ノートでは60gあたりを一定基準」としている。70g近くあると直感的に分かるくらいしっかりした圧がある。50g以下はかなり軽い印象を受け、個人的にはスカスカした感触で嫌い。

押下圧はキーの重さであり「キー荷重」とも言う。軽いと高速入力に向く反面、慣れないと誤入力の要因になる。キーの配置ごとにキー荷重を変えている製品もあり、例えば力の入りにくい「小指が押すキー」は、人差し指で押すキーよりも2/3くらいの荷重に抑えるなどの工夫がされることもある。そうであればEnterキーは比較的軽く設定されているはずだが、統一性はなく実際はかなりバラツキがあるようだ。

製品 ノート概要 メインのキー(Gとする) Enterキー
(最も軽い箇所の場合)
XPS 13-9300 2020年の13.4インチノート 63 g 57 g
Vostro 15-5590 2019年の15.6インチノート 60 g 56 g
XPS 13 7390 2-in-1 2019年の13.3インチ2-in-1
※磁気浮遊式(MagLev)キーボード
54 g 40 g
Inspiron 13(5390)Wi-Fi 2019年の13.3インチノート 62 g 65 g
Latitude 5500(P80F) 2019年の15.6インチノート 60 g 61 g
Latitude 5300(P97G) 2019年の13.3インチノート 64 g 62 g
Vostro15-3581 2019年の15.3インチノート 58 g 64 g
Vostro 14 (3481) 2019年の14インチノート 58 g 50 g
Inspiron 17R(5721) 2013年の17.3インチノート 73 g 68 g
XPS 17(L702X) 2011年の17.3インチノート 69 g 65 g
XPS 17(L701X) 2010年の17.3インチノート 69 g 60 g
Inspiron 13z(N301Z) 2010年の13.3インチノート 62 g 68 g
Inspiron Mini 10v 2009年の10.1インチ・ミニノート 59 g 63 g
製品 テスクトップ向けキーボード メインのキー(Gとする) Enterキー
(最も軽い箇所の場合)
KB216d 2019年~、DELL付属キーボード 62 g 67 g
KB216t 2015年~、DELL付属キーボード 57 g 62 g
SK-8165 2011年・XPS 8300付属キーボード 55 g 50 g
G105 ロジクール・ゲーミングキーボード 57 g 55 g
K270 ロジクール・エントリー 68 g 67 g
K240 ロジクール・エントリー 58 g 59 g
OWL-KB109BM ⅡR オウルテック・赤軸メカニカル 55 g 50 g

※備考: 自己処理的な情報なので、まじまじと参考にされても困る。見え方は同じ。

Latitude 7410 2-in-1も同じかと思いきや、微妙に違う

13.3インチノートの、Latitude 7310 2-in-114インチノートのLatitude 7410 2-in-1も同じキーボードだと思って詳しく追求しなかったのだが、後日、Latitude 7310 2-in-1と並べた写真をみたら、どうもLatitude 7410 2-in-1のほうが ” 幅がある ” ことに気がついた。撮影角度の問題かと思ったが、やっぱりそうでもないみたい。明らかに違う・・。

もう一度、キー配列を確認してみよう。電源ボタンのところはオプションによる違いなので、それはスルーしてよし。

13.3インチノートの、Latitude 7310 2-in-1今回メインと被写体となった13.3インチノートの、Latitude 7310 2-in-1。

Latitude 7410 2-in-1。撮影は別のカットこちらは14インチノートのLatitude 7410 2-in-1。撮影は別のカットなのでキーボードの幅は比較できないが、キーの配列、キーの形状は全く同じ。(Latitude 7410 2-in-1の幅を測っていなかったのが後々の失敗)

Shiftの印字位置が微妙に違う唯一、違いを発見したが、Shiftの印字位置が微妙に違うだけだった。しかし同じだと思ってしくじったな・・。

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DELLは、「顧客満足度調査 2019-2020年 ノートPC部門2年連続1位」  ※出典-日経コンピュータ 2019年8月22日号 顧客満足度調査より

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